自転車がふらつく原因は?安定性を高めるには?

このブログは広告リンクを含みます

サイクリングする人たち

おっと!また、ふらついたぞ・・・

なんか最近、俺の自転車、ふらふらしすぎじゃないか・・?

 

自転車がなぜか、ふらつきやすい・・というのは、よく持たれる悩みのようです。

ふたつしかホイールがない乗り物なので、ある程度ふらつくのは仕方がないとはいえ・・

もちろん、できるだけ安定性を高めておきたいところです。

 

なのでこの記事では、自転車がふらつくのを防ぐにはどうすればいい?

そのコツを、いろいろな視点から解説していきます。

「ペダリング」に気をつける

ふらふらっとしやすい、いちばんの原因・・

それがこのペダリングだと思います。

 

ペダリングが大事!というのはある程度以上、自転車をやり込んでいる人にとっては、常識なのかもしれませんが・・

私自身、ママチャリだけに乗っていたころはぜんぜん知らなかったですので、ここではあえて基本的なところから書いてみます。

 

ペダルは、正確に、円の形に動かすものです。

 

え?・・と、もしかしたら思われるかもしれません。

そりゃ、ペダルは足を動かしていれば、くるくると円の形に回るよ・・と。

 

しかし、動く方向だけが円形だけではだめで・・

「力を掛ける方向」も正確に、円の形にしないといけないです。

 

正しく円の形に、力が掛かっていない場合・・

円の形をはずれた力が、自転車をふらつかせる

のです。

 

逆に、正確に円の形にペダリングができていれば・・

脚の力はそのすべてが、自転車を進める「推進力」に変わります。

ので、脚の力が無駄に、自転車をふらつかせたりはしなくなります。

 

ペダリングはそもそも難しいもので、プロのロードレーサーとか競輪選手でも練習を続けるくらい、奥が深いものです。

なのでもちろん私自身、できている!!というわけでもないのですが・・笑

 

しかしペダリングをまったく意識していなかった・・とか、そもそも重要なことさえ知らなかった・・という場合、

実は「悪いペダリング」で無駄になった力が、自転車をふらつかせている!

ということがあります。

 

なのでペダルをできるだけ円の形に動かして、無駄になる力が減るように意識する・・

そういうことでも、自転車がやたらふらつく・・というのはある程度、防げるかもしれません。

ハンドルを、しっかりと「握る」

ペダリングが、自転車をふらつかせることはありますが・・

「ハンドル」のほうが原因で、自転車がふらつくこともあります。

 

自転車はハンドルの操作で、左右に曲がります。

なのでハンドルの安定性が低く、左右にぐらぐら、ぶれていると・・

それは当然、自転車はふらつきますよね。

 

そして、ちょっとした段差とか、地面の起伏とかでハンドルがブレてしまって、
それでふらついている・・という場合はけっこう、多いです。

 

ハンドルをブレさせないためにはもちろん、腕で、しっかりとハンドルを固定するべきです。

腕がちゃんと有効に使えていなくて、ハンドルをちゃんと固定できていなければ・・

もちろん、ハンドルはブレやすくなります。

 

ロードバイクなどでは、手はハンドルに「添えるだけ」と言われることがありますが・・

これを悪くとってしまって、腕でほとんどハンドルを固定できていない状態になる・・というのも、よくあります。

 

では、どうするか?

 

ハンドルがブレないように、しっかり固定すればいいわけです。

ので、ハンドルをしっかり「握る」のが重要です。

手をちゃんと使って、しっかり、安定させるわけですね。

 

ここで重要なのが、腕が力まないということです。

腕全体をリキませて、ガッチリ!とハンドルを握ってしまうと・・

確かにハンドルは動きにくくなりますが、衝撃をしなやかに吸収とかはできませんし、
力みの影響で逆に、自転車が不安定になりかねません。

 

なのでできれば「手」「指」だけに力を入れて、「腕」全体は脱力する

といった状態でハンドルを握るのが、いちばんだと思います。

 

それだと、ちゃんとハンドルを固定しつつも、しなやかにハンドル操作もできますし・・

地面からの衝撃もちゃんといなせますので、段差でやたらとふらつく・・というのも、防げます。

「ホイールベース」に注目する

ロードバイクのホイールを強調

ロードバイクがやたらと、ふらついてしまう場合・・・

もしかしたら、ホイールベースが短すぎる自転車を使っているのが原因かもしれません。

 

自転車、ロードバイクは、不安定な乗り物です。

たった2個の接地点で走っているので、当然ですね。

 

実際には、人間にはかなりのバランス能力がありますし、
高速回転するホイールも、安定するのを助けてくれます。

なので、そう簡単にふらつくものでもなのですが・・

 

たとえば路駐しているクルマを避けるときや、急ブレーキを掛けたとき、すばやく動こうとしたときなど・・

ふらついてしまうことはあると思います。

 

普通に走っていても、なぜか、ふらついてしまうことが多い・・と、
以前の私は思っていました。

 

ふらついてしまうのには、いろいろな原因がありはするのですが、

もし、ホイールベースが短いタイプのロードバイクに乗っているとしたら・・
「ホイールベースの短さ」が、ふらつきやすさを増幅しているかもしれません。

 

ホイールベースについては、この記事で詳しく解説しているのですが・・

ざっくりと説明すると、「前輪と後輪のあいだの距離」のことですね。

これは人間でいうと、足幅のようなものです。

 

足幅を狭くして立っているときと、足幅を広くして立っているとき・・

突然、思いっきり押されたとき、安定して耐えられるのはどちらでしょうか?

基本的には、足幅が広いほうだと思います。

 

自転車も同じで、極端にならない範囲ですと、
ホイールベースが長いほうが安定するのです。

 

ちなみに、車種にもよるのですが、
一般的にママチャリは、ロードバイクよりもホイールベースは長いです。

ママチャリは遅いけど、乗りやすい・・と思われることが多いと思いますが、
実はホイールベースが長いことが影響しているかもしれないです。

 

もちろん、短いホイールベースにもメリットがあります。

というより、ロードバイクはその多くが、ホイールベースが短くなるように作られています。

理由は、レースで重要な「機敏さ」「加速の鋭さ」といったパラメータが、安定性よりも重視されるからだろう・・と思います。

実際に、ホイールベースが長い状態と短い状態をつくって乗り比べてみても、
ホイールベースが短い状態のほうが、明らかに機敏な動きができるのを実感することができます。

 

しかし・・自転車をレースに使わないのであれば、ホイールベースが長い自転車のほうが有利だと、私は考えます。

特別なレベルで、スピードや機敏さを求めないのであれば、
ふらつかないための「安定性」は、なによりも重要だと思うからです。

 

ふらつくことが多いと、事故にあってしまう可能性が上がるかもしれませんし、
そこまではいかなくとも、まわりのクルマや自転車をひやひやさせたり、気を使わせてしまったりするかもしれません。

そのためレースでサーキットを走るのでなく、
街乗りがメインだったり、ひたすらペダルを回して長距離を走ることがしたかったり・・という場合は、
ホイールベースが長い自転車を選んでおくほうがいいのではないか、と思います。

 

もちろん、ホイールベースを変えるのは簡単ではありません。

ホイールベースは基本的に、フレームによって固定ですので、
ステムを伸ばしてハンドルを前に出す・・みたいに、パーツ変更でさくっと変えられるものではないからです。

 

そのため、もし新しくロードバイクを買おうとしている状況であれば、
ホイールベースが長めのものを検討してみるのはアリだと思いますし、

もし、ロードバイクを買い替えようとしているのであれば、
現在のロードバイクよりもふらつきにくくなりやすい、現在のロードバイクよりもホイールベースが長い自転車を、
検討してもいいのではないか、と思います。

 

 

と、書いていくと意外と、マニアックになってしまいましたが・・笑

自転車がやたらふらつく!という場合には、ふらつくような「乗り方」をしてしまっている・・かもしれません。

 

なので「ペダリング」とか「ハンドルの持ち方」といった基本的なところを見直してみると・・

もしかすると、自転車のふらつきはかなり、おさえられるかもしれないです。

 

今回は自転車がふらつく原因や、安定性を高める方法について、重要と思ったことを書いてみました。

関連記事
ブルックスの革サドル「B17スタンダード」の乗り心地の良さ・デメリットなど、5年ほど使った経験をもとに解説しています。
雨降り問題なし・メンテナンスフリーなのに革サドルに迫る乗り心地の「カンビウム」について解説しています。
「ライディングスキル」に関わるすべての記事を一覧します。

 

【SK11 デジタルトルクレンチ】
整備ミス防止の必須ツールです。

Amazon楽天

レビュー記事はこちら
 

運営者:じてまにドクター

 

海岸線沿いのブロンプトン

 
自転車通勤から自転車にハマった、いち自転車マニアです。

【年齢・性別】30歳台、男性

【よく乗るエリア】福岡まわり

【自転車趣味歴】9年くらい

【職業】
現在:企業の産業医
元:総合病院の内科医・研究員

【自転車乗りとしての特徴】
◇貧脚・ゆるポタ勢
◇折りたたみ自転車・輪行大好き
◇フラットペダル派
◇好きな素材はクロモリ
◇全部自分で整備するマン
◇いつかオランダに住んでみたい
 
詳しいプロフィール

TwitterInstagramPinterest
 

よく読まれている記事
サイト内検索
カテゴリー
テーマごと
特殊ページ
最近の投稿
最終更新日ごと

ページの先頭へ