ダブルレバーの、STIと比べたメリット・デメリットと、その魅力


ダブルレバー

現代では、ほとんどのロードバイクに使われている変速レバーは「STIレバー」です。

しかし・・それ以外にも「ダブルレバー」という変速レバーが存在します。

 

ダブルレバーは、STIレバーよりひと時代、前にメジャーであった変速レバーです。

STIと比べデメリットもありますが・・・

自転車生活の中で使い、レースのような走りをしないのであればじゅうぶんに役に立ちますし、
STIなどの手元変速レバーと比較し使いやすい面もあります。

そのため今回は、ダブルレバーに興味がある方に向けて語っていきたいと思います。

 

まずダブルレバーとは「フレームに直付けする」タイプの変速レバーのことです。

左右両側にダブルで装着するので「ダブルレバー」、ですね。
(私の自転車は現在、片方しかつけていませんが)

現代の、握りからそのまま操作できるレバーとは対照的に、
ハンドルから一度手を離して、操作する・・というのが特徴です。

 

昔は変速レバーといえばこのタイプしか無かったようなのですが・・・

STIレバーをはじめとした、現代の手元変速レバーが開発されてからは、
ほとんどの変速機が「手元変速」タイプに変わり、
フレーム直付けの変速レバーはマニア向けのレトロな品、となってしまっていると思います。

 

私も以前は手元変速のレバーを使っていたのですが・・・

たまたま自分の使っていたフレームにダブルレバー用の台座があったので、興味本位でダブルレバーに換えてみました。

すると思いのほか使いやすく・・・
自分の用途だとむしろこちらの方が使いやすいのではないかと感じ、もうかなりの期間このレバーを使用しています。

 

ちなみに私は、SHIMANOの「SL-7900」という変速レバーを使っています。

 

シマノの10速対応ダブルレバー

 

これは「10速」に対応したダブルレバーで、
カチ、カチという変速感が気持ちよく、なかなか気に入っています。

 

もし、お持ちのフレームが鉄ではなく、軽合金(アルミなど)の場合は、

シマノの10速対応ダブルレバー 軽合金用

こちらのほうが対応となるようなので、ご注意ください。

 

 

では、ダブルレバーはどのような点が優れているのか、なのですが・・・

まず、STIレバーは、カチ、という1操作で1段ずつ変速すると思います。

それはいいのですが・・・
このタイプは、レバーを大きく動かすことにより「カチカチカチカチッ・・」と何段でもいっきに変速することができます

いちばん軽いギアからいちばん重いギアまでの変速も、一瞬で行うことができ、
たとえば上りにさしかかったときに一度に大きくギアを軽くしたり、歩道から車道に出たとき、スピードを上げるため一気にギアを重くしたり、といったことが簡単にできます。

一般的には、このような大きな変速はフロントギアの仕事だとは思いますが・・・

ダブルレバーであれば、リアだけでこういう変速に対応できてしまいます。
(そのため私は結局、フロント変速機は外してしまい整備が楽になりました。もちろんフロントも使うのもありで、選択は人によると思いますが・・)

 

次に、意外なメリットとして、レバーの角度により、現在のギアがひと目でわかります

STIレバーなど手元変速レバーでは、インジゲーターなどを備えた一部の製品を除き、現在のギア段数がひと目ではわかりにくいです。

 

また、変速レバーをハンドルにつける必要がなくなるため、
変速機のことを気にせず、好きなブレーキレバーを装着することができます。

STIレバーですと選択の余地はほとんどありませんが、見た目や握りやすさなどから好きなレバーを選ぶことができるようになります。

ちなみに一例として、私はSRAMの「S500」というレバーを使っています。
ブレーキレバーの支点がSTIレバーよりも上のほうにあるので、人差し指一本でも強力にブレーキを掛けられるところが気に入っています。

SRAM S500

 

ダブルレバーのデメリットについてですが・・・

当然ではありますが、一度ハンドルから手を離して操作する必要があるため、
慣れるまでは操作しにくいです。

また、ブレーキを掛けながらや段差を越えながら、などといった状況で操作をするのは難しく、落ち着いた状況でしか変速できなくなります。

そのためレースなどにはまったくの不向きだとは思います。

 

また、数秒に1回など高頻度で変速し、ケイデンスを一定に保つ、といった乗り方をする場合には、この変速機タイプは向かないと思います。

変速タイミングや頻度は人によって違ってくるとは思いますが・・・

参考までに、私は「おじぎ乗り」という乗り方のメソッドを参考にしており、
その乗り方では頻繁な変速をよしとせず、脚の回転数アップや出力アップにより対応することが勧められるため、
頻繁な変速をしにくいダブルレバーでも、デメリットが少ないです。

 

なお、一応の追記ですが、ダブルレバーを装着するためにはフレームに台座が必要であるため、
台座が無いフレームでは、装着することは基本的にできません
(台座を後付けするパーツもあるようですが)

 

市販の完成車で、ダブルレバーを採用している自転車はほとんど無く、
基本的に手元変速レバーのほうが便利ではあるため、わざわざダブルレバーに変えたほうがいい方は限られてくると思うのですが・・・

人とは違うものが好きであったり、あえて古い機材・システムを使うことにロマンを感じたり、といったタイプの方であれば、
ダブルレバーという選択は、自転車趣味をより充実させる良い選択となるかもしれません。



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運営者:じてまにドクター

 

海岸線沿いのブロンプトン

 
自転車通勤から自転車にハマり、その後も自転車のある生活を楽しみ続けている、いち自転車マニアです。
 
【年齢・性別】30歳台、男性

【居住地域】九州のどこか

【自転車趣味歴】7年程度

【方向性】まったりライド方面

【職業】
元、とある総合病院の内科医・研究員です。

現在は、企業の産業医をしています。

医師目線から運営しているブログはコチラ
(日々のカラダの使い方を整え、痛みや不調の改善を目指すブログです)

【所有自転車】
ブロンプトン:独自の魔改造がほどこされた、超小さくなる折りたたみ自転車です。クルマに常備したり、輪行で旅先に持ち込んだりと使い倒しています。

SURLY CrossCheck:初めてフレームから組み上げたロードバイク系自転車です。ハンドルやタイヤを換装することで、マウンテンバイクモードとかクロスバイクモードとかにチェンジできます。

以上の2台です。

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