NITTOのシートポストって、どう?
品質は?メリット・デメリットは?コスパは・・?
私はNITTOのシートポストを実際に持っていて、もう何年も使い倒しています。
そしてそれ以外にも、NITTOのパーツをいろいろと使っています。
なのでこの記事では、NITTOのシートポストって、実際どう?
という疑問に答えていきます。
目次
「質実剛健」という方向性
まず・・「軽さ」を極限まで求める場合、NITTOのシートポストは向かないと思います。
なぜか?
NITTOという会社のパーツが、そういった方向性を向いていないと思うからです。
まず、NITTOのシートポストのスペックなのですが・・・
株式会社日東 ホームページより引用
こんな感じです。
アルミ製とクロモリ製のシートポストが並んでいますが、
重さはアルミの場合で、200g台後半 - 300gちょうどくらいですね。
そしてこれは決して、軽いほうとは言えないです。
同じアルミでも、軽量化を目指したものだと200gちょうどとか、そのくらいのものも多いですし・・・
ましてやカーボンだと150gくらいとか、そんなものまであります。
なので結構重めで、そしてカーボンシートポストをそもそも扱っていないNITTOだと、
「軽さを極限まで求める」といった方向性の場合は正直、無理があるわけですね。
しかし重さには、メリットもあります。
基本的に工業製品は、重ければ重いほど、頑丈です。
そしてNITTOのシートポストはつくりが良く、剛性も高いです。
なのでNITTOのシートポストは・・
軽さはそこまで求めず、頑丈さや剛性とのバランスがいい品が欲しい
という場合に、良いと思います。
私自身、そういった方向性のアイテムが欲しかったので、
今乗っている自転車のシートポストには、NITTO製品を選んで使っています。
「クロモリ」のシートポストがある
自転車素材の中で、クロモリがいちばん好き!
という方はけっこう、居たりします。
私自身、その一人なのですが・・笑
クロモリは自転車素材でいうと「頑丈さ」に特化したようなタイプの素材です。
そしてクロモリのシートポストも、頑丈であることが期待できます。
クロモリはしなりを持ちやすいので、衝撃吸収性とか、そういった面でも有利かもしれません。
とはいえ・・クロモリのシートポストは、なかなか無いです。
アルミやカーボンのシートポストだと、検索すればいくらでも出てきますが・・・
「クロモリ シートポスト」とでも検索していただければわかるように、
クロモリのシートポストを販売しているのは、TANGEとか、ラレーとかの一部のメーカーだけです。
そしてNITTOも、クロモリシートポストを作るメーカーのひとつです。
NITTO S84シートポストはクロモリシートポストの中でも、比較的リーズナブルな価格で手に入り、
しかも頑丈、剛性高い・・となかなか高性能な逸品です。
私自身も現在、ロードバイクにはこれをインストールしています。
まあ、これには「重い」というデメリットはあるので、万人におすすめの製品ではないですが。。
NITTOのシートポストは決して軽くはないですし、軽量化やレースを目指す方向性にはあまり合わないかな?と感じますが・・・
しかし方向性さえ合うのなら、そんなに後悔することにはならない選択なのでは?・・と、思います。