長いステムにメリットはあるか。速くなれる?乗りにくい?


長いステム

ステムの長さは、ロードバイクなどの自転車で「ポジション出し」をするときの、
最重要ポイントのひとつです。

 

そしてもちろん、「長いステム」を使う・・という選択肢があります。

だいたい120-140mmとか、そのくらいのステムですね。

 

しかし長いステムには、長いステム特有のメリット・デメリットとか、注意点とか、
そういうものがあったりします。

 

長いステムを使おうと思うんだけど、どんなことに気をつけたらいいの?

俺(私)に長いステムは、向いているの?

この記事ではそんな疑問に答えていきます。

長いステムと「前傾」の関係

長いステムを装着すると・・まず、ハンドルが遠くなります

 

まあ、これは当たり前ですよね。

そしてこれによる、劇的な乗り味変化がでてきます。

 

まず、前傾が深くなります。

これもまあ、当然ではあるのですが・・・
たった1cm変えただけで、「窮屈」と感じる状態から「ちょうどいい!」と感じる状態に変わったり・・・

もしくは「ちょうどよかったのに、遠すぎになった!」となってしまう場合もあります。

なので1cm単位で、ちょうどいい長さを調整していくべきなのです。

 

で、もちろん良い長さを探していけばいいわけですが・・・

注意点としては・・・

「トップチューブ長」「ハンドルリーチ」と一緒に考えたほうがいい

ということです。

 

トップチューブ・ステム・ハンドル

自転車のハンドルまわりといえば、こんな感じですので・・・

サドルからハンドルの、握る場所までの間に関係するのは、
順番に「トップチューブ長」「ステムの長さ」「ハンドルのリーチ」ですよね。

この合計が、サドルからハンドルまでの距離になるはずです。

 

なので例えばハンドルが近すぎる場合は、ただただ「ステムが短いから!」だけではなく・・

実は「トップチューブが短い」「ハンドルリーチが短い」という場合があるのです。

 

そして、ちょっと複雑すぎるので、ここで多くは語りませんが・・・

この3つのうちどれを伸ばすか?で、車体の特性といったものがけっこう変わってきます。

なのでハンドルを遠くしたいなら、この3つのうち、どれを伸ばすか?と考えるほうが、
とにかくステムを伸ばす!と考えるよりも、バランスがいい考え方になると思います。

 

とはいっても、伸ばすのが一番簡単なのはステム・・というのも、その通りです。

トップチューブを伸ばすにはフレームの交換が必要ですし、
ハンドルリーチを伸ばすには、ブレーキワイヤーの再装着・バーテープ巻き直しなど手間が多いです。

 

とはいえ・・ステムの長さをどのくらいにするのがちょうどいい?と考えるときは、
もうふたつの要素「トップチューブ長」「ハンドルリーチ」も一緒に考え、あわせて調整していくと、
自分に合わない、やたら長すぎるステムにしてしまう・・という、バランスが悪い選択を防げると思います。

長いステムは「安定性」を上げる

長いステムを使うと起きる、もうひとつの大きな変化が・・・

「安定性」が上がる、ということです。

 

長ければ長いほど安定性が上がる・・という場所は、
自転車にいくつかあったりします。

例えばホイールベースとか、ホイールサイズ(直径)ですね。

それぞれ大きければ大きいほど、自転車が安定し、
同じスピードなどであってもかなり、ふらつきにくくなってくれます。

 

そしてステムも、安定性を上げてくれる大事なパーツです。

具体的には、長ければ長いほど、
ハンドルの「軸」と、実際に持つ場所との距離が大きくなりますので・・・

同じ感覚でハンドルを動かしても、ハンドルが動く「角度」が小さくなって、
ハンドルががくっ!と切れることがなくなるんですね。

 

もしくはハンドルが遠くなって、前傾が深くなることそのものも、
安定性アップには有利です。

 

対して・・「機動性」は、下がります

機動性とは・・・
素早くひらひらと自転車を左右に動かす、すばしっこさ的なものですね。

これが高いと、たとえば街中で障害物を避けながら走るとき有利ですし・・・

もしくはロードレースのような状況で、ライバルに抜かれるのを素早くブロックする・・なんてときにも、有効でしょう。

 

と、もちろんここは一長一短で、
どっちが良い!みたいなものではないのですが・・・

安定性を上げたいのなら、長いステム!というのは、
大きな間違いはない選択なのでは・・と思います。

長いステムが「向く」のは、こんなケース!

と、ここまでを考えてみると、
長いステムにしたほうがいい人というのは・・・

前傾を深くしたい、安定性志向の人、ですね。

 

人それぞれ、快適な前傾の深さ・・といったものはあります。

なので今よりもうちょっと前傾したら、快適になれると思う・・というときは、
ステムを少し長くして、少し前傾を深める・・というのは意味があるでしょう。

もちろん、ハンドルリーチを短いものにしたり、サドルをすこし前に出したりして、
前傾はそのままでステムを長くする・・といったことも、可能ではあります。

 

もしくは、たとえばロングライドなどをよくやるのなら、
長時間走っても疲れにくい、安定性志向の長いステム・・というのは、アリだと思います。

 

そして短いステムにも、そっちはそっちで、短いステムなりの良さがあるわけなのです。

なので長いステム派か?短いステム派か?といったものが生まれてくるわけですね。

 

短いステムのメリット・デメリットについては、

 

長いステムと真逆の、「短いステム」のメリット・デメリットを詳しく解説しています。

 

上の記事に書いています。

・・ちなみに私自身は基本的に、長いステム派です。

 

もちろん自分に合った「適切なステム」を使うのが大事で、
ステムを伸ばせば伸ばすほど良い!とかではないのですが・・・

長いステムが身体に合うのであれば、もしかすると乗り味をいきなり数段アップするかもしれませんので、
伸ばしてみるというのも、いい経験になるのではないか・・と思います。

おすすめの「長いステム」はこれ!

そして、長いステムは具体的にどれを選べばいい?なのですが・・・

私自身が現在、自転車に装着して使っているのが、

 

シマノプロの130mmステム

 

この、シマノプロというメーカーの、130mmのステムです。

シマノプロはなかなか品質の良いパーツを作りますし、
自分が使っているこのステムも、しっかりした剛性があり、もちろんガタなんかも全くありませんでしたので、
もし長いステムを探しているのであれば、悪い選択にはならないのではないか・・と思います。

ちなみに私が探した時点では、この「130mm」がこの製品シリーズでは一番長いものでした。

 

同じシリーズのワンサイズ短い、「120mm」のものも挙げておくと、

 

シマノプロの120mmステム

 

これですね。

130mmはかなり長いですので・・長いステムがいいけど、極端ではないほうがいいという場合は、
この「120mm」のほうがバランスがいいかもしれません。

 

 

もうひとつ、別シリーズで良いと思うものを挙げるとすれば、

 

 

 

これです。

「3T(スリーティー)」のステムは私がこれまでいろいろ試してきた中では、
シマノプロと双璧をなすくらい品質がいいと思いますので、これを選んでもいいのではないかと思います。

 

 

ここでは長いステムとして「130mm」のステムを挙げたのですが、140mm、150mmというさらに長いステムも、有るには有ります。

しかし私がいろいろ検索した限りだと、140mmを越えてくるようなステムは、国内Amazonではなかなか売っていなくて、
海外から取り寄せるしか無いことが多いみたいなのです。。

価格も手頃なものは少なく、紹介したステムの、何倍もの値段がする物が多いようです。。

 

もちろん、良いものがもしあるとすれば、もっと長いものを選んでもいいのですが、
簡単にリーズナブルに、長いステムを手に入れたい・・というのであれば、「130mm」を選んでおくのが一番かな、と思います。

あまりに長いステムは、それはそれで乗りにくくなったりとデメリットがでてきますし・・・

 

 

この記事では「長いステム」をテーマに、お話ししてみました。


運営者:ゆう

 

海岸線沿いのブロンプトン

 
自転車通勤から自転車にハマった、いち自転車マニアです。

【年齢・性別】30歳台、男性

【生息地】九州のどこか

【自転車趣味歴】7年程度

【職業】
現在:企業の産業医
元:総合病院の内科医・研究員

【自転車乗りとしての特徴】
◇貧脚・ゆるポタ勢
◇折りたたみ自転車・輪行大好き
◇フラットペダル派
◇好きな素材はクロモリ
◇全部自分で整備するマン
 
詳しいプロフィール

TwitterInstagram
 

カテゴリー
テーマ特集
サイト内検索
最近の投稿

ページの先頭へ