自転車乗りの荷物入れといえば、バックパックやサドルバッグが王道です。
しかし・・・「ファッション」「物の取り出しやすさ」を重視するのであれば、
自転車で使うバッグには、メッセンジャーバッグをおすすめします。
自転車で荷物を持ち運ぶときの、バッグの選択肢には、
バックパック、ウエストバッグ、サドルバッグ、フロントバッグ・・などなど、
いろいろな選択肢があります。
これらの中でおそらく、一般的にいちばんよく使われているのは、
バックパックだと思います。
多くの荷物を運んだり、
両肩にバランスよく背負えるので、身体への負担が少なかったり・・というのが、
大きなメリットですね。
しかし・・どうしても、「野暮ったく」なってしまうのは否めないと思います。
自転車でロングライドに出かけたりするときには、
一般的に言うファッション性などを気にされる方も、少ないとは思いますが・・
自転車で、東京都内のちょっとおしゃれな街に出かけたい・・という場合もありますし、
そういう時に、バリバリの「自転車用」バックパックを背負って行くのは、
もしかすると、ちょっと「ダサい」感じがしてしまうかもしれません。。
私も基本的には、バックパックを使うのですが、
そういう、ちょっとおしゃれな場所に出かけるときには、
「メッセンジャーバッグ」を選んで使うことも多いです。
いくつかのメーカーの品を試したのですが、
私としては、それらの中でも特に「TIMBUK2」の製品がいちばんだな、と感じました。
メッセンジャーバッグは、たとえばアメリカの、
自転車で配達などを行う「メッセンジャー」がよく装備しているバッグです。
あくまで主観的な意見ではありますが・・街中で背負っていても、
デザイン的にぜんぜん「野暮ったく」ならない、と思います。
また、自転車を降りれば、肩掛けバッグとして使えますし、
かんたんに身体の前に持ってくることができますので、バックパックと比べて、
かんたんに荷物を取り出すことができます。
そして、メッセンジャーバッグの大きなメリットとして、
パンパンになるまで物を詰めても、荷物へのアクセスのしやすさがほとんど減らない・・ということが挙げられます。
たとえば、バックパックに荷物をパンパンになるまで詰めてしまうと、
底のほうにある荷物にアクセスするためには、いちど上のほうの荷物をすべて取り出すしかなくなります。
対して、口が広いメッセンジャーバッグでは、バッグ内のほぼすべての場所にある荷物に、かんたんにアクセスすることができるのです。
このように、口がとても大きく開きます。
TIMBUK2の製品であれば、ほとんどのもので、
iPadなどが入れられる仕切りがついています。
そして、メッセンジャーバッグは、防水性能があるものが多いです。
メッセンジャーたちが書類を濡らさないために、防水バッグへの需要があったようで、
それを反映したもの・・のようです。
そのため、特にバッグカバーなどを使わなくても、
雨の中、問題なく走れるような製品も多いです。
(もちろん、防水ではない製品もあります)
デメリットとしては・・やはり、両肩に背負い、
場合によっては腰ベルト・胸ベルトも併用して、安定してしっかり背負えるバックパックと比べると、
片方だけの肩に掛けることになるメッセンジャーバッグは、不安定になりがちだとは思います。
しかし、TIMBUK2製のような質のいいメッセンジャーバッグは、
片方の肩だけでも安定して自転車で背負えるように作られており、
慣れてくると、片方の肩と背中だけで、安定して背負えるようになります。
少なくとも、バッグを背負っているほうの肩だけがすごく痛くなってしまう。。といったことは、
私の場合では起きません。
自転車に乗るときのバッグとしては、「メッセンジャーバッグ」も、
状況によっては、なかなか良い選択肢になり得ます。
バックパックに「ファッション性」や「荷物の取り出しやすさ」を求める場合は、
選択肢に入れてみてもいいのではないか、と思います。