自転車のペダルに、大型でごついペダルを選ぶと、
足を踏み外したり、滑ってしまったりすることが減り、
また、踏む面が大きいので、上りのようにパワーが必要な場面でもぐいぐい回すことができます。
そしてMTB系のフラットペダルは、基本的に、でかいです。
ガタガタ道を走ったり、激しいライディングをしたりしても、
ペダルが滑ってはいけないので、当然かもしれませんね。
そして・・MTB系の大型ペダルは、
日常で使う自転車につけても、足から滑りにくい・・といった特徴が効いて、
しかも、とても頑丈ですので、かなり使いやすかったりします。
MTB系の定番ペダルで、頑丈さや乗りやすさに定評があるものに、
シマノの「セイント」というペダルがあります。
セイントというのは、シマノのパーツの中でも、
ダウンヒルという山を高速で下る競技でも使われるような頑丈さを重視したパーツ群で、
その中のフラットペダル、という位置づけですね。
ちなみに「聖闘士」ではありません 笑
こんなペダルですね。
型番としては「PD-GR500」といったものです。
このペダルの特徴として・・ふつうのペダルよりもかなり、デカいです。
上の画像は、ちょっと小さめのふつうのペダルと、シマノセイントを比べたものですが・・
まあ、言うまでもなくでかいですよね。
これだけでかいと、靴との摩擦力が高く滑りにくいですし、
万一、滑ってしまったとしても、足を踏み外すリスクがとても低くなります。
そのためとても安心して、自転車に乗れるようになるのです。
そして、大きさの副産物として、
足を載せる場所を大きく変えることができます。
素早く足を回すとき、ゆっくり足を回すとき、
上りで強いパワーを出すとき、弱いパワーでじゅうぶんなとき・・と、
状況によって、ペダルのどこに足を乗せるのが一番いいか・・は、微妙に違ってきます。
ふつうのペダルでもある程度、足を乗せる位置を変えることはできるのですが・・
大型ペダルだとよりダイナミックに足を動かして、
最適な重心位置を探ることができるようになります。
そして、このセイントは、頑丈さにも定評があります。
ダウンヒルにも耐えうるよう設計された製品ですので、
当然かもしれませんね。
生活の中や、輪行などでぶつけてしまっても、まず問題ないと思いますし、
しかも頑丈さの副産物として、おもいっきり踏み込んだり回したりしても、
まったく軸が歪まず、力が逃げることもありません。
このペダルは、ピンをたくさんつけて、固定力を上げることもできるのですが・・
私としては、このくらいでかいペダルですと摩擦力もじゅうぶんにありますし、
重心位置を自由に変えられる・・というメリットを活かすため、ピンは装着しなくてもいいかな、と思いました。
そしてこのペダルは、ガチガチの競技にも使われるようなペダルとしては珍しく、
リフレクターを装着することができます。
こんな感じで、別売りの専用リフレクターを装着することができます。
自転車には、いろいろなリフレクターをつけることができるのですが、
「ペダルにつける」タイプのリフレクターは、動くためとても目立ちやすく、クルマから発見してもらう効果がとても高いです。
そのため自分は、ペダルリフレクターは絶対につけておきたい・・と思うので、
リフレクターをつけられる仕様はとてもありがたかったりします。
でかいペダルが良いのか、小さいペダルが良いのか・・については、
向き不向きや好みなどで分かれてくるところだとは思いますが・・・
シマノセイントは、でかくてごついペダルが好みなのであれば、
最強の選択肢のひとつになる、と思います。