オーストリッチのフロントバッグ・・「F-516」って、どう?
ロードバイクなどの自転車に使える、優秀なフロントバッグが欲しい!
そう思っていろいろ探した場合・・
このF-516は定番品ですので、選択肢のひとつになるかもしれません。
しかし、実際にこのF-516を選ぼうかな?となったとき・・
- しっかり固定することはできる?
- 容量は十分にある?
- 使い勝手は?耐久性は?
といったところは、気になるのではないかと思います。
私自身フロントバッグが欲しくて、何にしようかな?と迷っていて・・
迷いまくった挙句に、このF-516を買いました。
そして、選んで正解だった!と思い、
もうかなりの時間、このバッグを使い倒しています。
なのでこの記事では、オーストリッチのフロントバッグ「F-516」って、実際どう?
そんなところを解説していきます。
目次
「収納」まわりは、こんな感じ!
まず、F-516の外観は・・
こんな感じです。
そして、メインの収納エリアは・・
こんな感じで、蓋になる部分を「後ろから前に」びろーんと広げると出てきます。
自転車に乗ったままでアクセスできるので、便利です。
蓋を閉じる機構は、
こんな感じの「ベルクロ式」になっています。
ベルクロなんかで、固定力は大丈夫?勝手に空いてしまったりしない?
と、思われるかもしれませんが・・
面積の広いベルクロだからか、かなりがっちりと固定できますので、
そこは問題ないかな、と感じました。
ファスナー式や金具式などと比べると、より簡単に開閉できますので、
利便性からみても、良い開閉方式だと思います。
この「蓋」部分は・・
こんなふうに透明なマップケースになっています。
紙の地図はもちろん、工夫すればスマホを配置してマップ表示・・とかもできますね。
あとはバッグ前面に、
こんな感じで、追加の収納エリアが2つあります。
ここはちょっとした補給食を入れたり、バッグのレインカバーを入れたり・・くらいはできる程度の容量があります。
・・と、バッグにとっていちばん重要な「収納まわり」は、こんな感じです。
どのくらい物が入る?重さは?どう持ち運ぶ?
実際の運用は、どんな感じ?
どこをどう持てばいい?どのくらいの物が入って、重さはどの程度になる?
を、解説していきます。
まず、どのくらいの物が入るか?なのですが・・
このバッグの容量は8.9Lです。
実際に、物を入れてみると・・
こんな感じです。
入るものの内訳としては・・
- 空気入れ、パンク修理セット、六角レンチなどの工具セット
- 輪行袋、エンド金具などの輪行セット
- スマホ用ACアダプター、モバイルバッテリーなど最低限の電子機器セット
- 歯ブラシ、日焼け止め、常備薬などの自転車旅セット
- レインウェア(薄手のゴアテックスウェア、上半身用のみ)
たとえば私自身が自転車旅に使うときは、上のようなものを詰めるようにしていて、
このくらいの物を入れるとパンパンになりますね。
印象としては「かなりの大容量」「だいたいのものは入る」といった感じです。
しかし・・これに例えば「着替え」を追加するのは無理で、
着替えも持ち運ぶなら、サドルバッグやバックパックなど追加バッグが必要になる・・
ざっくり、そんな感じの容量ですね。
では、このバッグの重さは?
まず、何も入れていない状態で・・
実測で「442g」、でした。
そして上記したようなアイテムたちを、パンパンに詰めた状態で・・
実測し「2406g」・・2キロ半、といったところです。
実際に運用するときは、このくらいの重さになりますね。
それでは・・この重さを、どんなふうに持ち運ぶの?
こんな感じで「肩掛けベルト」が付属していますので、普通に肩掛けして持ち運ぶことができます。
やや細めのベルトではありますが・・
ほとんどの時間を自転車に装着して運びますので、問題ないです。
これ以外の・・たとえば手で直接持つための「取っ手」とかはありませんので、
持ち運ぶ方法は基本的に、この肩掛けベルト一択になります。
肩掛けベルトを短めに持って、片手持ち・・とかも可能は可能ですね。
と、このバッグの実際の運用はこんな感じです。
ハンドルに固定する、ベストな方法は?
このバッグ・・具体的にどうハンドルに固定して、運べばいい?
まず、標準の方法からですが・・
こんな感じで、ハンドルに装着できるベルトが2本ついていますので、
これを使ってハンドルに括り付けることができます。
しかし・・この標準の方法だと「フロントキャリア」が必須になります。
ベルトで2点留めするだけだと、重さでおじぎするように落ちますので・・
支えるために、キャリアが必要になるんですね。
もちろんこの方法でもいいですし、いちばん安定する方法だとは思いますが・・
しかしフロントキャリアの装着には、デメリットもあります。
重くなってしまったり、輪行のとき邪魔になったり・・ですね。
さらにこの方法だと、フロントバッグの着脱のたびに2本のベルトを緩めたり締めたり・・ですので、
そこに「手間がかかる」というデメリットもあります。
なので私自身としての、おすすめの方法は「リクセンカウル化」です。
フロントバッグのリクセンカウル化というのは、ド定番の方法ではあるのですが・・
まず、バッグにこういった「アダプタープレート」を装着し、
この「アタッチメント」をハンドル側に装着して、ハンドルとバッグをがちっ!と連結する方法ですね。
リクセンカウル化はすごく優秀な方法で、バッグはワンタッチでバチン!と装着できますし、
外すときもレバーをちょいと引けば、さっと外れてくれます。
かつ、「垂れ下がり」が起きにくい特殊なシステムになっていますので、
ちゃんとしたアダプターの装着ができていれば、フロントキャリア無しでも安定してくれます。
とはいえアダプターを「バッグの布に」直接固定すると、バッグの強度不足が問題になってきますので・・
ちょっとマニアックにはなりますが、私自身の場合は上の記事で解説している、
「分厚いプラスチック板を、バッグの芯にする」方法を使っています。
少し、手間はかかりますが・・
そのかわり圧倒的に安定しますので、かなり気に入っている方法です。
「純正のリクセンカウルバッグ」といったものも、有るには有るのですが・・
調べてみるとわかるかもしれませんが、価格がF-516の倍以上・・とかなりコスパが悪化しますので、
私自身としてはリクセンカウルバッグが欲しいなら、F-516をベースに自作するほうがいいかな・・と感じます。
他にもいろいろ探してみると、「フックキャリア」をバッグに装着する方法、といったものも有ると思いますが・・
この方法は耐荷重が2kg程度しか無いとのことで、耐荷重不足になってしまうな・・思い、私は不採用としました。
重量オーバー状態で使っていて、フックキャリアが破断した・・という例も、探せばあったりしますね。
と、フロントバッグの「固定方法」は使い勝手をおもいっきり変えてしまう、大事なところですが・・
工夫して、しっかり安定する方法を実現できていれば、
長時間のライドでも、バッグが垂れ下がる・・!とか気にすることがなくなります。
ので、いろいろ試行錯誤する価値があるところだと思います。
個人的に「最強のフロントバッグ」だと思います!
と、いろいろお話ししてみましたが・・
フロントバッグには、山ほどの選択肢があるのですが、
その中でもこの「オーストリッチ F-516」は私としては、最強のフロントバッグなのでは?と思うほど気に入っています。
こんな感じで、正面には大きいリフレクターも配置されていますし・・
(灰色のラインがリフレクターで、しっかり反射してくれます)
こんなふうに「芯」になるプレートが3枚入っていますので、
フロントバッグで問題になりやすい「型崩れ」もそうそう起きないです。
ロードバイクなどの自転車に使うフロントバッグ、どれがいいかな?
と、迷っているとすれば・・
この「オーストリッチ F-516」はそう大きな間違いにはならないのでは・・と思います。