リクセンカウル化フロントバッグの作り方と、「垂れ下がり」を防ぐ固定のコツ

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バッグに入ったプラスチック板

フロントバッグの「リクセンカウル化」は、定番中の定番です。

 

リクセンカウル社は、バッグなどを「自転車に装着するアダプター」といったもので、すごく有名です。

リクセンカウルのアタッチメントは、ワンタッチで着脱できて、しかもがっちり固定できる・・と優秀で、
私もフロントバッグに採用しています。

 

そしてフロントバッグは、垂れ下がります。。

 

フロントバッグを使っている方なら、
ここは一度は、悩んだことがあるのでは・・と思います。

フロントバッグは重いですので、何時間も走るうちに、
おじぎをするように落ちてきてしまうんですよね。。

そして垂れ下がると、見た目が悪いだけでなく、
フロントホイールと干渉してしまい、場合によっては危険でさえあります。

 

私自身は「リクセンカウル化」したフロントバッグを使っていて、
リクセンカウルのアタッチメントで、バッグを装着しているのですが・・・

リクセンカウル化したフロントバッグを使って、しかもそこに「ひと工夫」を加えると、
ほとんど垂れ下がらない、私としては理想的なバッグ・システムができあがりました。

 

フロントバッグのリクセンカウル化は、どう作るの?

そして垂れ下がらないフロントバッグは、どう実現するの?

この記事ではそのあたりに関して、お話ししていきます。

フロントバッグのリクセンカウル化、基本的なこと

まず私が、リクセンカウル化フロントバッグを作るのに使ったのは・・・

このフロントバッグに、

 

この、バッグに装着できるアダプタープレートを装着して、リクセンカウルに対応させ・・・

 

自転車側に、このアタッチメントを装備して、バッグを装着できるようにする・・・

という組み合わせです。

まあ、定番中の定番だと思います。

 

バッグとアダプターを組み合わせると、

バッグとアダプターを組み合わせ

こんな感じになります。

 

こんな感じで装着したアダプタープレートに、

自転車に装着されたアダプター

自転車側に装着した、こういうアタッチメントを組み合わせることで、

F-516を装着

こんな感じで、バッグを装着できるわけです。

 

と、ここまでは特に、難しいところもないと思います。

普通にアイテムを揃えて、ふつうにバッグに穴を開けて装着すれば、できあがります。

 

なのですが・・・

このままだと布に直接、アダプタープレートを装着することになりますので、
強度不足が起きやすいです。

バッグの背面の「布」だけで、アダプター部分にかかる重さ・・つまり、バッグのすべての重さを、
一手に受け止めることになるんですね。

 

当然、5kgくらいのバッグを載せた状態で毎日毎日、何時間も走り続けたり、
段差の衝撃を受け続けたりすれば・・・

バッグは型崩れして、「垂れ下がり」が起きてしまうのも不思議ではないのです。。

 

なのでここからは私なりに、バッグの「強度」を大幅アップして、
型崩れとか垂れ下がりとかをちゃんと防げた方法を、解説していきます。

「頑丈なプラ板を芯にする」と、補強できる!

まず、用意するものとしては・・・

こんな感じの、プラスチック板です。

 

何のへんてつもない、安価なものですね。

厚さとしては私は、「2mm」のものを選びました。

このプラスチック板を、バッグの背面に、アダプタープレートで挟み込むように設置し、
バッグの「芯」とするのです。

 

まず、このプラスチック板を・・・

プラスチック板をカット

こんな感じでちょうど、バッグの背面にフィットするサイズに、カットします。

 

カットは、きれいに切れるのなら、何で切ってもいいと思いますが・・・

私の場合は、これを使いました。

金属用ののこぎりですが、プラスチックも普通にカットできますし、
しっかりした鞘もついていましたので、保管もしやすいです。

金属のこぎりは、例えばパーツのカットに使うこともありますので、一本あると普通に便利です。

 

きれいに、バッグに入る形にカットしたら・・・

プラ板に印を

こんな感じで、アダプタープレートを合わせた状態で、穴を開けるべき場所をマークします。

印をつけたプラ板

こんな感じになりますね。

 

印をつけたら実際に、穴をあけていきます。

私の場合はこういう「電動ドライバードリル」を使いました。

この製品は「有線」なので、バッテリーが気にならずしかも強力なので、
これも1本持っておくと家のDIYなんかも含め、いろいろな用途に便利です。

 

これを使って・・・

プラ板に穴あけ

こんな感じで、つけた印にあわせて穴をあけていきます。

穴の位置がわずかでもずれると、また開け直しになりますので、
できるかぎり正確に穴をあけましょう。

 

ドリルのサイズは、場合によって変わってくるかもしれませんが、
私の場合は「5mm」のドリルがぴったりでした。

5mmのドリルがいい

ボルトがちょうどはまる

こんな感じで、切り離したほうのいらないプラ板に実際にいろいろなサイズの穴をあけてみて、
テストをするといいと思います。

 

4つ、穴を開け終わると・・・

4つ穴があいたプラ板

こんな感じになります。

 

ここまでできれば、バッグに穴を開ければOKです。

バッグに穴あけ

こんな感じで、バッグの背面にプラ板を配置した状態で、
それに合うように、錐かなにかで、バッグに穴をあけます。

バッグに穴あけ

こんな感じで4つ、穴あけが完了したら、
あとはプレートを装着するだけですね。

アダプタープレートがついたバッグ

これにて、完成です。

 

裏側から見ると・・・

プラ板が芯に

こんな感じで頑丈なプラ板が、アダプタープレートに固定された状態で、バッグの「芯」になってくれますので、
バッグの布だけで重さを受け止める状態に比べればはるかに、安定します。

このままの状態だとすこし、プラ板が浮いてしまったりはするのですが・・・
重くなるくらいにたっぷり荷物を入れれば、このプラ板も荷物でがっちり固定されますので、問題ないです。

 

私はこの方法を使わず、リクセンカウル化バッグを使っていたときは、
布だけだと不安定だし、すぐ垂れ下がるし、微妙だなぁ・・と思っていたのですが・・・

この方法を使うようにしてからというもの、垂れ下がりはほぼ完璧に解消され、
すごく快適なフロントバッグ運用ができるようになりました。

 

フロントバッグのリクセンカウル化、具体的にどうする?

バッグの「垂れ下がり」は、どう解消できる?

と悩む方の、参考になればと思います。

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【年齢・性別】30歳台、男性

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【自転車趣味歴】7年程度

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現在:企業の産業医
元:総合病院の内科医・研究員

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◇サイクリングロードマニア
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◇好きな素材はクロモリ
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