雨の日に、濡れるからだの場所としては、靴がいちばんやっかいです。
下半身(ズボン)は、濡れても、わりとすぐに乾きます。
上半身(ジャケット)は、何枚も着込んだ場合はなかなか乾きませんが、やはり時間がたてば乾きます。
髪の毛が濡れるとかなりつらいですが、やはり、時間がたてば乾きます。
しかし、靴がぐっしょりと濡れてしまうと、その日のうちには乾いてくれません。
履き替えでもしないかぎり、その日は一日中、びしょびしょの靴で不快な思いをしながら過ごさなければいけませんし、
次の日も乾かないことが多いです。
足元の冷えは、風邪の原因になりやすいので、そういう意味でもやっかいですね。
そのため雨の日に自転車に乗る場合は、靴の濡れ対策がとても重要なのですが、
「防水スプレー」は、とても有効な手段のひとつです。
まず、なにより手軽です。
一ヶ月に一回程度、てきとうに振りかけておけば、それでじゅうぶんな効果が得られます。
それさえしておけば、それ以外に何かする必要もなく、
いつもの靴が、防水効果を発揮してくれます。
効果も、完璧に雨を防ぐとはいかないのですが、なかなかに強力です。
ぱらぱら降り程度の雨であれば、1-2時間程度走り続けても、靴の中が濡れることはあまりありません。
(状況によって差は出ると思います)
上の画像は、実際に私が、防水スプレーを振った靴で1時間程度、雨の中を走ったあとの靴なのですが、
しっかりと、水をはじいているのが見てとれるのではないか、と思います。
ちなみにこの状態で、靴の中の靴下はまったく濡れてはいませんでした。
防水スプレー無しだと、なんの防水効果もない靴なので、数分で浸水してしまうのですが・・・
かなりの違いです。
完全な防水効果は無いため、さすがにザーザー降りの中を走り続けたり、水たまりに足をつけたりすると、
いっぱつで浸水してしまうのですが・・・
そのため一ヶ月に一回程度、スプレーを振りかけておくことさえすれば、
軽い雨程度であれば、靴が浸水することが基本的になくなります。
防水スプレー以外に、「靴に防水カバーをかける」という方法もあります。
これは私も使う方法ですが、手間がかかりますので、
ザーザー降りの中をあえて自転車で出ていく、という場合しか、私は使わなくなりました。
そんな機会はあまり無いのですが・・・
また、ゴアテックス製などの「防水靴」を使う、という方法もあります。
「防水靴」は、防水スプレーをかけた靴とくらべても、防水カバーをかけた靴くらべても、
格段に防水性が高いです。
雨の中、なんとしても靴への浸水を防ぎたいのであれば、これ一択かもしれません。
しかし防水靴は、たとえゴアテックス製であっても、普通の靴と比べるとかなり蒸れます。
また、普通に比べると、とても高価です。
デザインが良い靴も少ないです。
そのため、日常的な靴の防水であれば、
手間やデメリットが少ない、防水スプレーがもっとも良いのではないか、と思われます。
防水スプレーにもさまざまな製品があるわけですが、
私が何種類か防水スプレーを使い比べた結果、もっとも優れていたのはコロンブス社の、アメダスという製品です。
これを、一ヶ月に一回程度、使っている手持ちの靴に振りかけておけば、
あとは、何もする必要はありません。
それだけで、いつものお気に入りの靴を履いて生活するだけです。
それで、いざ雨が降ってきた!という場合には、しっかりと雨を弾き、快適な靴を保ち続けてくれます。
当然、自転車に乗っているときだけでなく、ふつうに雨の中を歩くときでもメリットは発揮されます。
傘をさしても、足元は濡れてしまうことが多いですので。。。
雨の日も自転車に乗る人は、靴の濡れ対策のため、
防水スプレーを試してみてはいかがでしょうか。