振れ取りに必須の工具まとめ!これだけあれば大丈夫!

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振れ取り用の工具たち

よし、ホイールの振れ取りをやってみよう!

でも・・工具、なにを揃えたらいいの?

 

「振れ取り」はどんな作業をすればいいのか、具体的にわかりにくい作業です。

そしてそのために何を揃えたらいいのか?も、わからなくなりがちです。

 

私自身は特に、ショップのプロとかいうわけではない、単なる趣味人なのですが・・・

それでももう何度も、自分で揃えた工具で振れ取りをやっています。

そして振れ取りに必要な工具は「これと、これと、これ」があればいい・・というのも、把握できました。

 

なのでこの記事では、振れ取りやったことないけど、やってみようかな・・という方を対象に、
どんな工具を揃えればいいのか?を解説していきます。

「振れ取り台」がまず必要

まずは振れ取りの、いちばんの基本アイテムになる「振れ取り台」です。

FT-1の外観

こういったものですね。

 

実際に、ホイールをセットすると・・・

ホイールをセットしたFT-1

こんな感じになり、この状態で振れ取り作業をしていくわけです。

 

こうホイールをセットした状態で、ホイールをくるくるーっと回して、
ホイールが歪んでいる場所・・つまり「振れている」場所を探していくわけですね。

 

この振れ取り台は、振れ取りには必須です。

一応、振れ取り台を使わずにホイールを自転車につけたままで、うまいことやる方法もあるのですが・・・

その方法だと「縦振れ」「センター出し」が出来ないとか、細かい調整が難しいとか、作業がしにくいとか・・・
デメリットがかなり多くなりますので私としては、おすすめしないです。

 

どの振れ取り台がいいのか?なのですが・・・

特にこだわりがなければ、この「ミノウラのFT-1」が、いちばんバランスがとれた選択になるのではと思います。

モノによりますが、振れ取り台は2-3万円とか、それ以上とかの値段がすることが多いところを・・

このFT-1だと「1万円前後」とかなりリーズナブルです。
(価格は時期などにより変わりはしますが・・・)

 

そしてそのぶんプラスチックが多用してあったりとか、ちょっと安っぽい見た目だったりとか、デメリットも有るには有るのですが・・・

個人が整備に使うぶんにはまったく問題ない性能ですし、
耐久性てきにも、5年ほど使っていますが致命的な破損なく使えています。

逆にすごく高価な振れ取り台でも、金属製パーツが増えたり、デザインが洗練されたり・・というメリットはあるのですが、
「振れ取りをする」という基本的なところにおいては、このFT-1でもじゅうぶんに満たしていると思います。

 

そしてこのFT-1だと「センターゲージ」がついてくるのも、ポイントになります。
(紹介したものにはついていると思いますが、時期などによって変わる可能性はありますので、ご確認ください)

「センター出し」は横振れ取り・縦振れ取りに並んで、振れ取りではやるべき作業ですので、
ちゃんと振れ取りをしようとすると、これができる「センターゲージ」も必要になってきます。

 

と、振れ取り台としては、とりあえずコレでいいのではないかな・・と思います。

「スポークテンションメーター」もほぼ必須

「スポークテンションメーター」も、必要です。

TM-1でスポーク挟んでるところ

こんな感じで、スポークを挟み込むことでスポークの張り・・テンションを計測する工具です。

 

振れ取りは、ホイールの変形・・つまり「振れ」を取るのが目的なわけですが・・・

同時に「スポークテンションを揃える」ことも必須です。

ホイールの形だけはきれいになったけど、スポークの張りはめちゃくちゃだった・・なんてことはよくありますし、
もちろんそれだと「バランスのいいホイール」とは言えませんので、その後また振れてくる可能性が上がったり・・と悪いことが起きやすくなります。

 

しかし・・テンションを測るのに必ずしも、スポークテンションメーターは必要ないのでは?

 

そう考えていた時期が、私にはありました。笑

例えばスポークの張りは「手で触る」ことでもある程度わかりますので、それで十分・・という感じですね。

 

しかし結論から言うと、必須です。

確かに手で「けっこう張ってるな・・」「あ、これは明らかに緩んでるな」くらいは分かりますが・・・

人間の感覚はけっこういい加減なようで、手で触って「一周すべて、同じくらいのテンションで揃えた!」と思っていても、
メーターで測ると1割 - 2割ほどもばらついていた・・みたいな感じでした。

 

私のような素人に、プロレベルの振れ取りなんてのはできないわけですが・・・

それでも最低限、スポークテンションがバラバラ・・なんて振れ取りをしないためには、
スポークテンションメーターは必須!と思ったものです。

 

具体的な製品としては、

パークツールのスポークテンションメーター

この「パークツール TM-1」がイチオシです。

これは価格的にリーズナブルで、しかもメーターの類に必要な「変形しにくい、しっかりした本体」も満たしています。

 

価格的にもっと安いものも、あるにはあるのですが・・・

つくりが甘くて、使うたびにぐにゃぐにゃして「メーター」としては使い物にならない・・なんてものも多いですので、
私としてはこの「TM-1」を選んでおくほうがいいのでは、と思いました。

「スポークレンチ」もかならず必要

そして「スポークレンチ」も、かならず必要です。

スポークレンチ

こんな感じのものです。

 

振れ取りをするときは、ホイールについている「ニップル」を回します。

ホイールのニップル

こういった、スポークの端のほうについている部分ですね。

これを回すことでスポークが締め込まれてテンションが上がったり、
逆にゆるめられて下がったり・・となります。

 

そしてこれを回すためには、スポークレンチを、

スポークレンチをニップルにはめる

こんな感じで、ニップルにはめこんで、回すわけです。

 

このニップルを素手で回せる、超絶握力の持ち主でもない限りは・・・
スポークレンチは必須ですよね。笑

 

スポークレンチにもいろいろありますが、おすすめは・・・

パークツールのニップル回し

この「パークツール」のものですね。

 

スポークレンチには回す部分の「精度」が大事で、精度が低いとニップルにちゃんとはまらずに、
回すときニップルを壊してしまう・・いわゆる「ニップル舐め」を起こすことがあります。

そしてこのパークツールのレンチは精度も高く、もうずっとこれを使っていますが、
いまのところ一度もニップル舐めを起こしたことはないです。
(もちろん、これを使えば必ず防げる・・とかまでは言えませんが。。笑)

 

いちおうの注意点としては、スポークレンチを選ぶときは「2面幅」をちゃんと確認するべきです。

2面幅

このニップルの、挟み込むところの「幅」ですね。

ここのサイズがレンチと合っていないともちろん、ちゃんと使うことはできません。。

ノギスなどで測ってもいいですが、ミリ単位のデリケートなところですので、
たとえば「ホイール名 2面幅」などで検索すれば、把握できるかもしれないです。

 

 

「振れ取り台」「スポークテンションメーター」「スポークレンチ」は、振れ取り三種の神器とも言える、それぞれ必須アイテムです。

逆にこの3種類さえあれば基本的には、振れ取りで困ることはないのではないか・・と思います。

なのでもし、まだ振れ取りをやったことないけどやってみたい!と思うのであれば、
ひとまずこの三種の神器は揃えてしまっても、大きな間違いにはならないのでは・・と思います。

パークツールのスポークテンションメーター
パークツールのニップル回し
運営者:じてまにドクター

 

海岸線沿いのブロンプトン

 
自転車通勤から自転車にハマった、いち自転車マニアです。

【年齢・性別】30歳台、男性

【生息地】九州のどこか

【自転車趣味歴】7年程度

【職業】
現在:企業の産業医
元:総合病院の内科医・研究員

【自転車乗りとしての特徴】
◇貧脚・ゆるポタ勢
◇折りたたみ自転車・輪行大好き
◇サイクリングロードマニア
◇フラットペダル派
◇好きな素材はクロモリ
◇ナビデバイスはガーミンウォッチ
◇全部自分で整備するマン
 
詳しいプロフィール

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