自転車で走っていて、怖い!・・と思うような道に迷いこんだことはありませんか?
私は、自転車趣味を始めたばかりの頃に、それなりにあります。
クルマが80km/h越えでびゅんびゅん走るような道や、
狭い道で、大型トラックが自転車のすぐ近くをなんどもすり抜けるような道・・と言うと、
わかりやすいかもしれません。
日本の道路は、自転車が走りやすいようには設計されていないので、
道をあまり選ばずに走ってしまうと、そういった「自転車にとっては危険で走りにくい道」に迷い込んでしまう可能性が、けっこう高いです。
たとえばヨーロッパなどであれば、自転車専用道が整備されているので、
そういったことは少ないようなのですが。。。
そして、【福岡】から【唐津・長崎】方面に向かおうとするときには、
ぜったいに、自転車では入らないほうがいい道が存在します。
福岡から唐津や長崎に向かう道は、全体的に見ると、
海沿いの平坦路で、なかなか走りやすかったりするのですが・・・
その道に迷い込んでしまうと、上に挙げたような、
「自転車のすぐそばを、80km/h越えの車や大型トラックがびゅんびゅん走っていく」ような状況に巻き込まれてしまいます。。
目次
ぜったいに通らないほうがいい道
福岡から唐津・長崎方面に向かうとき、ぜったいに通らないほうがいい道は・・・
「今宿道路」です。
正確には、今宿道路の途中から始まる、唐津まで続く一本道・・ですね。
福岡から唐津・長崎方面に向かうとき、今宿道路のなかでも走りにくい区間へは、
ここから入ることになります。
(地図は動かすことができます)
(ストリートビューは、西南西方向の道に向けています)
上の、「上深江」交差点から、西南西方向に向かう道ですね。
この交差点から先に進んでしまうと・・・
こんな感じで、片側二車線から片側一車線へと極端に狭くなり、
かつ歩道もなくなってしまいます。
しかもこの道は、昔は有料高速道路として使われていただけあって、クルマにとってとても走りやすく、
クルマはどれも80km/h以上でがんがん飛ばします。
(制限速度は基本的に60km/hですが、まず、守られることはないです)
しかも、トラックもとても多いです。。
さらに進んでいくと、こんな危険な道も待っています。。
自転車で走り慣れた方であれば、
上のストリートビューを見ただけでも、ぞっとするのではないかと思います。
上のエリアでは、道は、クルマ一台がぎりぎり走れる幅しか無い片側一車線になっています。
そのためクルマにちゃんとマージンをとって追い抜いてもらう・・ということはできず、クルマにえんえん追い立てられながら走ることになってしまいます。
そんな場所を、大型トラックなどを含めた車両が、
80km/hとかいうスピードでどんどん走ってくるのです。。。。。
しかも橋の上ですので、緊急時の逃げ場さえありません。
もし万一、こんなところで落車してしまったり、ましてやパンクしてしまったりしたら・・・・・・
・・・この道に入ってしまうと、ときどきある「インターチェンジ」のような場所から出るまでのあいだ、
こんな危険な道を、えんえんと走り続けることになってしまいます。。
この道をクルマで走れば、走りやすくスピードも出しやすい道を、
唐津あたりまで無料で走ることができるとても良い道なのですが・・・
自転車にとっては、最悪の道なのです。。。
ちなみに私は、この道を自転車で走ったことはありません。
私はクルマでこの道を通ることが多く、
何度もこの道をクルマから見ていたので、危険度をはっきり認識していたからです。。
ふつうに考えて、ここは、自転車走行禁止にするべきではないかと思うのですが・・・
この記事の執筆時点で、自転車走行禁止ではなく、
特に警告の看板もなく、合法的に自転車で入ることができてしまいます。
入ることは自由ですので、もちろん、止めることまではできないのですが・・・
上に書いたような事情を知らずに、この道に迷い込んでしまう方への注意喚起のために、この記事を書くことにしました。
実際、クルマで走っているときにごくまれに、
ここをロードバイクが走っているのを見るのですが・・・
狭いうえに片側一車線ですので、クルマはぎりぎりを追い抜いていくしか無いです。
そのためクルマにとってもとても追い抜きにくいですし、
自転車にとっても、無駄に危険を背負うことになってしまいます。
私としては、絶対に走らないほうがいいと思います。
かわりに、ここを走るほうがいい
それでは自転車で、福岡から唐津・長崎方面に向かいたい場合は、
どこを走ればいいのでしょうか?
私としては、「唐津街道」を走るのがいいと思います。
正確には、唐津街道を含む一本の道、ですね。
(地図は動かすことができます)
唐津街道は、さきほど紹介した「今宿道路」の北側を、併走するように走る道です。
この道は今宿道路と比べると広く、クルマが遅く、そしてトラックの数が少ない・・と、
自転車で快適に走る条件に、はるかに恵まれています。
速く走りたい車や大きなトラックは、みんな「今宿道路」のほうに流れてしまいこっちに流れてきませんので、自転車にとって快適な状況になっているんですね。
しかも、海沿いの道ですので景色も良いです。
特に晴れの日は、潮風を浴びながら走ったり、
ときどき安全な場所で止まって、壮大な海を眺めたりできます。
そして、唐津街道であれば、特別に危険な道というわけではないと思うのですが・・
場合によっては、危険な道しか無いのであれば、輪行して避けてしまう・・というのも有効な方法です。
私は以前は、どんな道でも自転車だけで進むのが、自転車マニアのあるべき姿だ、などと考えていたのですが・・・
日本には、自転車では走りにくい道が多すぎるので、そういうスタンスだと無駄に危険な思いをしたり、無駄にストレスを貯めてしまったり・・となることに気づき、
最近はもう、ストリートビューによる道選びや、電車・自動車輪行を駆使しまくって、
自転車が走りやすい道だけを走る・・というスタンスに、切り替えてしまっています。
危険を完全に防ぐのは、もちろん不可能なのですが、
そうした結果、前よりはるかに快適な自転車生活を送れています。
福岡から唐津・長崎に向かうときは、
南側の、今宿道路を含む道と、
北側の、唐津街道を含む道との2本がメインルートになるのですが・・・
どの道を走るのも自由ではあるのですが、
私としては安全を考えると、「唐津街道」を含む道を走るほうが圧倒的におすすめだ、と思います。