「飛行機輪行」は、バイク、原付などさまざまな交通手段がある中でも、
自転車だけに可能なテクニックで、
交通手段を持ったままで、簡単に日本中どこにでも行けてしまいます。
旅や観光で、遠い土地に出かける場合に、
飛行機輪行で現地に自転車を持ち込み、
現地を走り回る、という方法をとる方は多いと思うのですが、
たとえば私は先日、所用で羽田空港に行くことがあったため、
せっかくなので、現地のまわりの走り回って楽しもう、と考え、
飛行機輪行で折りたたみ自転車を持っていきました。
通常であれば、行きと帰りの出発空港は同じにするでしょうから、
そのまま帰りも羽田空港から飛行機輪行をして帰るところなのですが・・・
試しにその際、帰りの空港を静岡空港発に設定してみました。
そうすると、「帰りの飛行機の出発日までに、静岡空港まで移動する」という旅経路が自然にできあがり、
東京から静岡までの、なかなか楽しい自転車旅を満喫することができました。
このように、行きの空港と帰りの空港を別々にして、その間の道を自転車で走って楽しむという方法が、
自転車旅の方法としてなかなかに優れています。
通常、飛行機輪行をするときは、空港からあまり離れてしまうとまた空港に戻るのが面倒だったりするのですが、
この方法であれば、帰りの飛行機の出発空港まで旅をするだけですので、
往復する必要がなく、片道だけの旅をすることができます。
このとき、行きの空港と帰りの空港をあまりに離しすぎると移動が面倒になってしまうため、
自転車のみ、もしくは軽い電車輪行のみで行けるくらいの距離にしておくと良いのでは、と思います。
組み合わせとしては、上述の「羽田空港・静岡空港」、
もしくは例えば「伊丹空港・名古屋空港」「福岡空港・長崎空港」といった組み合わせが、
空港間の距離的にちょうどいいのではないでしょうか。
引用:iPhone用アプリケーション「Galileo Map」
© OpenStreetMap contributors
上の組み合わせは、それぞれ私が使ったことのある組み合わせなのですが、
自転車のみ、もしくは軽い輪行の併用で、
どのくらい観光するかなどにもよるのですが、1日-数日程度もあれば、空港間を移動できると思います。
(走りにくい区間もあるため、もし走られる場合は走りにくい場所を輪行でパスする、などの工夫は必要だと思います)
飛行機輪行をするときは、あえて行きと帰りとで空港を別々にすると、
「空港間を自転車で走る」というスタイルの旅ができますので、試されてみてはいかがでしょうか。