自転車で、走るルートを計画するときは、
線路沿いを狙ってルートを引くと、走りやすいルートをさくっと引けることが多いです。
自転車で走るときは、ルートラボなどのツールであらかじめルートを組み、
スマートフォンなどで見ながら走ると、迷わずに進むことができます。
しかし・・・走る距離が長くなればなるほど、
どのようにルートを組めばよいのか、わからなくなってくると思います。
とはいえ、てきとうにルートを作ってしまうと・・・
自転車にとって走りにくい道が多くなってしまったり、
人がほとんど居ないような辺境に、行きたくもないのに迷い込んでしまったりする可能性があります。
そのため私としては、電車の線路に沿うように、ルートを組んでいくのがおすすめです。
線路沿いにルートを組むと、なにがいいのか?
まず、自転車が故障し走れなくなるなどの、
トラブルのとき、輪行でエスケープできるようになります。
線路沿いにルートを組んでいれば・・・
そのルート上のどこで、自転車が壊れたとしても、
ずっと、線路のすぐそばにいるわけですので、
わりとすぐに、駅までたどりつくことができます。
最長でもひと駅ぶん、徒歩で自転車を押して行けば、駅に着けるわけです。
そしてそこから輪行すれば、エスケープ成功!です。
もし、線路から大きく離れた方面にルートを組むと・・・
パンクして、修理に失敗してしまった。。など、自走不可になるようなトラブルが起きた場合に、
たまたま、駅からすごく遠い場所に居たりするかもしれません。
その場合・・・エスケープポイントにたどり着くまでに、
何十kmも、自転車を押して歩く羽目になるかもしれません。
もし真夜中だったり、しかも、どんな動物がでるかわからないド田舎だったりすると・・・
ぞっとするのではないか、と思います。
私は、そういう状況になってしまって、後悔したことがあるわけですが・・笑。
そして、線路沿いにルートを組むことで、辺境に迷い込むリスクが減ります。
よく知らない土地で、よく分からないままにルートを組んで走ると、
いつの間にか山中などの辺境に迷い込んでしまう・・・というリスクがあります。
てきとうに走ったとしても、自転車は道沿いを走るので、
さすがに遭難までしてしまうリスクは低いと思いますが・・
人がほとんど居ないような辺境は、道が広くて走りやすい!と思われるかもしれませんが、
その実、道が空いているゆえにやたら車が速かったり、未舗装路が多かったりして、
走りやすいものではないです。
ですので、快適に移動したい場合には、あまり通過しないほうがいいと思います。
対して・・・線路沿いには、しっかりとした道が多いです。
住居や店といったものも、多い傾向がありますし、
道もしっかりと舗装された、いわゆる「まともな」道が多いです。
そのため線路沿いにルートを組むほうが、
快適な移動をしやすいと思います。
さらに・・・線路沿いの道は平坦であることが多いです。
そもそも、電車は坂に弱い乗り物です。
とんでもなく重いうえに、自転車や自動車のような「ギア」が無いので、
上り坂には圧倒的に向かないのですね。
そして「線路」は、その電車を走らせるために平坦な場所に敷かれることが多いため、
それに沿った道もたいてい、平坦です。
そのため、線路沿いの道を選んでおけば、自動的に坂を避けることができます。
アップダウンに苦しめられることなく、移動できるようになるのです。
もちろん、「峠越えを楽しむ」ことが目的であれば、
坂があっても何の問題もないとは思いますが・・・
速く快適に移動したいのであれば、坂をできるだけ避けるために線路沿いを進むのは、おすすめです。
実際に地図を見ながら、ルートを組んでいくときには、
Google Mapのルート作成機能を活用するのがおすすめです。
Google Mapは、組んだルートを、スマートフォンやGARMINデバイスで使えるデータとして書き出せますし、
ストリートビューを見ながらのルート作成もできますので、個人的にはこの方法がイチオシです。
線路沿いの道を探すことで、
よく知らない土地でも、坂の少ない快適なルートを組みやすくなります。
快適なルートがなかなか組めない。。組んだルートがいつのまにか激坂ばっかりになる。。という場合は、
試してみてはいかがでしょうか。