ボトムブラケット(BB)を締められる、トルクレンチって無い?
・・ボトムブラケットはもちろん、自転車における超重要パーツです。
そして、「締めるべき強さ」が決まっているパーツでもあります。
強すぎるパワーでおもいっきり締めすぎると、固着して外れなくなったりしますし・・・
逆に弱すぎる場合は漕いでいるうちにゆるんできて、トラブルにもなりかねないです。
なのでここは「規定トルク」という、このくらいの強さで締めるべき!という数字が決まっていたりします。
そしてトルクレンチが無いともちろん、規定トルクで締めることはできません。
私自身は以前に、手でちょうどいいトルクで締めようとする・・いわゆる「手ルクレンチ」を試したのですが・・・
ちょうどいい強さで締めた!と思っても実際は、規定トルクの半分も出ていなかった・・なんてこともよくあります。
私自身は「ボトムブラケットに対応したトルクレンチ」を入手し、以後ずっと、ボトムブラケットを締めるときにはそのトルクレンチを使っています。
なのでこの記事では、ボトムブラケットをちゃんと締められるトルクレンチを紹介していきます。
ボトムブラケットにも対応するトルクレンチは、これ!
まず、早速の紹介になりますが・・・
この「SK11 SDT3-060」という、デジタルタイプのトルクレンチです。
トルクレンチにもいろいろな種類がありますが・・・
高価なトルクレンチであっても、「普通のボルト」以外に対応しているものは意外と、少ないです。
そんな中、このトルクレンチは「特殊なパーツ」を追加することで、ボトムブラケットの締め付けにもちゃんと対応してくれます。
特殊なパーツというのは・・・
シマノの一般的なボトムブラケットの「ホローテック2」の場合は、この2アイテムです。
この2つを組み合わせると・・・
こうなって、この状態で・・・
こんなふうに、トルクレンチに装着できます。
この状態で、ボトムブラケットにがっちりとはまりますので、あとは規定トルクで締めるだけです。
トルクはパーツによって違ってきますが、50.0 N・mくらいの強いトルクが指定されていることが多いですので、
体重を掛けてがっつりと締めることになると思います。
ホローテック2だけでなく、ちょっと昔の「カードリッジ式ボトムブラケット」にも対応できます。
その場合だと、ホローテック2用BBツールのかわりに・・・
このカードリッジ式BBタイプのアダプターを使えば、いけます。
これをホローテック2の場合と同じように、装着するだけです。
そしてこのトルクレンチは、ボトムブラケット以外にも「スプロケット」「ペダル」といった他の特殊パーツの締め付けにも、しっかり対応しています。
私も長年使っていますが、自転車で締め付けに対応できない部分はおそらく無いのでは・・と思うほどの、汎用性ですね。
トルクレンチで整備をする!と言いながらも、普通の六角レンチ部分だけをトルクレンチで締めて、
ボトムブラケットといった部分のトルクはノーマーク・・ということはけっこう、多いです。
私自身、しばらくの間、そうでした。。
しかし当然ボトムブラケットも、オーバートルクや締め付け不足によるトラブルが、起きるところです。
なのでもしトルクレンチを持っていない、もしくは持っているけどボトムブラケットには対応できていない・・という場合には、
「ボトムブラケットに対応するトルクレンチセット」を入手しておいてもいいのではないか、と思います。