最強のロードバイクはこれ!
この最強ロードバイクがおすすめ!
・・よく、言われるフレーズだと思います。
もしくは例えば、200万円のあるロードバイクが最強だと言われていたり、
ツール・ド・フランスの優勝者のロードバイクが、最強の一台だ!と言われることもあります。
もちろん、それぞれに一理があるとは思います。
しかし・・
最強のロードバイクはどんなものなのか?というのは、
人によって、ぜんぜん変わってくるものだと思うのです。
性格とか、考え方とか、価値観とか、そういうものですね。
そのあたりは人によってぜんぜん違うわけですので、
最強のロードバイクはどれなのか?なにを選べばいいのか?とかいったものは、全然ひとつに定まらないと思います。
具体的に、どういうタイプの人にとって、どういうロードバイクが最強なのか?
この記事ではそういったテーマでお話ししてみます。
目次
「スピード」を求めるタイプ
ロードバイクは、スピードを出すための自転車です。
まあ、もとがロードレース用の自転車ですので、当たり前といえばあたりまえではあります。
そしてこの「スピード」を、何よりも重視する・・という場合があります。
例えばもちろん、プロとしてロードレースに出たりするのであれば、当然でしょうし・・・
もしくはプロというわけではなくとも、「速く走ることに喜びを感じる」というタイプの場合ですね。
こういう場合にはもちろん、いちばん速いロードバイクが最強のロードバイク!・・と、言っていいと思います。
例えばUCI基準ぎりぎりの、6kg台、100万円以上のロードバイクとか、
もしくはルールとか気にしないケースなら、もっともっと軽いロードバイクとか・・・
または軽さはそれほどでもないけど、空気抵抗を極限まで減らすように作られたロードバイクとか、
TTバーがついたロードバイクとか・・そういったものですね。
具体的な製品として、これ!とひとつに決まるものではないとは思いますが・・・
スピードを求める場合には、その人にとっていちばんスピードがロードバイクこそが最強!
・・ということになると思います。
「快適さ」を求めるタイプ
もっとラクに、疲れずに、遠くまで行きたい・・・
肩こりとか腰痛とかを起こす、身体への振動を最小限にしたい・・・
そういう「快適さ」を重視する方も、多いと思います。
私自身は基本的に、このタイプですね。
この場合はもちろん、快適に走れる自転車がベストです。
具体的には多少重くても、安定するクロモリ(鉄)系のロードバイクとか・・・
もしくはレース基準でみるとかなり太いタイヤを履いたロードバイクとか、そういったもののほうが、
「快適さ」を基準にするなら、優秀になることが多いです。
例えば私自身はかなりの重さがある鉄製ロードバイクに、あえて乗っているのですが・・・
軽量ロードバイク特有の加速の鋭さや、登りのスムーズさといったものは全然無いのですが、
そのかわり安定性が高く、しかも慣性が働きやすいので平地ではむしろ疲れにくくなったりします。
このジャンルだと「ロードバイク」そのものというよりも、
場合によっては「ランドナー」とか「スポルティーフ」とか、そういったタイプの自転車のほうが優秀かもしれないです。
とにかく「楽しさ」を求めるタイプ
趣味でロードバイクに乗るのであれば、このタイプの方が一番多いのかもしれません。
高いパフォーマンスを出す!とか、何百kmも走る!とかには特に興味がなくて、
とにかく趣味として、ロードバイクを楽しめればいい!というスタンスですね。
そしてこの場合だと、最強のロードバイクなんて無い、ということになります。
本人が乗っていて楽しければそれでいいわけですので、
高価なものだろうが安価なものだろうが、レース向きだろうがそうじゃなかろうが、軽かろうが重かろうが、
そんなものは、どうだってよくなるわけですね。
例えば「見た目」だけに注目して、スペックなどまったく調査せずに買った一台が、最強の一台に君臨する・・
なんてことが、目的が「楽しむこと」だった場合にはふつうに起こると思います。
場合によっては、「ロードバイク以外」のほうが良い選択肢になる場合だって、あるかもしれませんね・・笑
「楽しさ」はほんとうに人それぞれですので、ここを目的とする場合には、
このロードバイクが最強?いやこっち?みたいな「最強選び」みたいなものは、
意味をなさなくなってくるな・・と、思います。
現代ですと特に調査とかせずに選んだとしても、ものすごく走りにくいとか、ピーキーな性能だったりとか、
そんなにヘンなロードバイクはあまり売られていないと思いますので・・・
もし「楽しさ」を基準にするのなら、スペックとかあまり考えず、直感で気に入ったものを手に入れる!・・といった感じの考え方が、
意外にも、自分自身にとっての最強ロードバイクを探すための近道にのでは・・と思います。
と、今回は最強のロードバイクは「考え方」によって変わってくる、といったテーマでお話ししてみました。