ページが見つかりませんでした – じてまに研究所 https://jitemani.com Tue, 19 Mar 2024 11:30:08 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=4.9.17 自転車のチェーンにグリスはなぜNG?理由を徹底解説! https://jitemani.com/chain-grease/ Sat, 16 Mar 2024 14:52:23 +0000 https://jitemani.com/?p=5309 チェーンにグリスを注いでるところ

家に、自転車用のグリスがあるけど・・

チェーンがギシギシ言ってるので、そろそろ潤滑したいけど・・

チェーンにグリスって、ダメなの?

 

チェーンには「オイル」を使う!というのは、常識みたいな知識です。

しかし「グリス」というのも、潤滑剤としては優れたものなので・・

グリスじゃだめなの?グリスを使うと不具合でも発生するの?

私自身、自転車を始めた頃にそういった素朴な疑問を持っていました。

 

結論から言うとグリスはチェーンに向かないので、使うべきではないです。

じゃあその具体的な理由は?オイルのほうが優れる決定的なポイントは?

以下、解説していきます。

グリスは「粘度が高すぎる」から向かない

自転車のチェーンに、グリスが向かない理由をひとことで言うと・・

粘度が高すぎる」から、です。

ベトベトしすぎるということですね。

 

グリスはオイルと比べて、粘度が高いです。

なのでそのグリスをチェーンに塗った場合・・

  • 駆動抵抗となる
  • 汚れやゴミを拾いやすい
  • 細かいところまで浸透しない
  • 注油作業をしづらい
  • 薄く注油しにくいので、走ると飛び散ってしまう

こういったデメリットが出てきます。

 

自転車のチェーンというものは、動くための関節の塊ですので・・

そこに粘度の高いものが入りこめば、駆動抵抗になってしまいます。

せっかく掛けたパワーが、わずかながらも吸収されてしまうわけですね。

 

グリスの、とてもベトベトした性質は・・

汚れやゴミを拾いやすくなる、という結果も生んでしまいます。

真っ黒でコテコテの塊になったり、砂利をたっぷり巻き込んだりすると、不具合の原因にもなりかねません。

 

粘度が高いゆえ細かいところまで浸透しない、というのも痛い点です。

隙間だらけのチェーンをすみずみまで潤滑するには、サラサラのほうが良くて・・

ベトベトしたグリスでは、細かいところに十分に入っていかないです。。

 

注油しづらい、も見逃せない点です。

サラサラしたオイルは、スプレーでも滴下でも簡単に注油できますが・・

グリスだとそうはいかず、少しずつ手間をかけて塗る感じになりかねません。

 

そして注油しづらいので、どうしても薄く均一にできず・・

ダマのようになったグリスが走ると飛び散る、ということも起きます。

そして落ちにくいグリスが自転車の各所に飛び散ると・・とんでもなく面倒なことになります。。

 

という感じで、グリスはオイルと比べ高い粘度を持つゆえに・・

オイルではあまり起きない、さまざまなデメリットを引き起こしてしまいます。

そしてこれが、自転車にはグリスではなくオイルが使われる理由になってきます。

グリスの優秀ポイントは?

自転車のチェーンにグリスが、微妙だとして・・

じゃあどんな用途なら、グリスのほうが優れるの?

グリスならではの強みって、何?

 

グリスの、オイルと比べた優秀ポイントは「耐久性が高い」ことです。

前述のようにグリスは、粘度が高いため流れ出しにくく・・

さらには水や汚れへの耐性も、オイルより高いです。

 

なのでグリスは特に封入部分において、よく使われています。

自転車ですと、

  • ペダルなどの締め込み部
  • ホイールのベアリング
  • ボトムブラケットの軸部分

こういった、締め込んだり封じ込めたりする部分で優れるわけですね。

 

逆にそういった場所に、オイルを使ってしまうと・・

サラサラすぎてすぐ流れ出してしまうので、とても微妙です。

特にボトムブラケットなんかは分解も大変ですので、そう何度も潤滑できないのも問題ですね。

 

オイルとグリスにはこんな感じで、長所と短所があり・・

そして「チェーン」だとたまたまオイルのほうが適しているので、オイルが使われている!

そう言えると思います。

チェーンにグリスが使われる領域もある

自転車のチェーンにはオイル!というのは、間違いないと思いますが・・

しかし自転車以外で、チェーンにグリスが使われる領域もあったりします。

チェーンにはどんな場合でもオイル!ではないということですね。

 

具体的にはどんな機械で、チェーンにグリスが使われるの?

  • バイク
  • 工業用の重機
  • 農耕トラクター

こういった物においては、グリスを使うことが多いとのことです。

 

例えばバイクは自転車よりはるかに重く、はるかに速く走りますので・・

チェーンに掛かる負荷も、自転車とは比較にならないほど大きくなります。

なので大きすぎる負担に耐えるため、耐久性の高い「グリス」が選ばれているのでしょう。

 

工業用・農業用の機械も、グリスがよく使われるようです。

これらが使われる環境は、自転車よりもはるかに過酷ですし・・

メンテナンスも、個人の乗り物ほどマメに行うのは難しいでしょう。

なので耐久性を重視し、グリスが選ばれているんだと思います。

 

という感じで、何がベストか?は前提によって違ってきて・・

それがたまたま「自転車」という前提だと、グリスよりオイルのほうが良い!

いろんな人が試しまくった結果、そう落ち着いているのではと思います。

最適なチェーンオイルは、これ!

じゃあ自転車に最適なチェーンオイルって、どれ?

チェーンオイルは値段も性質も違う製品が、山ほど売られていますので・・

最強のチェーンオイルはどれ?ドライ系?ウェット系?・・を、持ちの良さ・手の汚れにくさなどの視点から検討しています。

このブログにおけるおすすめチェーンオイルを、上の記事で解説しました。

 

中でも、

このドライ系チェーンオイルは、とてもサラサラで汚れを拾いにくく・・

それでいて十分な耐久性もありますので、私自身は長いこと愛用しています。

何がいいかな?と迷ったらとりあえず選んで、損はない製品なのではと思います。

 

 

今回は「自転車のチェーンにグリスを使うこと」をテーマに考察してみました。

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風速が何メートルなら、自転車に乗らないほうがいい? https://jitemani.com/wind-speed/ Thu, 14 Mar 2024 03:20:21 +0000 https://jitemani.com/?p=5307 風でバタバタ倒れた自転車

今日は、風が強いらしいけど・・

ニュースで風速、〇〇メートルを越えます!って言ってるけど・・

自転車に乗らないほうがいい風速って、どのくらいから?

 

風は、自転車の大敵です。

これはもう実際に乗っている方に、あらためての説明は不要でしょう。

強風の中走るのは、本当に大変ですよね。

 

とはいえ・・じゃあ、「どのくらい」の風速だと要注意なの?

何メートルならまだ大丈夫とか、何メートルだとヤバいとかあるの?

今日は自転車に乗るか?を判断するとき大事なところですので、この記事ではここを解説していきます。

風速何メートルだと、自転車に乗らないほうがいい?

まずそもそも、風速って何メートルがどのくらいの風なの?

風速の目安

風速の目安

スマート風力の該当ページより画像を引用

目安は、こんな感じになってきます。

 

この目安をもとに、風速何メートルまでなら自転車に乗っていい?を考えてみると・・

  • 10メートル未満:乗って問題ない
  • 10-15メートル:乗らない方がいいかも?と検討する
  • 15-20メートル:乗るのは控えたほうがいい
  • 20メートル以上:絶対だめ。論外。

こんな感じになってくるでしょう。

10メートル未満

風速10メートル未満までなら基本的に、自転車に乗って大丈夫です。

人・構造物ともに、影響はあまり無いと言えるレベルのですので・・

向かい風がちょっとキツいくらいはあるかもしれませんが、まあ問題ないでしょう。

10-15メートル

風速10-15メートルになると、私だったらやめておくかな?という考えになります。

傘がさせないレベルですので、自転車も相当な風力であおられることになり・・

特に車道を走っているときだと、危険度がだいぶアップしかねません。

 

加えて向かい風だと、進むだけでも相当な苦行になりますし・・

風が強い日というのは、そんなに多くないものです。

なので無理して今日行かなくても、別の日に楽しく走ろうかな・・みたいな感じになります。

15-20メートル

風速15-20メートルとなれば私は、乗るのは控えておこう!となります。

転倒する人が出るレベルで、徒歩より不安定な自転車はより危険ですし・・

風に向かって歩けなくなるレベルなので、エネルギー的には徒歩と変わらない自転車もやっぱり進めなくなるでしょう。

 

逆に追い風だった場合もここまで来ると、ブレーキを掛けながら進む感じになりむしろ逆効果です。

なので外を見てニュースを見て、このレベルの風が吹いていると判断したら・・

私の場合はその日は、自転車には乗らない!と決めると思います。

20メートル以上

風速20メートル以上だと私の場合は、自転車には絶対乗らない!と判断します。

何かに掴まっていないと立っていられないという、台風レベルの風ですので・・

自転車だとそもそも、自立すること自体が難しいでしょう。

 

さらに強い風になってくると、木が折れたり物が飛んだりしますので・・

自転車に限らずそもそも、屋外行動そのものが危険になってきます。

なのでそういうレベルの風の中で、私は自転車に乗ろうとは思わないです。

風速って、実際どのくらい?

風速ごとの行動の目安は、そんな感じなのですが・・

実際のところ現実には、日本にはどのくらいの風が吹いているものなの?

ここも解説しておきます。

 

すべての時期について解説するのは難しいので、この記事を書いている今日の全国の風速を調べてみると・・

2024年3月12日の日本の風速

気象庁より引用

こんな感じになっていました。

 

ちなみにこの日は、ちょっと天気が悪いながらも・・

特に強風のニュースとかも無い、至って普通の日だったと思います。

 

マップから、各地の風速はどのくらいか?をまとめてみると、

  • 10メートル未満のエリアが、8割くらいの地域を占める
  • 10-15メートルのエリアも、1-2割はある
  • 15メートルを越えるエリアも、わずかながらある

こんな感じになってきます。

 

つまり、この記事に書いてきた情報も絡めてまとめると・・

自転車に乗るのはほとんどのエリアで問題ない、けど一部控えたほうがいいところもある

なので基本的には風を気にせず出掛けていいけど、強風の日やエリアじゃないか?は一応注意したほうがいい・・という感じになるでしょう。

風速の速い場所をできるだけ避けるには?

その日が、風速の速い日だったとしても・・

風速は走る環境によっても変えられますので、それも大事な視点です。

 

予報での風速が、10メートル程度だったとしても・・

実際に自分が受ける風速は、5メートル程度に落ち着いたり15メートルを越えたりすることがあります。

なので少しでもラクに走るためには、風速ができるだけ小さくなる場所を選びたいところです。

 

まず、風速が速くなりがちな環境を挙げてみると・・

  • サイクリングロード
  • 海岸線沿い
  • 山間部

こういった場所になってきます。

風を遮る構造が無い、狭い場所への吹き込みで風が速くなるといった条件を満たすと、風速は速くなりがちですね。

 

 

もしくは風が吹いているほうに向かって出かけるというのも、影響を軽くするには有効です。

たとえば自分の住んでいる場所では、今日は風が北から南に向かって吹いているので・・

じゃあ南に向かって進む!とすれば追い風となり、とてもラクになります。

 

風向きはたとえば、Yahooの風予測マップといったもので確認できます。

Yahoo風予測マップ

Yahooの風予測マップより引用

この記事を書いている時点では、こんな感じになっていました。

もちろん100%当たるわけもないのですが、十分参考にはなります。


今日は楽しむぞ!と意気揚々と、自転車で出かけたとしても・・

速すぎる風速でボロボロにされると、むしろ苦行になってしまうものです。

なので風速もしっかりリサーチして、楽しいライドを実現したいものです。

 

向かい風に何とか対処する方法は、

向かい風、強すぎ!自転車がぜんぜん進まない。。を何とかするための、服装などのいろいろなコツを紹介しています。

上の記事でも詳しく解説していますので、こちらも参考になるかもしれません。

 

今回は自転車と風速をテーマに解説してみました。

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自転車で、向かい風にイライラしないためのスキル・工夫のしかたを紹介! https://jitemani.com/travel017/ https://jitemani.com/travel017/#respond Thu, 14 Mar 2024 03:02:46 +0000 https://jitemani.com/?p=1356 強風

さて・・今日はひさびさの休みだ!
予定していたサイクリングに出かけよう!

ワクワクしながら家を出て、
いざ、自転車で走り出すと・・・

 

・・風が強くて、自転車が進まない!!

 

よく、あることだと思います。

 

「風」は、雨・坂と並び称される、
自転車三大天敵のひとつです。

 

クルマやバイクなら、エンジンの圧倒的パワーがありますので、気にもならないものですが・・・

1馬力も無いような人間のパワーだと、
強い向かい風の中、走るのはなかなか、つらいものですよね。

風の程度によっては、ふらついてしまって危険だったりもします。

 

そして風は、避けるのがなかなか、難しいものです。

これが「雨」なら天気予報で、当日は晴れか?雨か?くらいなら、かなりの確率でわかります。

なので当日の降水確率が高いなら、その日のライドは延期!とかすればいいのですが・・

 

風は、天気予報でもなかなか正確には予測できないものです。

そういう面では、雨よりやっかいかもしれません。

 

しかし向かい風は、いろいろと対策をしていけば、かなりのレベルで影響を抑えられたりします。

以下、「向かい風の対策方法」をいろいろな面から、解説していきます。

風の吹く方向を、あらかじめ予測する

風が吹いてくる方向を、あらかじめ予測することができれば・・

「向かい風になってしまう確率」を、下げることができます。

 

もちろん、風を完全に読むのは無理なのですが・・・

ある程度、予測することはできます。

 

たとえば・・

夏は「南から北に向かって」吹くことが多いものです。

 

夏は「南高北低」の気圧配置になると言われています。

そして風は、気圧が高いほうから低いほうに向かって吹くため、
南から北に向かって、風が吹くことが多いのです。

そのため夏場に長距離を走りたいのであれば、
南から北に向かうように・・つまり「北向き」にルートを組むほうが、
追い風になってくれる可能性が高まります。

 

北向きに100km走ったら、帰るために南向きに100km走らなければいけないというのはその通りなのですが・・・
あまりに風が強いのであれば、帰りだけ輪行してしまう、という方法もあります。

これは自転車ならではの特権ですね。

 

 

そして・・・

冬は「北西から南東に向かって」風が吹きやすいです。

 

冬の気圧配置は「西高東低」と言われるものですが・・・

実際には、真西から真東に向かってではなく、
北西から風が吹いてくることが多いです。

そのため、冬に走る場合は、
南東方面に向かってルートを組むのが、
向かい風を避けたいのであれば、最適となります。

 

こんな感じで、風の吹く方向は、季節によってある程度の傾向があります。

しかしもちろん、それだけで正確に読めるわけではないので・・・

たとえばYahoo!天気 風予測といったツールを使って、
目安となる風向きをリサーチしておくのも、良いかもしれません。

風予報には、雨予報ほどの正確さは無いため、
あくまで目安にしかならないかもしれませんが・・・

ある程度でも傾向が読めれば、役に立ってくれると思います。

「午後の暖かい時間帯」を避ける

晴れた空

実は、風の強さは「時間帯」によっても変わってきます。

午後の、暖かい時間帯に強くなるということですね。

 

なぜ、暖かい時間帯に風が強くなるのか?

暖かい時間帯だと、空気も温められるので、そのぶん体積が大きくなり・・

そのぶんだけ軽くなるので、上昇気流となって、空のほうに行ってしまいます。

 

空気が空のほうに行ってしまうと、そこに「隙間」ができてしまうので・・

そこに周りから空気が流れ込むことで、風が吹きます。

暖かい時間帯は、これがそこかしこで起きるので、風が強くなるわけですね。

 

思い返してみると確かに、早朝や夕方といった時間帯のライドよりも・・

昼間くらいのライドのほうが、風が強いことが多かったような気がします。

他にもいろいろな要素があるので、そう単純でもないでしょうが・・

 

と、強い風を避けたい!

と思われるなら「午後の暖かい時間帯を避ける」も、有効かもしれません。

風が強い「場所」を避ける

風の強さは「場所」でも変わります。

特別に、風が強い場所・・というのがあるわけですね。

 

わかりやすいのは、「開けた場所」です。

たとえば、川沿いのサイクリングロードとかだと、風を遮るものがほとんど無く・・

風がダイレクトに流れ込んでくるので、風が強くなります。

実際、サイクリングロードは風がかなり強い場所ですよね。

 

逆に、まわりがビルだらけの街中エリアだと・・

風はビルで遮られますので、風は弱めになります。

 

ビルではなく「森林」とかがあっても、風は防がれて弱くなりますね。

「防風林」なんてものもあるくらいですし・・

 

 

他には海沿いなんかでも、風は特に強くなります。

そもそも開けた場所であることに加えて、「海風」の影響もあるからですね。

 

海風は、海と陸地とを比べると、陸地のほうが暖かくなりやすいので・・

陸地側の空気が空にいってしまい、そこに海からの空気が流れ込むことで起きるようです。

実際、海沿いは特に風が強いですよね。

 

・・と、強風を回避するには「走る場所」も、検討のしどころです。

「姿勢」や「服」を工夫する

と、風向きはある程度、事前に予測することができるのですが・・・

もちろん完璧に予測したり、完全に避けたりはできないので、
向かい風を受けてしまっても、できるだけスピードを落とされないような工夫が有効です。

 

まず、簡単にできる対策としては、
自転車に乗る姿勢を、寝かせることでしょう。

 

ロードバイクのレースなどをご覧いただくと、選手はみんな大きく前傾しているのがわかると思いますが・・・

あんな感じで、上半身を大きく寝かせて進むと、
特に向かい風では、驚くほど風の影響が少なくなります。

深い前傾で走るローディ

こんな感じで、下ハンを持ってがっつりと前傾するわけですね。

普通に乗っているときより、風を受ける面積がすごく小さくなるのが、
ひと目でわかるのではないか、と思います。

 

こういう乗り方はやっぱり、ロードバイクが圧倒的に、やりやすいです。

マウンテンバイクのような、バーハンドルしか無い自転車ですと、
長時間、姿勢を寝かせると腕の角度が不自然になり、疲れてしまうことが多いのですが・・・

ドロップハンドルがあるロードバイクだと、ドロップハンドルを握れば自然に、姿勢を寝かせることができますので、
もし、お持ちの自転車がロードバイク系であれば、こういった点でもかなり有利だと思います。

 

 

そしてもし、あなたがいわゆる「ふつうの服」を着て、自転車に乗られているのであれば・・・

ロードバイク専用のジャージやレーシングパンツといったものの装備すると、
特に向かい風の中ですと、風の影響を大きく抑えることができます。

 

レースのような速度で走らないのであれば、基本的には、ふつうの服でもそんなに空気抵抗は受けないので、
私はいつもは、ふつうの服で走ることも多いのですが・・・

特に向かい風が強いときには、ロードバイク用のジャージやレーパンが圧倒的に有利ですので、
特に風が強い日には、レーシングパンツなどを装備してみると、かなり快適に走れるようになると思います。

ペダリングのパワーを上げる

ここまででは、「向かい風の影響を小さくする」方向性で、お話ししてきましたが・・・

ある程度の向かい風があったとしても、
パワーがそれ以上に強ければ、問題ありません

 

・・・まあ、当たり前ですよね。笑

 

もちろん、パワーを出すための筋力とかは、
上げろ!とか言われていきなり、上げられるものではありません。

しかし例えば・・

自転車に乗っているとすぐ疲れる原因を、「後傾」という悪い乗り方や、自転車・パーツ選びなどを軸に解説しています。

上の記事で紹介しているような体重をペダリングに利用するコツ、といったものを活用すると・・

筋力はそのままに、体重もパワーに変えることができますので、
向かい風の中でもかなりラクに、進んでいくことができます。

 

逆に、ちょっとした向かい風の中でもぜんぜん進めなくなる!という場合・・

もしかすると、出せているパワーが弱すぎる・・という状態かもしれません。

 

ペダリングのパワーを上げるためのコツ・・というのは、本当に奥が深く、難しくものです。

私自身も素人なりにいろいろ、試行錯誤しているのですが・・・

 

ペダリングの試行錯誤をしたり、
もしくはパワーを上げるための筋トレをしたりして、
進むための推進力自体を、上げることができれば・・・

ある程度の向かい風があっても、ラクに進めるようになるかもしれません。

「遅いスピード」で走る

速いスピードで走ると・・

風の影響は、さらに大きくなります。

 

空気抵抗はたいていの場合で、速度の2乗に比例しますので・・

たとえば時速20キロで走るときと、時速30キロで走る時とでは、抵抗は2倍以上にもなってしまいます。

 

風の抵抗は空気抵抗とは、条件がちょっと違ってはきますが・・

スピードが速くなればなるほど、抵抗が劇的に強くなっていく!

ここは間違いないです。

 

そしてロードレースとかだと、「遅く走る」という選択肢がありません。

なのでピッチリした服を着たり、脚力を極限まで鍛えたりして、なんとか風の抵抗と戦うわけですが・・

 

しかし一般的なライドだと「遅いスピードで走る」という選択肢があります。

遅く走れば走るほど、風の影響は小さくなりますので・・

風が強いときは、あえてスピードをがっつり落として、ラクに走る!というわけですね。

 

風が強くて、ペダルが重いときは・・

風に負けない!という感じでつい、ペダルをグイグイ踏み込んでしまいがちです。

そして気づいたときには、パワーを使いすぎて疲れ果ててしまった・・とかになりかねないです。

 

なので、風があまりに強すぎるな。。と思ったら・・

あえてスピードを、抵抗がじゅうぶん弱くなるところまで落とすことで、省エネで進む!

というのも工夫のしどころになってきます。

「複数人」で走る

「複数人」で走り、風よけになってもらう!

というのも、かなり効果的です。

 

一列で走るイラスト

こんな感じで一列になって走ることで、風を先頭のひとりだけが受け・・

他の人は風をあまり受けずに、ラクに走れる!という方法ですね。

 

こういったやり方は「列車」とか「トレイン」とか言われ、ロードレースとかだと常套手段です。

実際、私自身も加わったことはあるのですが・・

風の抵抗は半分とか、三分の一とか、そのくらいに激減してくれますね。

 

とはいえもちろん、この方法は「2人以上」が必要です。

ソロライドではできない方法ですね。

 

知らないライダーの後ろにつかせてもらう、という選択肢はありますが・・

まったく知らない人の場合は、基本的にはマナー違反になります。

知らない人の自転車が、自分の自転車ギリギリまで接近してくる・・

ふつうに、怖いですよね。笑

 

あとは、自分だけがずっと後ろにいるのは不公平ですので・・

基本的には自分も一定時間、先頭に出て風よけ役になる必要はあります。

引いてくれる人のほうが圧倒的に上級者だったりすると、その限りではないですが。

 

と、自転車趣味の方であれば、常識的なことだったかもしれませんが・・

「複数人で列になる」はやっぱり、強い風対策としては圧倒的な効果があります。

なのでもし使えるような状況なら、積極的に使っていきたいところです。

風速が速すぎるなら、そもそも乗らない

もしあまりにも風速が速すぎるなら、そもそも乗らない!

これも向かい風でイライラを防ぐには、大事な考え方です。

 

風速は何メートルがどのくらいハードか?については、

天気予報で「風速」って見るけど・・風に悩まされてしまう風速は何メートルから?ここを解説しています。

上の記事で解説したのですが・・

ざっくりだと風速15メートルを越えてしまったら、自転車には乗らないほうがいいと言えます。

 

風速があまりに強くなると、向かい風だともうまともに進めなくなるだけでなく・・

車道で横風にあおられたりすると、危険ですらあります。

たとえ追い風であったとしても、今度はスピードが出すぎて危険・・なんてことにもなりますね。

 

そういうレベルの風速の中では、工夫をしても限度があります。

なので天気予報にしっかり目を通し、風速が速すぎるようならそもそも出かけない!

これもイライラを予防するには、とても有効な考え方になってきます。


と、向かい風は自転車の天敵なわけですが・・

この記事に書いたような工夫をいろいろ試してみると、
もしかすると、イライラをかなりのレベルで解消できるかもしれません。

 

今回は自転車で、向かい風にイライラしないためのスキル・工夫をテーマにお話ししました。

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https://jitemani.com/travel017/feed/ 0
自転車から一定のリズムで異音がする原因は? https://jitemani.com/noise-constant-rhythm/ Sun, 10 Mar 2024 07:45:04 +0000 https://jitemani.com/?p=5305 自転車の一部

カチ、カチ、カチ、カチ・・

チッ、チッ、チッ、チッ・・

ギシ、ギシ、ギシ、ギシ・・

そんな感じで自転車から一定のリズムで異音がするときの原因は?

 

異音問題はよく、自転車乗りを悩ませます。

変な音がすると普通に、イライラしてしまいますし・・

もしかしたら故障につながるのでは?と、不安になる気持ちもよくわかります。

 

そして異音には走っている間じゅう、ずーっと連続する異音もありますし・・

ときどき、思い出したようなタイミングで起きる異音もありますし・・

この記事でテーマにするように、一定のリズムを刻むように起きる異音もあります。

 

そして異音の原因は、その性質によってある程度絞られてくるものです。

なのでこの記事では、自転車から一定のリズムで異音がするときはどこを見ればいい?

ここを解説していきます。

「タイヤまわりの異常」が基本

自転車から、一定のリズムで異音がする場合・・

タイヤまわり」が、もっとも疑われるポイントになってきます。

 

タイヤとは、一定のリズムで回るものです。

なのでそのタイヤに、何らかの異常がある場合・・

タイヤの回転に合わせて、一定のリズムで異音がするものだからですね。

 

そして自転車の中でタイヤのように、一定のリズムで回る部分はあまりありません。

例えばサドルまわりが異音源なら、一定のリズムとなることはなく・・

サドルに与えられる負荷にあわせて、わりとランダムに異音が出るはずです。

 

なので走っている最中、ずっとチッ、チッ、チッとか言っている場合・・

まず何より真っ先に、タイヤまわりをチェックするのが一番となります。

 

じゃあタイヤまわりの異常って、具体的には?

以下、解説していきます。

タイヤが自転車に擦れている

タイヤが、自転車の一部に擦れている・・

というのが、一定リズムの異音を起こす原因としてまず注目したいところです。

 

「自転車の一部」としてありがちなのは、

  • フェンダー(泥除け)
  • ブレーキシュー
  • フレーム

例えば、こういった部分たちですね。

 

特にありがちなのはタイヤとフェンダー(泥除け)の擦れです。

フェンダーは細いステーで支えられていたり、ポリカーボネートといった柔らかい素材で作られていたりしますので・・

ぶつかったりで歪んで、形が変わってしまうことがとても多いものです。

 

そして歪んだフェンダーが、タイヤに当たってしまう状態になれば・・

タイヤの回転にあわせて「チッ、チッ、チッ・・」みたいな、一定のリズムでのこすれ音がすることがあります。

タイヤの回転が規則的ですので、そうなるわけですね。

 

フェンダー以外にもブレーキシューとタイヤ・ホイールの擦れも、原因になり得ます。

ブレーキシューというものは、タイヤやホイールとほぼ隙間なく設置されていますので・・

ブレーキシューの配置バランスが少し悪いとかでも、簡単に接触してしまうのです。

そして接触してしまえば、ホイールの回転にあわせてリズミカルな擦過音を出すことになります。

 

タイヤとフレームの擦れも、見逃せない原因です。

特にロードバイクは空気抵抗をわずかでも減らすため、フレームとタイヤとの隙間がとても小さく・・

どこかがちょっと歪んだだけで接触し、異音を出してしまうことがあります。

 

これら、タイヤと自転車本体との擦れが起きる原因は、

  • フレームなどの変形
  • ホイールの振れ
  • ホイールをまっすぐに固定できていない

こういったものがあり得ます。

つまりホイール側・自転車側いずれの歪みでも、起きるわけですね。

 

という感じで、タイヤが何らかの形で自転車に擦れてしまっている・・

というのが、一定のリズムで異音がする原因のひとつです。

タイヤ自体が変形している

タイヤ自体が、変形してしまっている!

というのも一定のリズムで異音がするときの、あり得る可能性です。

 

具体的には・・例えば、

  • 高すぎる空気圧に負け、タイヤの一部が盛り上がっている
  • リムにうまくはまっていない部分が、ヘンな形になっている
  • タイヤの一部が裂けてしまっている

こういったケースが考えられます。

 

タイヤというものは一周全部が均等な形になっていることで、スーッとスムーズに転がるものです。

なのでその一部が、なんらかの形で変形してしまえば・・

変形した部分が地面などに当たることで、リズミカルな異音を起こしてしまいます。

 

たとえば高すぎる空気圧に負け、タイヤの一部が盛り上がっているケースを考えると・・

その盛り上がった部分が地面に、一定のリズムでぶつかることになります。

そのため「ドッ、ドッ、ドッ・・」みたいな、規則的な異音が起きることになるわけですね。

 

なので、自転車から一定のリズムで異音がするなら・・

まずはタイヤが変形していないか?を、一周じっくり確認する価値はあるでしょう。

もちろん前輪・後輪ともに、ですね。

 

そしてタイヤの変形には、「適切な空気圧にする」みたいな簡単な解決法が効くこともありますし・・

もしくは「タイヤが劣化している」みたいな原因の場合は、タイヤ交換が必要になることもあります。

ホイールの一部に異常がある

ホイールの一部」に、なんらかの異常がある・・

これも自転車から一定のリズムで異音がするとき、あり得る原因となります。

ホイールも「タイヤまわり」の一部であり、ここも異音源になり得るわけですね。

 

ホイールもタイヤと同じく、規則正しく回転するパーツです。

なのでそのホイールのどこかに、音を出すような異常があるとすれば・・

その異常部分に負荷が掛かるたびに、一定のリズムで異音がすることになります。

 

ホイールの異常って、具体的には?

  • ニップルが破損している
  • 隙間に異物が入っている
  • リムに割れかかっている

可能性としては、こういったものがあり得ます。

それぞれきしみ音とか、弾くような異音とかを起こす可能性があるものですね。

 

そしてホイールに異常がある場合は、修理できる可能性もありますし・・

それがなかなか難しいようなケースでは、交換するしか無いでしょう。

ホイールは安全に直結するような部分なので、異常はできるだけ早く直しておきたいところです。

「駆動系」にも可能性あり

ここまで「タイヤまわり」を中心に、お話ししてきましたが・・

駆動系」も、一定リズムの異音の原因として可能性はあります。

 

駆動系が起こす異音については、

自転車を漕いでいるとへんな音がして、漕ぐのをやめると音も止まるんだけど・・この原因と直し方は?ここを解説しています。

上の記事で、詳しく解説したのですが・・

駆動系というのはチェーン・クランク・ギアといった、脚力をホイールに伝える部分のことですね。

 

そして足をぐるぐる回す間じゅう、一定リズムの異音がするのであれば・・

それは「チェーンに異物が入っている」など、駆動系のトラブルが原因かもしれません。

 

しかし駆動系から起きる異音は、タイヤから起きる異音とは違って・・

足を回している間だけ起きる、という特徴があります。

ペダルを漕いでいる間は一定リズムの異音が起き、ペダルを止めれば異音が止まるということですね。

 

タイヤから起きる異音は、ペダルを漕いでいるかどうかを問わず・・

自転車が走っている間じゅう、ずーっと鳴るものです。

なのでここで一定リズムの異音が、タイヤまわりから?駆動系から?の切り分けが出来るわけです。

 

という感じで、自転車から一定リズムでがするときは・・

駆動系のほうも見てみると、解決の糸口が見つかるかもしれません。

それら以外の部分は、一定リズムの異音は起こしにくい

一定リズムで異音が起きる原因として、第一にタイヤまわり、第二に駆動系を挙げましたが・・

それら「以外」の部分から、一定リズムの異音が起きることはないの?

ここも必要な視点なので、書いてみます。

 

具体的にはたとえば、

  • ハンドル
  • ステム
  • サドル
  • シートポスト
  • フレーム

こういったパーツたちも、音を出す原因にはなり得るのですが・・

これらのパーツが一定リズムの異音を出す可能性は低い、と言えるでしょう。

 

例えばハンドルが壊れかけていて、それでミシミシと異音を出すことはあり得ます。

しかしその異音は、一定リズムのものとはならないのが普通のはずです。

例えば段差の衝撃とか、ハンドルに力を掛けたタイミングとかに合わせて、時々起きるようなものになるはずですよね。

 

対してタイヤだと、一定のスピードで走っている限り・・

きれいな一定のリズムで、異音がすることになるはずです。

0.5秒ごととか1秒ごととかで、ずーっと聞こえてくるわけですね。

 

その原因を「タイヤまわり、もしくは駆動系」に絞るという意味でも・・

異音が一定リズムであるという情報は、大事なものだと言えるでしょう。

 

 

今回は自転車から一定のリズムで異音がするときの原因、を解説してみました。

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クイックリリースは締めすぎると壊れる?問題ない? https://jitemani.com/quick-release-tight/ Sat, 09 Mar 2024 05:38:47 +0000 https://jitemani.com/?p=5303 クイックリリースレバー

クイックリリースレバーを、よく使うけど・・

いつも、ちょうどいい強さで締めているけど・・

これって締めすぎると、どうなるの?

 

クイックリリースレバーは、強く締めたくなるものです。

レバーを締める強さによって、固定されているわけですので・・

ホイールが万が一にも脱落しないよう、思いっきり締めておきたい!というのは自然な考えでしょう。

 

もちろん実際には、強いほど良いわけではないのですが・・

勢い余って締めすぎてしまうと、一体どうなるの?

ここを知っておきたい!と調べ、この記事を見つけ出した方も多そうです。

 

なのでこの記事では、クイックリリースを締めすぎると何が起きる?

ここを徹底解説していきます。

締めすぎると「締め込み部」が壊れる

クイックリリースを締めすぎると・・

まずその「締め込み部」に、強すぎる負荷が掛かります。

 

クイックリリースの締め込み部って?

クイックリリースとは、

クイックリリース

クイックリリース

こういう構造のもので・・

 

そしてレバーをぐいっ!と締めることで、

クイックリリース丸あり

クイックリリース丸あり

これら丸をつけた部分(左右両方)に、両側から締めつけるすさまじいパワーが掛かります。

このパワーによって、ホイールは落ちないようがっちりと固定されているわけです。

 

しかしこの締めつける強さには、「適切な強さ」というものがあります。

一般的には、

  • 「手にレバーの跡が残るくらい」
  • 「締め始めの時点で、軽い抵抗を感じるくらい」
  • 「これ以上は無理!と感じる固さよりは、わずかに軽いくらい」

とか言われる強さですね。

 

なのでこの適切な強さを越えて、グイ!グイ!と思いっきり締め込んでしまえば・・

両側から締めつける強さが過剰になり、パーツは壊れます。

負荷が強すぎれば壊れるというのは、どんなパーツでも変わらないところですよね。

 

 

じゃあ具体的に、締めすぎるとどんなパーツが壊れるの?

  • クイックリリース本体の締め込みパーツ
  • フロントフォークの締め込み部分

特に大きな負荷を受けるのは、これらのパーツになってきます。

これらの部分が例えば、バキッ!と割れたり折れたりするわけです。

 

これらは締めている最中に、壊れることもあり得ますし・・

締めているときは問題なくとも、走っている最中に壊れる可能性もあります。

そして一番ヤバいのは、走っている最中のほうですね。

 

本当に壊れるかどうか?は、何とも言えないところですが・・

クイックリリースを締めすぎると少なくとも、パーツに過剰な締め付けが加わるのは間違いないです。

なのでクイックリリースは締めすぎず、適度な強さで締めるべきということですね。

締めすぎると「レバー」が壊れる

クイックリリースを締めすぎると、壊れるパーツはもうひとつあります。

クイックリリースの「レバー」そのもの、ですね。

 

クイックリリースを締めるとき、その負荷はレバーにも掛かります。

特にレバーの「根本」には、テコの原理ですさまじい力が掛かります。

 

なのでその締め付ける強さが、適切な強さをはるかに超えるなら・・

極端な話、ボブサ〇プが渾身の力でおもいっきり締め上げるなら・・

レバーが「ポキッ!」と逝くのは、それはもう当然のことです。

 

このレバーは構造的にも、特に壊れやすいと言えます。

「締め込み部」のほうは太く、パワーも直線的にしか掛からないのに対し・・

レバーは支える部分が細く、そこに一点に集中するような力が掛かるからですね。

 

そしてレバーが折れてしまえば、そのクイックリリースはもう使えなくなるのはもちろんのこと・・

そのクイックリリースはもはや簡単には除去できない状態になるかもしれません。

レバーを開くことが出来ませんので、何らかの無理やりな手段で外すしかなくなるわけです。

 

という感じで・・レバーがボキッといって、かなりヤバいことになる!

というのもクイックリリースを締めすぎると、起きうることのひとつです。

締めすぎると「開かなくなる」のもつらい

クイックリリースは締めすぎると、「開かなくなる」というのも大変です。

あまりにも強く、ガッチリ締め込んだゆえに・・

レバーを起こして外そうとしても、外れなくなってしまうわけです。

 

締めすぎると開かなくなる・・というのは、クイックリリース以外でもよくあることです。

締めすぎたネジが、どう頑張っても開かなくなるのはあるあるですし・・

締めすぎた瓶のフタとかも、開かなくなるものの代表ですよね。

 

クイックリリースは特に締めるときのほうが力を入れやすい構造をしています。

締めるときは手のひらや腕全体を使い、思いっきり力を掛けられますが・・

開くときは指先だけで引っぺがすようにしか出来ないので、どうしても弱くなるわけです。

 

なのであまりにも締めすぎると、もう手だけではどう頑張っても開かなくなり・・

プライヤーやペンチを使ったり、ドライバーなどでテコの原理で外したりする羽目になります。

そしてこれもやりすぎるとレバーを傷つけたり、レバーが折れたりするかもしれません。

 

それでも家だと、工具を駆使して何とかできますが・・

出先で開かないことに気づくと、最悪だったりします。

パンク修理のためホイールを外そうとするも、どうしても開かない・・!とかですね。

私自身、一度経験して懲りたことがあります。。笑

 

という感じで、クイックリリースが開かなくて大変なことになる!

というのも、クイックリリースを締めすぎると起きることのひとつです。

クイックリリース締めすぎのサインとは?

じゃあどんな時に、クイックリリースは締めすぎだと判断できる?

判断するためのサインとかって、あるの?

 

例えば・・

  • 締めるときミシミシと、パーツの悲鳴を感じる
  • レバーが手に食いこんで痛い
  • 成人男性の前提で、これ以上無いほどの全力で締めている

こういった要素があれば、それはさすがに締めすぎだと言えるでしょう。

 

クイックリリースは摩擦力により、ホイールが固定できれば良いわけで・・

パーツを歪ませ、きしませるほどの締め力はいらないはずです。

なのでパーツがミシミシ言うなら、それは締めすぎのサインだと言えます。

 

そしてクイックリリースレバーは、普通にレバーを締めれば普通に固定できるもののはずです。

その前提で、レバーのサイズといったものが決まっているはずですので・・

なのでレバーが手に食い込むほどの力で締めるのは、これまた締めすぎだと言えます。

 

さらには成人男性が全力で締めるというのも、さすがに締めすぎだと言えるでしょう。

というのもクイックリリースレバーは、女性や子どもでも何とか締められるようには作ってあるはずなので・・

なので「成人男性の全力」というのはやっぱり、オーバーパワーだと言えるでしょう。


クイックリリースは便利で、もはや無くてはならないパーツのひとつです。

しかし締めすぎをはじめ使い方を間違えると、ヤバいことになるものでもありますので・・

注意しながら、適切な使い方をしていきたいものです。

 

今回はクイックリリースを締めすぎるとどうなる?をテーマにお話ししました。

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