防犯登録シールが・・・
剥がれた!!
普通に、あり得ることだと思います。
何かにこすれてキズがついて、そこから剥がれてしまったり、
経年劣化して、自然に剥がれてきたり・・・
もしくは、イタズラで剥がされてしまう・・なんてことも、無いとは言えないはずです。
そして剥がれてしまったら当然、何とかしないといけないです。
シールの再発行は可能なのか?再登録が必要なのか?
できるだけ面倒をなくして、スムーズに解決する手段は無いのか?
この記事ではそんなところを、具体的に解説していきます。
目次
シールの「再発行」は可能か?
Q:防犯登録シールの「再発行」はできるのか?
A:できません。
いきなり、結論から書いてしまいましたが・・・
Q9. 盗難などで防犯登録シールが剥がされた場合どうすればよいのですか?
A. 防犯登録シールは同番号の再発行はできないため、新たに防犯登録(新規登録)が必要になります。
東京都自転車商防犯協力会ホームページの該当ページより引用 一部を強調表示
などなど・・防犯登録シールの再発行はできないというのは決まっていて、無理のようです。。
なので防犯登録シールが剥がれたりして紛失したのなら、防犯登録の「再登録」をする。
これしか、防犯登録シールを再入手する方法は無いと思われます。。
とはいえ、再登録は面倒ですし、お金もかかります。。
なので以下、再登録をせずに、できるだけスムーズに解決する方法を解説していきます。
再登録を「せずに」、できるだけスムーズに解決する方法
まず、結論から書きますと・・・
「車体番号」と「防犯登録番号」の両方を控えておく
これが出来ていれば、防犯登録シールが剥がれてしまっていても問題ないと思います。
まず・・防犯登録シールを紛失しただけでは、防犯登録自体が無効になった訳ではないです。
防犯登録というのは公的機関のサーバーなどに、データとして登録されるものですので・・・
もちろんシールを紛失したからといって、そのデータが抹消されるわけもありません。
「防犯登録をする義務」については、
第十二条 自転車を利用する者は、道路交通法その他の法令を遵守する等により歩行者に危害を及ぼさないようにする等自転車の安全な利用に努めなければならない。
3 自転車を利用する者は、その利用する自転車について、国家公安委員会規則で定めるところにより都道府県公安委員会が指定する者の行う防犯登録(以下「防犯登録」という。)を受けなければならない。
(自転車の安全性の確保)「自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律」より引用 一部を強調表示
電子政府の総合窓口 e-Govより参照
上のように、法律ではっきり決まっているのですが・・・
防犯登録の「シールを貼る義務」というのは、自分が探した限りでは、見つけることができませんでした。
なので防犯登録シールを剥がしたりして、無くしてしまった場合には、
シールが無いけど、防犯登録自体はされている状態
になるだけなのです。
でも・・防犯登録シールが無いと、困るんじゃないの?
と、思われるかもしれません。
確かに防犯登録シールが無いと、防犯登録が「その自転車」にされていることを証明できるものが無いです。
しかし・・ここで「車体番号」の出番なのです。
車体番号については上の記事で、詳しく解説しているのですが・・・
車体番号は通常車体に刻印された、防犯登録番号とはまた別の番号ですね。
そして・・
防犯登録をすれば、防犯登録番号と車体番号が紐付けされます。
防犯登録をすると、こんな感じの「防犯登録カード」が発行されるわけですが・・・
赤いカッコの場所に「防犯登録番号」と「車体番号」が紐付けして登録されています。
(個人情報ですので、写真のものは隠してあります)
なので・・
「車体番号」さえあれば防犯登録シールが無くても、その自転車の持ち主であることは主張できる
のです。
あとは・・防犯登録すれば、車体番号と「自分の名前や住所」も紐付けされていますよね。
なので、身分証明書・・例えば免許証を持っていれば、そこに顔写真もあるはずですので、
「自分自身が、その車体番号の自転車の持ち主だ」ということは、そのへんからも主張できると思います。
一応の注意点として、防犯登録や車体番号、自分の名前といった「紐付けデータ」は、公的機関のサーバーにあるわけですので、
「問い合わせてもらう」ために時間や手間がかかるかもしれません。
もしくは・・サーバーへのデータ登録は少し時間がかかるようですので、「まだ登録されていない」といった事態もあり得るでしょう。
なので・・
「剥がれた防犯登録シール」「防犯登録カードのコピー」あたりは常に携帯しておく
と、万一そういった情報が必要になったとき、コトがスムーズに進むかもしれないです。
もちろん、シールをちゃんと貼るべきだ!という意見もあるでしょうし、シールを貼っていないことからトラブルにつながる可能性もゼロではないですので、
そのあたりは自己判断・自己責任でお願いします。
今回は防犯登録シールが剥がれたときの対処法をお話ししました。