ロードエンドってどう?ストレートドロップエンドとの違いは?使ってるので解説します!


CrossCheckエンド部分

この記事では、「ロードエンド」が採用された自転車の、
使い勝手とか、ホイールのはめやすさとか、輪行のしやすさとか・・・

「ロードエンドって、実際どうよ?」

という疑問に、答えていきます。

 

ロードエンドは、ちょっと古いタイプのロードバイクで使われやすい、
ホイールはめこむ「エンド」の、ひとつの種類です。

 

この記事を書いている時点だと、ロードバイクなどのスポーツ自転車は、
そのほとんどが「ストレートドロップエンド」という、
ホイールを垂直にはめこむタイプです。

 

対してロードエンドは、ホイールを「前から後ろに」はめこむ仕様です。

CrossCheckエンド部分

こんな感じのところに、ホイールを前から後ろに向かって、カコン!とはめて、
クイックレバーで締め込む・・といった感じですね。

 

このロードエンド・・現在となっては特殊な、マニアックなエンドなわけですが、
私は現在、このエンドを使っているロードバイクに乗っています。

 

そして使っているうちに、ロードエンド特有のメリット・デメリットといったものが見えてきましたので、
語ってみたいと思います。

ロードエンドの「メリット」はこれ!

ロードエンドの「メリット」は・・・

 

リアセンターとホイールベースを、ある程度自由に変えられる

シングルスピードに対応できる

ノスタルジックでかっこいい(主観による)

 

こんな感じだと思います。

 

 

まず、「リアセンターとホイールベースを、ある程度自由に変えられる」ですが・・・

ロードエンドは、前から後ろに向かってホイールを固定します。

なのでこのとき、どのくらい深く固定するか?によって、
ホイールの位置をかなり、変えることができます。

CrossCheckのエンド部分 短く固定

例えばこんな感じで、思いっきり浅く固定したり・・・

CrossCheckのエンド部分 長く固定

こんな感じで、おもいっきり深く固定したりすることで、
ホイールの位置をかなり、変えることができるわけです。

フレームにもよりますが、だいたい2-3cm変えることができると思います。

 

この、ホイール位置の調整により、
リアセンターとホイールベースが変わります

ホイールを後ろに配置すればするほど、この2つはどちらも、長くなりますね。

 

そして、ホイールベースやリアセンターが長ければ長いほど「安定性」重視・・・

短ければ短いほど「機敏さ」重視になるのが、
ジオメトリーの基本だと思います。

 

なので・・ロードエンドでは、
ホイール固定位置を変えることで、自転車の乗り味を変えることが、できてしまうのです。

 

私は実際に、ホイール位置を調整しながら乗り心地の変化をテストしてみたことがあるのですが・・

ホイール位置変化によって、乗り心地は「激変」と言えるくらいに、変わります。

 

ちなみに私自身は、自転車をレース特化にしないのなら、ホイールベースが長いほうが有利と思っているので・・

ホイール固定位置は、いちばん後ろにして、そのまま2年ほどそのまま使っています。

このあたりは、乗り味の「好み」によって、乗り手が変えていけばいいところですね。

 

 

次に、シングルスピードに対応できる、ですが・・・

ここは「テンショナー無しで」ということですね。

 

シングルスピード仕様はできれば、チェーンテンショナー無しのほうが、
無駄な部品や、無駄な走行抵抗がなくなるので、良いと思います。

 

しかし・・・ストレートドロップエンドで、シングルスピード仕様にしようとした場合は、
「チェーンテンショナー」が必須になります。

 

自転車のチェーンは、使っていると伸びていくわけですが、
ストレートドロップエンドでは、その伸びていくチェーンにテンションを掛けられないのです。

なのでテンショナーが無いと、チェーンはだるだるに、緩んでしまいます。

 

対してロードエンドだと、チェーンがゆるんだら、ホイールを後ろに動かして固定すればいいだけです。

これだけでピン!と、チェーンを張り直すことができますので、
チェーンテンショナー不要で、シングルスピードを実現できます。

 

 

、ノスタルジックでかっこいい・・・

ここは、まあ、完全に主観ですね(笑)

 

とはいえロードエンドの、ちょっとレトロな雰囲気が好き・・という人は、
意外に多いです。

 

古き良き、クロモリ時代のロードレーサーはみんな、ロードエンドでしたので、
「ちょっと古いものに魅力を感じる」層には、ロードエンドはかっこいい!と映るわけですね。

ちなみに私も、その一人です・・笑。

 

ロードエンドの自転車を使っている人は、あまり居ませんので、
ちょっとレアな仕様の自転車として、少し「目立つ」ことも、できるかもしれません。

ロードエンドには「デメリット」もある

ロードエンドには、デメリットもあります。

 

ぱっと思いつくデメリットとしては、

 

ホイールがずれることがある

ホイールが少し、はめにくい

 

の、ふたつですね。

 

の、ホイールがずれることがある、ですが・・・

 

ロードエンドは後ろから前に向かって、スペースが開いています

CrossCheckエンド部分

まあ、上の画像のように、そうですよね。

なのでホイールは前に向かって、ずれることができます。

 

そして自転車のペダルを踏んだとき、そのパワーはチェーンに沿って「後ろから前に」掛かります。

 

なので・・・

上りなどで、ものすごいパワーでペダルを踏んだ場合、
そのパワーがリアホイールを、前に向かってずらしてしまうケースがあるのです。

 

走っている最中、ホイールがずれる・・・

まあ、危険ってもんじゃありませんよね・・笑

 

この問題は、ストレートドロップエンドでは、物理的に起きません。

スペースが下方向にしか空いていないので、まあ、当然ですよね。

 

しかしもちろん、ロードエンドは欠陥品だ!とか、そういうことではありません。

ここはクイックリリースの素材に「鉄」が使われていれば、解決します。

CrossCheckエンドの締め込み部分

具体的にはこのあたりの、クイックリリースが「フレームに当たって締め上げられるところ」、ですね。
(画像はスキュワーロックですが・・・)

 

この、フレームに当たるところにもし、「アルミ」が使われている場合・・・

力を掛けるとホイールは、ずれます

 

ロードエンドの自転車は、レトロなものが多いですので、
フレームの多くがクロモリ・・つまり、鉄です。

そしてアルミは、鉄より素材として弱いですので、
鉄のフレームに食い込んで、固定することができません

なので、締め込む部分にアルミが使われている場合、
ホイールがずれてしまうのです。。

 

そしてこの部分に「鉄」や「ステンレス」といった素材が使われていれば、
フレームにちゃんと食い込んで固定できますので、ずれることは基本的には、無いです。

 

ちなみに私は、ホイール盗難予防のために「Pinhead」というスキュワーロックを使っているのですが、
このロックは全体がステンレスでできているので、問題ないはずです。

実際使っていても、ずれてしまったことは一度もありません。

 

現代はクイックリリースなどの部品に、アルミが使われることは多いですが・・・

ロードエンドが流行っていた当時は、優れたアルミパーツなんて無かったでしょうから、
こんな問題は、想定されなかったのでしょうね・・・

 

 

そして②、ホイールが少し、はめにくいについてですが、

ここはまあ、人によると思います。

 

ストレートドロップエンドなら、ホイールは下から上にはめますので、
体重などを使ってがっちりと、簡単に、ホイールを固定できるのですが・・・

ロードエンドは前から後ろに、ホイールを入れなければいけませんので、
ちょっと、慣れが必要になるかもしれないです。

 

チェーンが常にホイールを、前に引っ張っている感じになりますので、
それをしっかり固定しながら、ちゃんと定位置に固定する・・みたいな、
ちょっと面倒な動きが必要になるんですね。

 

とはいえここは、慣れでなんとでもなる部分だと思います。

実際、私も最初は少し、戸惑ったのですが・・・

現在はストレートドロップエンドとまったく変わらないくらいの簡単さで、
ホイールを固定することができています。

 

 

・・・と、少しレトロなエンド規格「ロードエンド」について、語ってみました。

ロードエンドの、ノスタルジックなフレームがほしい・・と思う方や、
欲しいフレームがロードエンドだ・・どうなの?と悩む方の、
参考になりましたら、幸いです。



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運営者:じてまにドクター

 

海岸線沿いのブロンプトン

 
自転車通勤から自転車にハマり、その後も自転車のある生活を楽しみ続けている、いち自転車マニアです。
 
【年齢・性別】30歳台、男性

【居住地域】九州のどこか

【自転車趣味歴】7年程度

【方向性】まったりライド方面

【職業】
元、とある総合病院の内科医・研究員です。

現在は、企業の産業医をしています。

医師目線から運営しているブログはコチラ
(日々のカラダの使い方を整え、痛みや不調の改善を目指すブログです)

【所有自転車】
ブロンプトン:独自の魔改造がほどこされた、超小さくなる折りたたみ自転車です。クルマに常備したり、輪行で旅先に持ち込んだりと使い倒しています。

SURLY CrossCheck:初めてフレームから組み上げたロードバイク系自転車です。ハンドルやタイヤを換装することで、マウンテンバイクモードとかクロスバイクモードとかにチェンジできます。

以上の2台です。

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