花粉症持ちの自転車乗りにとって、花粉が飛ぶ季節は、つらいものです。。
たまの休み、せっかく作れた時間、しかも天気は晴れ、
絶好のロードバイク日和だ!・・と、走り出し・・・
数十分後には、激しいくしゃみに襲われ、ライドを楽しむどころではなくなってしまう。。。
ということが、私は以前、けっこうありました。
ロードバイクなどの自転車に乗るときは、長時間走り続けることが多いですし、
速いスピードで走るので、花粉はびゅんびゅん飛んでくることになり、
そして普通よりたくさん、深く呼吸することになりますので、
どうしても、花粉症は普段より激しくなってしまうのですね。
花粉症の対策法には、いろいろあると思います。
マスクをしたり、アレグラなどの薬を飲んだり、ニュースなどで花粉が少ない日を狙ってライド計画を立てたり・・
誰にでも有効な、決まった方法はおそらく無いと思われ、
おのおの、試行錯誤していくところだとは思うのですが・・・
私の場合、「鼻呼吸の習慣」をつけたことで、花粉症を劇的に改善することができました。
花粉と鼻呼吸?なにか関係あるの??
鼻で吸うと、むしろ鼻にたくさん花粉が入るから口で吸ったほうがいいんじゃないの??
・・・と、思われるかもしれません。
しかし実は、鼻で呼吸するのは、花粉症改善にかなり有効なコツだったりするのです。
鼻には、鼻毛をはじめとしたフィルター機能があります。
しかし、口には基本的にフィルター機能はありません。
そのため実は、鼻で吸うほうが、気道などといった深いところまで花粉を吸い込む可能性は低くなるのです。
なので花粉をどんどんからだの奥まで吸い込み、どんどん花粉症がひどくなってしまうのを防げる可能性があると思います。
シンプルに「鼻呼吸」で検索していただくだけでも、いろいろと情報がでてくると思うのですが、
自転車に限らず鼻呼吸は、風邪の予防であったり、口の乾燥を防ぐであったりと、
いろいろとメリットがあることだったりします。
私は花粉症をよくするためいろいろなことを試してみたのですが、
その中では、この「鼻呼吸の習慣をつける」方法がダントツで、いちばん有効でした。
心がけたのは、ごくごくシンプルに、
毎日、口を閉じて、鼻で呼吸するようにしたことだけです。
特に、ロードバイクで速く走ったり、坂を上ったりするときには息切れしてしまい、
ハアハアと、たくさん口呼吸をしてしまいがちだと思うのですが・・
そこでぐっと口呼吸を我慢し、できるだけ、鼻呼吸に切り替えるようにします。
最初のうちはなかなかうまくいかずに、息苦しくなることも多かったものですが、
徐々に慣れてきて、最終的にはかなりのスピードで走っているときでも、鼻からの呼吸だけで追いつくようになりました。
そして鼻呼吸に慣れるにつれて、すこしずつ花粉症の症状が軽くなり、
いまではマスクなしでも、鼻炎などの症状が出ることはほとんどなくなってしまいました。
こういったメソッドのたぐいは、人によって効いたり効かなかったりが激しいと思われ、
私のエピソードも、しょせんはひとりぶんの体験談にはなるのですが・・
自転車で走るときの花粉症に悩まされているのであれば、
「鼻呼吸の習慣」をつけようとするのは、まず、試してみる価値はあることなのではないか、と思います。