小さくて、しかも靴がズレたりもしにくく、使いやすいフラットペダル・・というのは、なかなか無いです。
輪行のときに邪魔にならないようにしたり、重くなりすぎないようにしたりを優先するなら、小型ペダルのメリットは大きいです。
小型ペダルの選択肢自体はいろいろあるのですが、小型ペダルは面積が小さいので靴からズレやすかったり、小さいぶん強度が低くて歪みやすかったり・・ということが多いです。
私はロードバイクで輪行をよくするので、輪行で邪魔になりにくい小型ペダルをいろいろと探していたのですが・・・
TIOGAの「シュアーフット8」というペダルが、小型なうえ強度も高く、
ピンをつければ、むしろ普通サイズのペダルよりも固定力も強くなる、
小型軽量ペダルというジャンルのなかでは個人的には最強のペダルだと思いました。
モノとしてはこんなかんじで、
幅が狭く、ピンをたくさん装着できるようなタイプのペダルですね。
上の画像は、シマノの「セイント」という、ちょっと大振りなペダルとの比較ですが・・・
幅が、圧倒的に狭いのがおわかりいただけると思います。
幅の狭さは、輪行のときの出っ張りを小さくして自転車を運びやすくしたり、
自転車を押して歩くときに、物にぶつかりにくくなったり・・と、
意外と多くのメリットを与えてくれます。
しかも私の場合には、むしろヘタに幅が広いペダルよりも乗りやすいと感じました。
自転車に乗るときには足裏全体でペダルに乗るわけではなく、拇指球のあたりだけでペダルに乗るわけなので、
ペダルが広ければ広いほど良い・・というわけでもないのですね。
そして小さいのに剛性も高いので、登りなどで強いパワーを掛けたときに、
軸がゆがんで力が逃げてしまったりすることもないです。
こんなに小さいペダルであれば、靴が載れる面積が小さいので、
足が滑りやすいのでは?と思われるかもしれませんが・・・
片面あたり8個、合計16個も装着することができるピンが、しっかりと靴を固定してくれるので、
たとえ雨の日であっても、滑りやすいと思うことはありませんでした。
注意点として・・ピンで固定するタイプのペダルを使うときは「靴底がフラットな靴を使うほうがいい」です。
たとえば登山靴のように、靴底が凸凹したタイプの靴は、
平らなペダルとは相性がいいのですが、ペダルのピンには引っかかりにくく、
ちゃんと固定できないです。
小型、かつ固定力が高いことに加えて・・・
このペダルは、リフレクターを装着することもできます。
モノとしては、Amazonで買える汎用品がふつうに装着できると思います。
(実際に適合するかどうかは、ご自身にて検討ください)
小型ペダルには、なかなかリフレクターが装着できないものも多く、
夜でも車にちゃんと避けてもらうため、ペダルリフレクターはつけておきたい筆者としては、とてもうれしいメリットです。
私はこのペダル以外にも、いろいろと小型ペダルを試してみたのですが、
やはり普通は、小型ペダルは面積が小さいので靴の固定力が甘く、微妙だな・・と思うことが多かったのですが、
この「タイオガ シュアーフット8」だけは、面積の小ささをたくさんのピンによってカバーし、高い固定力を確保してくれている、
私が検討したなかでは、最強の小型フラットペダルだ・・・と思いました。
小型系の、優秀なフラットペダルを探している方の役に立てば・・と思います。