自転車の空気入れは、基本、「仏式」タイプです。
仏式バルブとは、上の画像のようなバルブのことですね。
ロードバイクやクロスバイクでは、ほとんどの場合において、上のタイプのバルブが使われていると思います。
当然ながら、仏式バルブの自転車を持たれている場合は、
仏式バルブに対応した空気入れを使われていると思います。
もし、米式バルブなど他のタイプのバルブに空気を入れたい場合には、
アタッチメントをつけたりして、空気を入れるでしょう。
もちろん、それでも良いのですが・・・
仏式バルブに加えて、米式バルブに自動切替できる空気入れというものがあり、
これを使うと、自転車だけでなく自動車・・・クルマの空気入れさえも一本でできてしまうので、とても便利です。
製品名としては、私が使っているものは「GIYO(ジーヨ) GF-55P」というものです。
「GIYO(ジーヨ) GF-55P」のバルブ先端は、以下の写真のようなものです。
これは「スマートバルブ」というものらしく、
仏式バルブに差し込んでも、米式バルブに差し込んでも、そのまま空気を入れられる・・という、優れものです。
まず、当然ではありますが、自転車の仏式バルブに差し込んで、空気を入れることができます。
そして・・・仏式バルブの自転車に空気を入れられるだけでなく、そのまま差し込むだけで、
米式バルブの自転車や、クルマにも、空気を入れることができるのです。
米式バルブの自転車として代表的なものに、たとえば、折りたたみ自転車のブロンプトンがあります。
通常、ブロンプトンに空気を入れるには、米式用の空気れをもう一本用意したり、
仏式用空気入れのヘッド部分を取り替えて、米式用にしたり・・と、面倒なのですが・・
自動切り替えタイプの空気入れですと、仏式のバルブ、米式のバルブ・・などと考えなくても、
かんたんに空気を入れることができて、とても便利です。
米式バルブは他にも、一部のマウンテンバイクにも使われており、
仏式バルブの自転車に加えて、こういった米式バルブの自転車も持たれている方にとっては、
この自動切り替えタイプの空気入れは、とても優秀なものになると思います。
そして、自動切り替えタイプの空気入れ・・特に「GIYO(ジーヨ) GF-55P」は、
自転車だけでなく、クルマの空気入れにも使うことができます。
クルマのバルブは、下の画像のようなものです。
ほとんどのクルマでは、バルブは「米式バルブ」という自転車とは違うものが使われており、
普通は、米式バルブ専用の空気入れを使って、空気を入れるものです。
しかし・・・「GIYO(ジーヨ) GF-55P」などの、仏式米式自動切り替えタイプの空気入れを使うと、
バルブ先端の交換など面倒なことをしなくても、そのまま米式バルブに差し込むことで空気を入れることができてしまいます。
バルブキャップを外して、
画像のように、そのまま差し込んで、あとはシュコシュコするだけです。
クルマの空気入れは、電動タイプのものを使われている方も多いと思いますし、
手動なんて大変そう・・と思われるかもしれませんが、
意外と、そうでもありません。
さすがに、空気ゼロから入れていくのは大変だと思いますが・・そんな機会はまず無いですし、
通常は、抜けてしまった空気を補充する、空気圧調整に使うはずです。
そして、0.1気圧程度であれば、10回もポンピングすれば入れることができるので、
手動であってもあまりにも大変すぎる・・ということは、基本的にないです。
そして、手動タイプは壊れにくく、バッテリー切れの心配もありませんので、
日々の空気圧調整のために自転車に常備する空気入れとしては、けっこう適している・・と私は思っています。
なお注意点としては、自動車のホイールの形によっては、空気入れのヘッドが入らなかったりするかもしれませんので、
そのあたりはご自身にてご確認ください。
バルブ周りの空間がとても小さいタイプだったりすると、
空気入れのヘッドが入らないかもしれません。
たとえば、クルマにこのタイプの空気入れを一本積んでおくと、クルマの空気圧管理に使えるのはもちろんのこと、
クルマに折りたたみ自転車を積んでいるとすれば、その折りたたみ自転車の空気入れにも使えますし、
クルマにロードバイクを積んで走りに出かけるときにも、ロードバイクの空気入れに使えます。
クルマのトランクに自転車を常備して、いつでもどこでも自転車で走り回るスタイルとも、相性抜群です。
さらに、クルマで観光地に行って、現地でレンタサイクルを借りて走り回る・・というときにも、
クルマの場所にさえ行けば空気入れが使えるわけですので、これもなかなかに便利です。
仏式・米式自動切り替えタイプの空気入れは、
いろいろなタイプの自転車に空気を入れられるだけでなく、クルマにまでさくっと空気を入れられるので、とても便利です。
自転車とクルマの両方を駆使して、自転車ライフを楽しみたい・・といった方は、
このタイプの空気入れを選ぶといいのではないかと思います。