自転車のブレーキが効かない!効きにくい!!・・ということはありませんか?
自転車のブレーキは、ブレーキのタイプなどにもよるのですが、
歩道をふつうに走る程度のスピードからだと、ほぼ、その場でぴたっと止まれるくらいの力を持つものです。
しかし・・ブレーキをおもいっきり握っても、少しずつ 少しずつしか減速しなかったり、
なかなか止まりきってくれなかったり・・ということが、もしかしたらあるかもしれません。
特に、ママチャリや、2万円以下の安価なクロスバイクだったりすると、
一般的には、ブレーキの効きが悪いものが多いと思います。
特に雨の日なんかは、握力の限りブレーキを握りしめても、
するするーっとブレーキが滑っていき、ホイールがぜんぜん止まってくれない・・という場合もあります。
自分がまだママチャリに乗っていたころは、そんな感じでした。。。
ブレーキの効きが悪いと、言うまでもなく、危険な場合があります。
ブレーキの能力を上げておくと、たとえ歩行者の急な飛び出しにあったとしても・・
気づくことさえできれば、かなり近かったとしても、まず問題なく止まることができます。
ブレーキ能力が低いと、ふつうなら止まれたはずの状況でも、ブレーキがするする滑ってしまい・・
事故になってしまう、というケースもありうるのです。
ブレーキのワイヤーの張りを調整したり・・と、ブレーキ自体を整備して改善する方法もあるのですが・・・
やはり、例えば「1万円くらいのママチャリ」のブレーキだと、いくら整備しても限界があります。
ブレーキは、他の自転車において、他のパーツとは比較にならないほどの重要パーツです。
なのでもし、ブレーキの性能が低い!と感じられるのであれば、
いわゆる「良いブレーキ」に交換してしまうのが、
いちばん手っ取り早く、ブレーキ性能を跳ね上げられる方法だと思います。
「良いブレーキ」というのは、たとえばそこそこ高価なロードバイクやクロスバイクについているようなブレーキのことですね。
これらの自転車は、原付の制限速度である30km/h以上が平気で出せるような性能があるため、
ブレーキもそれ相応のコストがかかった、性能が高いものがついています。
そしてパーツの規格などにもよるのですが、
こういったブレーキは、ママチャリなどの自転車にもそのまま装着できる場合があります。
そのため、ブレーキをまるごと、高価なロードバイクで採用されているようなものに換装することで、
ブレーキ能力をいきなり、ロードバイク並みに跳ね上げることができるのです。
具体的な製品としては、たとえば「シマノ」のブレーキは定番ですね。
自転車のブレーキは、現代ではたいていが「キャリパーブレーキ」もしくは「Vブレーキ」で、
これらのいずれかであれば、換えることができるかもしれないです。
例えばブレーキが「キャリパーブレーキ」タイプの場合ですと・・・
これは定番です。
シマノのロードバイク系パーツには、いろいろなグレードがあって、
基本的にブレーキはグレードが高ければ高いほど、よく止まるようになるのですが・・・
これは「105」という、上から3番目のグレードで、
価格もものすごく高くはなく、しかし上位グレードに迫るくらいの制動力がありますので、おすすめです。
もし「Vブレーキ」というタイプの場合は・・・
この「DEORE(デオーレ)」というクラスのブレーキは、バランスがいいと思います。
デオーレは、シマノの、「マウンテンバイク」のパーツグレードで、上から4番目ですね。
時期にもよりますが、11段階くらいある中の4番目なのでけっこう、高めで、
そもそもVブレーキ自体が強力なものなのも合わせて、ほんとうに安いブレーキとは比較にならないくらい、ガツン!と止まるようになります。
注意点としては、これら「キャリパーブレーキ」や「Vブレーキ」といった種類がとても重要で、
この「種類」が違うと、装着することはできません。
ママチャリだと「キャリパーブレーキ」がついていることも多いのですが・・・
その他のタイプのブレーキがついている場合もあるので、事前に必ずどのタイプなのか確認しておくことは必須です。
加えて、ブレーキのタイプは合っていたとしても、ブレーキ台座とホイールの位置関係・・など、さまざまな原因で、
せっかく買ったブレーキがうまく装着できない・・という場合も、少なくはありません。
そのためブレーキを新しく買うときは、じっくりといろいろ考えて品を検討しなければならないのですが・・・
もし、このあたりに自信がない場合は、自転車ショップに持ち込んで相談してみましょう。
ロードバイクなどに使われる「良いブレーキ」は、自転車にいちばん重要な安全性を跳ね上げてくれ、
自由自在に自転車を止められる快適さをも与えてくれます。
もし、いまの自転車のブレーキの効きに不満がある場合は、
ブレーキのアップグレードを、検討されてみてもいいかもしれません。