自転車で、知らない土地を走っているとき・・
あれ?今、どっちに向かって進んでいるんだ??
となる・・というのを、よく聞きます。
知っている土地で、方角もわからないほど迷うことは少ないですが・・
知らない土地、特に入り組んだ市街地などでは、
北に進んでいるつもりが、いつのまにか東に進み続けていた!・・なんてことも、あるかもしれません。
そして方位磁石(コンパス)はそんなとき、すごく便利なアイテムとなり得ます。
スマホの地図アプリでいいのでは?と思われるかもしれませんが・・
方位磁石はコンパクトでいつでもさくっと見れますし、電源オンも必要なく瞬時に方角を判断できる!
と、ITが発達した現代でも意外と、便利なものなのです。
しかし・・方位磁石には正しい方角を示してくれない!みたいな「低品質」なものも結構、あります。
なのでこの記事では、どの方位磁石が自転車ナビに向く、優秀なものなの?
このあたりを、いろいろ使い比べてみた経験からお話ししてみます。
目次
おすすめの方位磁石(コンパス)は、これ!
早速ですが、紹介してみます。
方位磁石はこの「スント クリップコンパス(スント クリッパー)」が特に、性能が高いと思いました。
こんな感じのようなものですね。
(左の腕時計はApple Watchで、サイズ比較のために置いています)
このコンパスは方位の正確さ、針の回転の速さ、といった基本性能がとても優秀です。
いくつかのコンパスを比べてみたのですが・・
他のコンパスだと、たとえば針が180度回転するまでに、1.0秒かそれ以上かかることが多かったのですが、
このコンパスだと、だいたい0.5秒くらいで、さくっと北を指してくれます。
そしてもちろん、指し示す方位も正確です。
そしてこのコンパスは「腕時計のバンド」とか「鍵束」といった場所に、無理なく装着することができます。
まず・・「鍵束」に装着する方法が、なかなか便利です。
上の画像のような感じですね。
このコンパスは裏面の、赤丸でお示したところに、
細いゴムロープやタイラップなどを通せるような穴があいています。
そのためこの穴に、たとえば上の画像のような感じにゴムロープを通せば・・
鍵束・バックパック・スマホのストラップなどなど、
アイデア次第でどんな場所にも装着ができるようになるのです。
鍵束に装着しておけば、いちいちスマホを操作しなくても、
さっと方位を確認して、歩き出すことができるようになります。
もしくは、下で詳しく解説しますが・・「腕時計のバンド」に装着する方法もあります。
スマホのようにいちいち取り出さなくても瞬時に、方位を確認できてなかなか便利で・・
しかも自転車に乗りながらでも、問題なく使うことができます。
(片手運転にはなるので、状況にはじゅうぶん注意してください)
優れた方位磁石の「メーカー」としては・・
SUNNTOかSILVAあたりが定番です。
これらの会社のコンパスをすべて試したわけではないのですが・・
それぞれ、いくつか持っており、
私が持っているこの2社のコンパスの中で、やたら性能が悪い!というものはひとつもありませんでした。
なので、記事で紹介した製品そのものが無くても・・
この2社のどちらかから調達すれば、レベルの高いものが買える可能性は高いと思います。
(もちろん保証はできませんので、できれば登山ショップなどで店頭のものを試すことをおすすめします)
コンパスは、アマゾンなどでとても安価なものも売っていますが・・
そういうものは、方角をものすごくゆっくりとしか指し示さなかったり、方角がよく狂ったりします。
なので少し高めになったとしても、最初から高品質なものを選んでおくほうがいいのでは・・とは思います。
方位磁石は「腕時計のベルト」に装着すると快適
せっかく買ったコンパス・・どこに装着する?
選択肢としては「腕時計のベルト」「鍵束」「自転車のハンドルバー」あたりが思いつきます。
私自身、それぞれ試しました。
どれがベストか?は人によって変わってきたりして、一概には言えませんが・・
この中で自転車のロングライドなどで活用するのに、いちばん便利だな・・と思ったのは「腕時計のベルト」です。
こんな感じで装着するわけですね。
例えば私は、「SUNNTO Clipper L/B」というコンパスを、腕時計のバンドに装着しています。
現在の方角を知りたいときは、さっと腕をかざして、コンパス部分を水平にすれば・・・
ひゅん!と、一瞬でどちらが北か示してくれるので、ものすごく便利です。
そして目的地の、ざっくりとした方角さえわかっていれば・・
こっちに進めばいいんだな・・と分かりますので、完全に迷う!ということがなくなってきます。
しかも、腕時計にコンパスをつけていれば、
自転車に乗っているときだけではなく、普通に歩いているときも同じように、コンパスが使えます。
それ以外だと・・たとえば「自転車自体に装着する」という選択肢は、どう?
便利そうな方法であり、私も試してはみたのですが・・・
(フレームやハンドルが鉄製だと完全にアウト)
② 振動に弱い。
(振動の影響で、まともな方角を指してはもらえなくなる)
③ 斜度に弱い。
(坂だとコンパスの水平が保てず、まともに働けなくなる)
と、正常なコンパス使用を妨げる要素がたくさんあり、
私が使ってみた限りでは使い物にはなりませんでした。。
そして腕時計のバンドにコンパスを装着する方法ですと、
①・②・③すべての問題を、一挙に解決することができます。
腕に巻いていれば当然、自転車からの磁力の影響はほぼゼロになり・・
振動の影響も、身体が振動を吸収するのでとても小さくすることができ、
坂があっても自分でコンパスを水平にもってくればいいだけなので、関係ありません。
と、いつも腕時計を着けているのであれば・・
そこにぽん、と方位磁石を装着するだけで、自転車ライドが格段に快適になるかもしれませんので、
興味があれば試してみては・・と思います。
方位磁石は「鍵束」に装着してもいい感じ
方位磁石は腕時計だけでなく、「鍵束」に装着するのもおすすめです。
上でもすこし解説しましたが・・
例えばこの記事で紹介した「SUNNTO クリップコンパス CLIPPER L/B」ですと、
ゴムロープなどを通せる部分がありますので、それで鍵束にかんたんに装着できます。
そして鍵束に装着した場合は、たとえば腕時計に装着した場合とは、
また違った使い勝手の良さを発揮してくれます。
まず・・鍵束に装着した場合は、腕時計のように一瞬で「チラ見」はできません。
見るときは必ず、ポケットから取り出さないといけないです。
なので自転車ライドの最中に、頻繁に方角を確認する・・には向かないです。
しかし、一方で・・
常に、無意識に持ち歩けるというメリットがあります。
鍵束は通常、生活の中で、肌身離さず持ち歩くと思います。
まあ、家の鍵とかも入っているでしょうし・・
なので、上で紹介した「SUNNTO クリップコンパス CLIPPER L/B」といった、小型タイプのコンパスなら・・
いちど鍵束に装着したら、あとはもう忘れてしまい、
必要になった時だけさっと、確認すればいいのです。
この「常に方角を確認できる」状態にしておくと、自転車ライドでも結構、便利です。
あれ?目的地どっちだ?となったら、信号待ちなどでさっとコンパスを取り出し、確認する感じです。
と、取り出す手間はでてくるものの、無意識に持ち歩ける!を重視するなら「鍵束に装着」はアリですし・・
腕時計のベルトと鍵束、両方に装着する!もおすすめですね。
(私自身、こうしていて、かなり便利です)
今回は自転車におすすめの方位磁石を軸に、いろいろお話ししてみました。