自転車で、高い山や、ハードな坂を越えるのは、なかなかに大変です。
トレーニングのためあえて坂に挑むのであればよいのでしょうが、
たとえば自転車旅をするとき、予想していない場所で山や坂に出会ってしまうと、
進むのに、予想の何倍もの時間がかかってしまったりします。
そのためできれば、走り出す前に、
これから走ろうとしている場所に、山や坂がどのくらいあるのか、
あるとして、どの程度のハードさなのか・・ということを、
ざっくりと把握することができれば、いろいろと便利です。
地形や高低差を、おおまかに把握する方法には、いろいろあるのですが・・
現代であればやはり、パソコンやスマートフォンでマップを見ながら検討する方法が、便利だと思います。
Google MapやYahooマップなど、一般的によく使われるマップでも、ある程度の把握はできるのですが・・
これらの地図は、高さや斜度の把握メインで作られてはおらず、そういった情報はあまり見やすいとは言えない、と思います。
そのため、山や坂について把握したい場合は、
それに向いたソフトやアプリケーションを使うほうがいいと思います。
たとえば、下のマップは、iPhoneの「Maps 3D」というアプリで、
伊豆から伊東までの道を表示したものなのですが・・
引用:iPhone用アプリケーション「Maps 3D」
© OpenStreetMap contributors
地形を、3Dモデルでわかりやすく表示してくれ、
同時に、指し示した場所の標高もわかるので、
今から自分が向かおうとしている場所が、どの程度の標高や斜度を持つのか、ということが、
俯瞰して、ざっくりとわかります。
しかも、事前にダウンロードした場所はオフラインで表示することもできる、という
なかなかに優れたアプリです。
それ以外にも、たとえば「Google Earth」などといったアプリが、
全体を俯瞰するのに向いています。
こういう、高さや斜度を「視覚的」に表示してくれるアプリのほうが、
総じて、等高線や高度グラフだけで把握するときに比べて、
全体的な把握をしやすいと思います。
実際に自転車で走っているときでも、
止まって、こういったアプリを開けば、
いまからどの程度の坂を上ることになるな・・どのくらいのハードさになりそうかな・・ということが、
直感的にわかります。
自転車で、特に知らない場所に行くときは、
ルート検索などで、進む道を調べておくだけでなく、
この記事でお伝えしたようなアプリケーションを使って、「地形」についてもざっくりと調べておくと、
予想よりはるかにきつかった。。はるかに時間を使ってしまった。。ということを、
防げるのではないか、と思います。