ミノウラのグラビティスタンド2をレビュー!本当に倒れにくい?頑丈?

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グラビティスタンドに自転車を載せる

2台の自転車を、マンションなどの部屋に置きたい!

でも・・生活スペースが圧迫されるのは嫌!

 

そんなとき、良い選択肢になってくるのが・・ミノウラの「グラビティスタンド2」です。

 

私自身、自転車はすべて部屋置きしているのですが・・

すべての自転車を並べて置くと、それだけで居住スペースが大幅に削られますので、
その対策としてこのグラビティスタンド2を使っています。

縦に2台並べる省スペースタイプの自転車スタンド

しかしミノウラのグラビティスタンド2はその名の通り、「重力を使って固定」する・・という、ちょっとわかりにくい製品です。

なので・・そんな構造で、ちゃんと安定するの?

普通のスタンドより省スペースだと言うけど・・本当?どのくらい?

そういったことは、気になるところと思います。

 

なのでこの記事では、ミノウラのグラビティスタンドって実際にどんな感じなの?

そんなところを、実際の使用経験をもとに解説していきます。

どのくらいの「安定性」があるの?

まず・・このスタンド、本当に安定するの?

というのは、気になるところかもしれません。

 

まず、グラビティスタンド全体の外観は・・

グラビティスタンドの外観

こんな感じです。

 

そしてこのスタンドは、4本脚などでがっちりと固定されるタイプのスタンドと違い・・

グラビティスタンドは2本脚

このスタンドは2本しか脚がなく、その逆側は壁・・という構造です。

 

なのでこんな構造では、ちゃんと安定しないのでは?

ちょっとぶつかっただけで倒れて、床がボロボロになったり怪我したり・・とかなるのでは?

というのは私自身、買う前に思っていたことです。

 

そしてここは・・結論から言いますと、

ちゃんと安定するので、まったく問題ない

というのが、私個人の結論です。

 

まず・・このスタンドはグラビティスタンドの名の通り、重ければ重いほど安定します。

重ければ重いほど「壁に寄りかかる力」が強くなって、それで固定されるという仕組みだからですね。

 

重ければ重いほど・・

グラビティスタンドの壁方向の力

こんなふうに、重力が壁に張り付くような力となって掛かってくれます。

 

なので例えば、10kgの自転車を2台・・合計20kgを掛けている状態であれば・・

かなりの力でぐいっ!!と引っぺがさない限りは、壁から離れて倒れてしまうことは無い!

といった感じになります。

もちろん、ちょっとぶつかったくらいではビクともしないです。

 

 

もうひとつの心配ポイントは、

グラビティスタンドの脚接地ポイント

この「脚が接地している部分」になるかもしれません。

もちろん、ここが足払いのようにズレたとしても倒れてしまいますので・・

 

とはいえ結論から言いますと、ここも十分なズレにくさがある!と思います。

ここの素材は、つるつるのプラスチックとかではなくて、しっかりした「ラバー」ですので・・

床との摩擦力は高く、そう簡単につるっと滑るようなものではないです。

 

加えてここも、重ければ重いほど滑りにくくなります。

ほとんど圧力を加えないゴム板と、地面に向けてぐっ!と固定したゴム板・・

どちらが滑りにくいか?といった感じですね。

 

 

「地震」にも安定して耐えられるのか?については、

中規模地震に相当する衝撃にも耐えられるような設計になっておりますが、揺れが繰り返されると振幅が増幅して転倒することもあります。

ミノウラ公式サイトの該当ページより引用

と書いてあるように、特に揺れに弱い!ということも無いようですね。

 

 

と・・さすがにおもいっきり蹴飛ばしたりとか、全力で足払いを掛けたりとか、
もしくは最大レベルの大地震が来たりすれば、倒れてしまうでしょうが・・

日常の中でバタン!と倒れてしまうほど脆いスタンドではなく、むしろ一般的なスタンドより安定する!まである・・

というのが、実際に使ってきての感想です。

縦に2台並べる省スペースタイプの自転車スタンド

「自転車を把持する部分」は、こんな感じ!

ミノウラのグラビティスタンド2・・その「自転車を支える部分」は、どんな感じ?

限られた自転車しか設置できない!とか、設置した自転車がキズだらけになる・・とか、無い?

というのも、気になるところだと思います。

 

とはいえここも結論から言うと、問題ないです。

 

自転車のフレームを把持する部分は、

グラビティスタンドのフック部分

こんな感じで、全体がしっかりしたラバーに覆われていますので・・

乱雑に自転車を掛けたとしても、それでフレームにキズが入る!というのは、自分の場合はありませんでした。

 

 

「フックの間隔」についても、

グラビティスタンドでフレームを保持

私は「SURLY クロスチェックの54cm」というフレームを使っていて、これのトップチューブ長は「560cmちょうど」くらいなのですが・・

それでこんな感じの、そこそこ余裕のある幅・・といった感じでした。

 

さらには、フック間距離を変えることもできます。

フック間距離を変えるボルト

このボルトをゆるめた上で・・

 

フック間最大距離

最大まで広げるとこんな感じで、

 

フック間最小距離

最小だとこんな感じですね。

もちろんこの間のどこででも、自由な位置で固定することができます。

 

実際のフック間距離を数値でみても、

左右フック間隔:300mm~420mm

ミノウラ公式サイトの該当ページより引用

とあり、一般的にトップチューブはいちばん小さいフレームでも、500mmを多少下回る程度のはずですので・・

フック間距離が問題になって掛けられない!という場合は、ほとんど無いだろう・・と思います。

 

 

自転車を把持する「角度」についても、

グラビティスタンドのフック傾き調整ボルト

ここのボルトを緩めたうえで、固定する位置をずらすことで・・

 

グラビティスタンドのフックを左に傾ける

ここから、

 

グラビティスタンドのフックを右に傾ける

ここまで、大きく角度を変えることができます。

 

なのでトップチューブが水平なホリゾンタルフレームでも、角度がきついスローピングフレームでも、
問題なく設置することができるだろう、と思います。

 

 

載せる自転車の「重量」としても、

耐荷重制限 クレードル1ヶあたり25kgまで

ミノウラ公式サイトの該当ページより引用

とありますので・・
25kgを越えるような、ママチャリより重いような自転車を載せない限りは、大丈夫なようです。

実際に使ってみても、載せている自転車がやたらぐらつく・・とか、
把持する部分が華奢で折れそう・・とか、そんなこともありませんでした。

 

パーツの素材としても、重さを支える部分はほぼすべてが鉄製のようですので、
素材としての強度不足が・・なんてことも無いでしょう。

 

 

と、いろいろな視点で評価してみましたが・・

「自転車を支える部分」に関しても、このスタンドは問題ないのでは・・と思います。

縦に2台並べる省スペースタイプの自転車スタンド

「構造」は、しっかりしている?

スタンドは、ちゃんと頑丈な構造をしているの?

使っているうちに関節部分がバキッ!となったり・・そんなことは無いの?

というのも、感じられる不安かもしれません。

 

自転車にもよりますが、20kgとかの重さを毎日毎日、支え続けることになりますので・・

使っていくうちに強度不足で壊れてしまう・・とかであれば、それは微妙ですよね。

 

しかしこのスタンドは各部の構造がとてもしっかりしているので、
おそらく、その心配は無かろうと思います。

 

まず、本体はぶっとくて頑丈な鉄パイプが、ベースになっています。

なので自転車が載ったくらいで、本体がへし曲がっていったり・・ということは起きにくいでしょう。

 

こういう製品のウィークポイントになりやすい、「関節部分」についてですが・・

グラビティスタンドの関節部分

本体の上下をつなぐ部分の関節は、こんな感じの「ボルト留め」になっています。

 

そしてその内部には・・

グラビティスタンド関節部分の鉄板

こんな感じで分厚い鉄板が配置されていて、
これに対してボルトを締め込むことで、がっちりと固定される・・という感じです。

まず壊れたりすることは無さそうな、頑丈そうな構造だと思います。

 

全体を支える「脚」部分の関節についても、同じような感じですね。

脚部分のボルト

こんな感じで、ボルトで本体に対して留められていますが・・

この内側も同じように、頑丈な鉄板を介して固定するスタイルです。

 

あとは、自転車自体を把持する部分ですが・・

自転車本体を把持する部分の関節

自転車を把持する部分はこんな感じで、ポール本体に接続されています。

 

そしてその構造は・・

把持する部分の「切り欠き」

把持する部分には、こんな感じで「切り欠き」が入っていて、

 

自転車本体を把持する部分の関節をつなぐ

それをポール本体にある、こんな感じの引っ掛けられる部分にガキッ!と引っ掛ける形ですね。

 

あとは、ちょっと説明が難しいのですが・・

把持する部分の補強パーツ

さらにこんな感じの補強パーツがあって、これを、

把持する部分の補強パーツ

こんなふうに併用することで、万が一にも勝手に抜けてしまったりしないように、
さらに強力に固定する・・という形です。

 

・・と、ミノウラのグラビティスタンド2は各部がしっかり考えられた、
ものすごく「頑丈」な構造をしていると思います。

なにごとも100%はありませんが・・

使っているうちにバキッ!といったりしない?という心配は、
まあ、あまりいらないような製品なのでは・・と思います。

縦に2台並べる省スペースタイプの自転車スタンド

「2台を省スペースで置きたい!」なら、最強のスタンドかも

と、いろいろお話ししてみましたが・・

2台の自転車を部屋置きしたいけど、できるだけスペースはとりたくない・・!

そんな希望があるとすれば、グラビティスタンド2はベストマッチなのでは・・と思います。

 

実際の設置寸法としても・・

設置寸法

幅 = 680 mm
奥行 = 430 mm
高さ = 2,140 mm

ミノウラ公式サイトの該当ページより引用

とあるように、かなり小さいです。

 

実際には「自転車自体の幅」が加わるので、もっと大きくはなるのですが・・

実際に設置しても、ちょうど「自転車1台ぶんのスペース プラスアルファ」程度の幅に2台がおさまり、
これ以上に幅を小さくしたいなら、自転車を分解するしか無いのでは?・・と思う感じです。

 

 

2段目からの、自転車の上げ下ろしが大変なのでは?と思われるかもしれませんが・・

自分が何度もやってきた限りでは、1段目の自転車に当たって面倒!・・とか、
重すぎて負担が。。とか、そんなことはありませんでした。

 

ここは身長とか筋力とか、そのあたりで変わるところかもしれませんが・・

もし負担に感じたとしても、例えば上段にはできるだけ軽量化したロードバイクを置く・・

もしくは設置する高さを変えられますので、上段はいちばん低めの高さにしておく・・など、
工夫で何とかなるところかもしれない、と思います。

 

 

組み立てについても、特に問題になるようなところはありませんでした。

基本的に、六角レンチ一本で作業できますし・・

その六角レンチも付属しています(仕様など変わるかもしれませんが、私が購入したものにはついていました)。

 

組み立てや詳しい構造については、ミノウラ公式の「取扱説明書・製品分解図」から参照することもできます。
(PDFが開きます)

 

 

と、いろいろ解説してみましたが・・

ミノウラのグラビティスタンド2は、「安定性」「接地面積の小ささ」という、こういったスタンドに求められる条件をきっちり満たしています。

 

ので、2台の自転車をできるだけ邪魔にならないように部屋置きしたい!

そう思われるのであれば、大きな間違いにはならないのでは・・と思います。

縦に2台並べる省スペースタイプの自転車スタンド

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