ミニベロは輪行に便利?ホイールが小さいのは有利なのか?

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青空とミニベロ

折りたたみ自転車は、輪行に有利です。

でも・・折りたためないタイプのミニベロって、輪行に有利なの?

 

ミニベロには、フレームが一体型で折りたためないタイプのものがあります。

そしてその場合は、ホイールを外したりして、ロードバイクなどと同じように輪行するしか無いのですが・・

 

この、折りたためないタイプのミニベロ・・

輪行において、持ち運びやすさ・輪行作業のしやすさはどんな感じなの?

ロードバイクや折りたたみ自転車と比べて、面倒なの?それともラクなの?

・・というのは、折りたためないタイプのミニベロを買おうかな?とか、
持ってるけど、輪行に使えるかな?と思っていたりする場合、気になるところだと思います。

 

なのでこの記事では、折りたためないタイプのミニベロで輪行って、どんな感じ?

そんなところを解説していきます。

輪行サイズは、意外にも「小さくならない」

まず・・ミニベロは、ホイールが小さいです。

なので、ホイールを取り外したりして輪行スタイルにした場合・・

「ロードバイクよりは、小さくなる」のでは?・・と、思われるかもしれません。

 

しかし・・実際のところ輪行サイズは、ロードバイクと大差ない感じになります。

理由は・・ミニベロはフレームが大きいから、ですね。

 

折りたためないミニベロというと、

ミニベロのフレームサイズ

こんな感じですが・・

ホイールを外したあとのフレームサイズ(縦幅)は、赤の注釈くらいになりますよね。

 

そしてこのサイズは、ロードバイクやクロスバイクよりもかなり大きくなります。

ロードバイクだろうとミニベロだろうと、乗るときの「地面からの高さ」はそんなに変わらないわけですが・・

ミニベロではホイールが小さいぶん、フレームサイズ(縦幅)を大きくして、地面からの高さを稼いでいるような構造だからですね。

 

なのでホイールを外して車体にくくりつけた、輪行スタイルにした場合・・

ホイールは小さいんだけど、フレームがでかくて結局小さくはならない感じになります。

 

ちなみにこの点においては、折りたたみ自転車がすごく合理的だったりします。

折りたたむことで、フレームが1/2とか1/3とかに小さくなり・・

ホイールもフレームも小さい状態になるので、折りたたみサイズが劇的に小さくなるわけです。

 

・・と、ミニベロはホイールが小さいので、ロードバイクあたりよりはコンパクトにして輪行できるだろう?

と、感覚的には思われるかもしれませんが・・

実際にはフレームサイズが小さくないので、さほどコンパクトにはできない。。
というのが、いろいろ試してみての私としての結論です。

「ホイールを外さない」輪行だと、とても有利

じゃあ、折りたためないミニベロは輪行に不利なの?

ミニベロで輪行・・に、アドバンテージはまったく無いの?

 

ひとつ、ここはミニベロが有利!と言える部分があります。

「ホイールを外さない輪行」がやりやすい、ということですね。

 

例えば、後輪を外さない輪行・・というのは、ロードバイクでも時々されるものだと思います。

そして、あまりコンパクトにならず邪魔になりやすいですので、
前後輪ちゃんと外すべき!とよく言われたりするものですが・・

 

しかしミニベロだと、ホイールを外さない状態でもけっこう小さいものです。

まあ、ここはじっくり比較するまでもなく・・

ロードバイクなどのフルサイズ・ホイール自転車と、ミニベロとを比較してみると、
ミニベロのほうがホイールが小さいぶん、車体の「前後幅」が小さいですよね。

 

なので・・ホイールを「両方外した」場合だと、ロードバイクもミニベロもサイズに大差は無いのですが・・

ホイールを「片方外した」もしくは「両方ついている」場合は、ミニベロのほうがかなり小さい・・ということになるのです。

 

もちろんミニベロであっても、前後輪ともにホイールを外した状態が、いちばん小さくなります。

しかし前後輪を外すのはとても面倒ですので・・
できればもうちょっと小さい手間で、輪行したい!と思われることは多いでしょう。

 

そんなとき、ミニベロだと・・車体の構造によって、かなり事情が変わってはきますが・・

前輪だけ外した・もしくは両車輪とも着いている状態であっても、輪行できるくらい小さくできる!

という場合もあると思います。

 

たとえば「ジャイアント IDIOM」といった、ハンドルポストだけ折りたためるミニベロだったりすると、
この「ホイールを外さなくても小さくなる」が実現しやすいですね。

ハンドルポストを折って小さくして、さらにサドルを下げて小さくすることで、
前後輪ともについたままでも輪行が可能になるくらいに小さくすることができます。

かなり縦長の荷物にはなりますので、折りたたみ自転車みたいなコンパクトさはもちろん望めませんが・・

 

 

と、いろいろお話ししてみましたが・・

折りたためないタイプのミニベロは、

  • 前後輪を外したふつうの輪行だと、小さくなるメリットはそんなに無い
  • ホイールを「外さない」輪行だと、ロードバイクなどと比べればかなり小さくなる

というのが、私としての結論となります。

輪行を「折りたたみ自転車」と比較すると

折りたためないミニベロは、輪行において・・

折りたためるタイプの「折りたたみ自転車」と比較すると、どんな感じになる?

以下、この視点からも解説してみます。

 

ミニベロと折りたたみ自転車のいちばんの違いは、もちろん折りたたみ能力の有無です。

折りたたみ自転車はこの記事で解説するように、さまざまな方法で折りたためるわけですが・・

ミニベロは、フレームを折りたたむことができないわけですね。

 

じゃあ、折りたたみ自転車ってミニベロに対して、どのくらいまで小さくなるの?

たとえば「折りたたみサイズの小ささ」で有名な、ブロンプトンという折りたたみ自転車を例にあげると・・

そのサイズはざっくり言うと、「60cm四方」くらいになります。
具体的な折りたたみサイズは、この記事で解説しています。)

30cm定規を取り出して、この2本分かぁ・・という視点で見ると、その小ささがイメージしやすいと思います。

 

対して・・ミニベロの前後輪を外したときのサイズは、そのホイールベースとだいたい同じになります。

前輪の軸から後輪の軸までの長さが、イコール「ホイールベース」なので・・

ホイールを外した状態では、ホイールベースの長さが車体の長辺となってきますよね。

 

じゃあ、ミニベロのホイールベースってどのくらい?

折りたたみ自転車やミニベロのホイールベースは、どのくらいが長い・短い?どのくらいが良い?を解説しています。

ここは上の記事で解説しているのですが、ざっくりまとめると「105cmくらい」になってきます。

 

さらにはミニベロは、ホイールを外した後の「フレームの高さ」も高めになりやすく・・

そっちも大体ですが、ホイールベースと同じくらいになります。

なのでホイールを外したミニベロのサイズは、「105cm四方」くらいとなります。

 

60cm四方と、105cm四方・・

面積で比較すると約「3倍」もの差になります。

 

つまり折りたたみ自転車は、それほどまでに明らかに小さくなりますので・・

輪行を多用するのなら、折りたたみ自転車にしておくほうが有利!

こう言い切ってしまえるくらい、輪行に優れることになってきます。

実際に私自身、折りたたみ自転車(ブロンプトン)で日常的に輪行しているのですが、正直とてつもなく快適です。

 

もちろん、折りたためないミニベロはダメ!とか言いたいわけではありません。

折りたためないミニベロには折りたたみ関節が無いことにより、剛性が高いという最大のメリットがありますので・・

輪行はあまりしないし、小さいホイールでスピードを出して走り回りたい!というニーズにはベストマッチすると思います。

 

今回は折りたためないミニベロで、輪行ってどう?というテーマでお話ししてみました。

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海岸線沿いのブロンプトン

 
自転車通勤から自転車にハマった、いち自転車マニアです。

【年齢・性別】30歳台、男性

【よく乗るエリア】福岡まわり

【自転車趣味歴】9年くらい

【職業】
現在:企業の産業医
元:総合病院の内科医・研究員

【自転車乗りとしての特徴】
◇貧脚・ゆるポタ勢
◇折りたたみ自転車・輪行大好き
◇フラットペダル派
◇好きな素材はクロモリ
◇全部自分で整備するマン
◇いつかオランダに住んでみたい
 
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