ロードバイクなどの自転車を、自分ひとりで整備する!!
・・・「セルフメンテナンス」は、自転車を趣味にするのであれば、
いつかは、身につけたいと思う方が多いスキルだと思います。
実際、ロードバイク、クロスバイク、折りたたみ自転車などの自転車は、
プロではない素人の趣味人でも、個人で、
ほぼすべての部分・ほぼすべてのパーツを、整備できるようになります。
これがクルマ・・つまり自動車ですと、個人がひとりですべてメンテするのは、まず無理です。
オイル交換くらいならできますが・・・
クルマをしっかり持ち上げて、底面の足回りなどにアクセスしたり、
エンジンルームの奥深くにあるパーツを整備したり・・というのは、
素人にはあまりにも難しいでしょう。
そのため私は、クルマについてはプロに、整備を一任しています。
そうしている方は、多いでしょう。
しかしロードバイクなどの自転車は、
たったひとりで、無理なく、すべてのパーツの整備を完遂できます。
工具も、BB外しなど特殊なものを含め、Amazonあたりでほとんど調達完了しますし、
メンテナンスの場所としても、家の部屋とか、ベランダがあればじゅうぶんです。
なんなら、フレームだけをバラで入手して、好きなパーツを組み込んで、
自分だけのオリジナル自転車をつくりあげる・・通称「バラ完」も、ふつうに可能です。
とはいえ・・・やっぱり、自分で整備するためには、いろいろと情報集めは必要です。
ロードバイクなどの自転車は、自分自身の命を乗せて走るものですし、
てきとうに整備してしまって、それが原因で事故って、大怪我してしまったとしても・・・
当然、「自己責任」になってしまいます。
なので、特に、スポーツ自転車を買って一年目とかのうちは、
自転車ショップで、プロからメンテナンスを教わるのが、私としてはいちばんだと思います。
ふつうにお金を払って、整備を依頼するときに、
頼めば、作業を見学させてもらえることも多いです。
もちろんケースバイケースで、作業場に入れてもらえない場合もあるでしょうが・・・
ロードバイクはブレーキケーブル交換、ステムまわりの整備、ホイール整備・・などなど、
ちゃんと整備しておかないと、事故に結びつくような部分がけっこう、あります。
そういう部分だけでもいいですので、
できればショップで、お金を払って、プロの仕事を見て学ばせてもらっておく・・というのが、
私としてはおすすめです。
現代はネットも発達していますし、このブログのような媒体や、YouTubeのような動画メディアもたくさんあります。
また、メンテナンスを取り扱った、自転車雑誌もたくさんあります。
しかし・・・やはりそれだけだと、実際に自分で整備するときに、
注意するべき「ポイント」・・・といったものは、わかりにくかったりします。
「百聞は一見にしかず」と言うように、プロに実際に仕事を見せてもらうことで、
学べることはたくさんありますし、
自分で整備してみて、わからなくなったポイントを聞くこともできますので、
やっぱり、ショップで学ばせてもらう・・というのは、有利です。
ちなみに、こういった事情がありますので、
一台目の自転車は、ネットなどから買うのではなく、
リアル店舗から買っておくことをおすすめします。
やっぱりショップは、自分の店で自転車を買った人を、
懇意にしてくれるものですし・・・
ネットで買った自転車を持ち込んで、整備しているところを見せてくれ・・と頼んだとしたら、
たいてい、良い顔はされないのではないか、と思います。
そして特に自転車趣味を始めた初期のころは、
ショップ店員から聞ける情報はなかなか、重要だったりもします。
たとえば、地元のロードバイクで走りやすいルート・・といったものは、
なかなかネットにもありませんし、価値が高いです。
逆に、自転車趣味を始めて何年も経ってからなら・・・
すでに自分だけで、自転車のほとんどのパーツをいじれるスキルが身についていると思いますし、
走りやすい場所の知識などもじゅうぶん、たくわえられているはずです。
そうなったなら、あとはもう正直、「独立」してしまってもかまわないと思います。
独立というのは、ネットショップなどから、安くて良いパーツを自由に調達したり、
自転車の整備を、自分自身だけでやるようになったり・・ということです。
ライドだけでなく、メンテナンスまで自分ひとりで完結させられる・・というのが、
自転車趣味の魅力のひとつだと、私は思います。
しかし、いきなり、たったひとりですべてをやろうとするのは、
危険かもしれませんので・・・
特にブレーキケーブル交換などといった、安全にかかわる部分は、
「ちゃんと」プロから教わっておいたほうがいい・・・と思います。