IPXだけじゃない!防水性が高い自転車ライトを選び抜く方法


台風豪雨

雨の中を自転車で走るのなら、
「ライトの防水性」は、ぜったいに必要です。

 

そして、防水性をあらわす基準で、もっともポピュラーなものに「IPX」があります。

IPX0からIPX8まであって、IPX8が最強・・といったものですね。

 

そしてIPX8であれば、水の中に沈めておいても問題ないレベルとされています。

なのでIPX8であれば、たとえザーザー降りであろうと、
雨の中で使うくらいなら、まったく問題ないはずです。

 

はず、なのですが・・・

 

実際に使ってみると、IPX8のはずなのに、雨の中で使うとすぐに浸水して壊れてしまう・・ということが、けっこうあります。

 

これは、私自身も経験したことがありますし、
ネット上を探しても、そういう経験をしたことがある方は多いです。

もしかしたらあなたも、経験したことがあるかもしれませんね。

 

基準としては、最高の防水性があるはずなのに、
実際に水がある状況で使ってみると、簡単に壊れてしまう。。。

これはスマホとか、電子機器とかの、
ライト以外の製品でもよく起きることだったりします。。

 

IPXはあくまで、実験室のようなところで行われる試験ですので、
それだけを頼りにすると、現実には通用しなかった・・ということが、起きるわけですね。

 

この記事では、IPXだけに頼らずに、
「本当に防水性が高い自転車ライト」を選び抜くためのノウハウを語っていきます。

条件① 隙間部分が小さく、少ない

まず、ひとつめの条件として、
そもそも、水が入るための隙間部分が少ないほうがいいです。

 

もし、一切の隙間が無く、一枚ののっぺりとしたプラスチックや金属でできた構造だとしたら・・・

それに水が浸水することは、あり得ませんよね。

 

しかしライトは電子機器ですので、充電のための端子部分、電池を入れるため開ける部分、
整備のための分解部分など・・水が入りうる「隙間」がけっこう、あります。

 

そしてこの隙間がやたらと多かったり、水が入りやすい構造になっていたり・・とすると、
当然、浸水はしやすくなります。

当然、隙間部分がひとつなら、そこからしか浸水し得ないですが、
隙間が3つも4つも開いていれば、そのすべてにおいて、浸水する可能性が生まれますよね。

 

「防水」をうたいながらも、機器に4つも5つも、やたらとたくさんの隙間があるライトは、
防水性に関しては、疑ってかかったほうがいいです。

 

たとえば・・・

VOLT300

このライトは「CATEYE VOLT300」という、
愛用ライトの一本なのですが・・・

このライトの、どこに隙間があるか?を見てみると、

VOLT300のパッキン部分

まずはここ、バッテリーを本体に締め込む部分ですね。

そして・・・

VOLT300 防水キャップを外したところ

ここ、充電用の端子をカバーする部分です。

 

このライトの場合、浸水し得る隙間はこのふたつしか無いですので、
このふたつの隙間から絶対に浸水しないように、気をつけていれば大丈夫!となるわけです。

 

・・・と、そもそもまず、浸水の原因となる隙間自体が少ない!というのが、
防水性が高いライトの、条件になると思います。

条件② パッキン構造がしっかりしている

ライトに限らず、防水機器というものは、
ゴム製の「パッキン」によって、防水性を確保しています。

VOLT300バッテリーのパッキン

パッキンというのは、上の画像にある、
灰色のゴム製リングのことですね。

「防水の電子機器」というのは、もれなく、
このパッキン構造で、水の侵入を防いでいます。

 

上の、パッキンが・・・

VOLT300の締め込み部分

こういう構造の部分に、しっかり、締め込まれることで、
水が侵入する余地が、なくなるわけですね。

 

「プラスチック同士」とか、「金属同士」とかだと、
どんなに強く締め込んだとしても、水を完全に防ぐことはできないです。

なのでこういうゴムパーツを噛ませて、締め込むことで、
「プラスチックとゴム」もしくは「金属とゴム」が、強く接触し合うようにして、
そこで完璧に、水を防いでいるわけです。

 

なので「パッキンで水を防ぐ」という構造が、しっかりしているものは防水性が高いです。

パッキンがちゃんと、水が入る隙間がまったく無いように配置されていたり、
締め込むことによって、パッキンがしっかり圧迫されるようになっていたり・・と、いうものですね。

 

さらに防水性を高めるのなら、パッキンにグリスを塗るのも有効ですね。

ここはデュラグリスなどではなく、「フラッシュライト用グリス」みたいな、
専用グリスのほうが良いでしょうが・・・

 

私はほんとうに初心者の頃、ライトにはさまっているパッキンを「なんだこれ?邪魔だな・・」と思って、
取り除いて使っていた時期があります・・笑。

まあもちろん、すぐに気づいて、改めましたが・・・

 

なので、「ちゃんとパッキンが有効に働いているかどうか」を見ると、
そのライトが、本当に防水性が高いライトかどうか、見極めやすいと思います。

条件③ 不意に開いてしまうようなフタが無い

意外に、浸水の原因になりやすいのが、
開けてはいけないフタが、いつの間にか開いてしまっていた・・ということです。

 

ちょっと触っただけで、ぽん、と開いてしまうようなフタががあると、
ちょっとした接触で、いつの間にか半開きになってしまったりします。

 

雨の中で、いつの間にかちょっと開いてしまったら・・

そこからずっと浸水していて、それに何時間も気づかない・・とかいうことに、なります。

 

もちろん、フタの下にあるのは、濡れてはいけない端子だったりしますので、
そこから浸水し続ければ・・壊れますよね。

VOLT300の防水キャップがはまった状態

たとえば、VOLT300ですと、端子部分に画像のような蓋があります。

そしてこの蓋は、かなりしっかり締まってくれて、
あえて開けよう!としない限りは、まず開くことはないと思います。

 

しかし製品によっては、ライトの取り換えのときなどにちょっと当たってしまっただけで、
いきなり開いてしまうようなライトもありますので・・・

そういった「事故」を防ぐためには、フタが簡単に開いてしまうようなライトは避けるか、
そもそもフタとか充電端子とか、そういうものが無いライトを選ぶか・・が、おすすめです。

条件④ 「ブルベ」など過酷な状況で、使われている実績がある

そして、実際にたくさん使われて、防水性が高いことが証明されている製品は、やはり強いです。

 

どんなものでもそうですが・・・

やっぱり、現場で実際に使われ、淘汰され、選び抜かれているものは、
ただ、実験室のテストで高得点を取っただけのものより、信頼性が高いですよね。

 

そして自転車の世界で、ライトの防水性に関して、
いちばん過酷な環境で試されるような状況が、「ブルベ」です。

 

ブルベでは、「雨かつ夜」といった最悪のコンディションで、
関係なく、10時間とか20時間とか走ったりすることがある競技です。

 

もちろん、そこで使われるライトには、
すごくシビアで、タフな防水性能が求められます。

 

そしてブルベには、数多くのライダーが実戦で試し、淘汰し、切り捨て、
その末に生き残った「定番」と言えるアイテムがあります。

時代などによっても、すこしずつ変わってくるのですが・・・
CATEYEのライトは、定評がありますね。

(フロントライトだけではなく、リアライトでもCATEYEは、ブルベでよく使われる定番モノです)

 

もちろんCATEYE以外にも、ブルベでよく使われるような定番アイテムは、いろいろあります。

「ブルベ 装備」「ブルベ ライト」とでもぐぐっていただければ、いろいろ出てくると思いますが・・・

 

メーカーが公表するスペックとか、実験室で行われるテスト結果とかよりも、
「多くの人の実戦経験」のほうが、私としては、ずっと信用できると思います。

 

なので「ブルベ」といった競技で、よく使われている製品・・といった視点でみると、
本当に高い防水性を持つ、ほんとうに高性能な逸品が見つかる可能性は高いと思います。

防水性が高いと思う、おすすめライトはこれ!

それでは具体的に、防水性が高いライトが欲しいなら、どれを選べばいいのでしょうか?

もちろんいろいろな選択肢があるのですが、おすすめは・・・

 

キャットアイの防水性が高いライト

 

キャットアイの防水性が高いライト

 

おすすめは、この2機種です。

まあ、ド定番ではあるのですが・・・

それぞれ、この記事で話題にしました、
防水性の高さに定評がある「キャットアイ」のライトですね。

 

そしてそれぞれ、ロードバイクなどで、真っ暗闇を高速で走るとしても、
ちゃんと視界が確保できるくらいの「明るさ」があると思います。

 

バッテリーの持ちも、良いほうだと思いますし、
予備のバッテリーを持っていれば、すぐにバッテリー交換ができます。

雨に濡れてしまったライトを、モバイルバッテリーなどで充電するのはすごく難しいですので、
この「バッテリー交換タイプ」のライトは結構、有利だったりするのです。
(もちろん雨が降りこまない場所で、しっかり水気を取ってからの交換になります)

 

 

以上、IPXとか、メーカーの謳い文句とかだけに頼らずに、
基準をもって自分で、「防水性が高いライト」を探し出す方法を語ってみました。

実際私は、この記事で書いたような考え方でライト選びをするようになってからは、
ライトが雨の中で壊れてしまった・・ということは、一度もありません。

ライト選びの、なんらかの参考になってくれれば幸いです。



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運営者:じてまにドクター

 

海岸線沿いのブロンプトン

 
自転車通勤から自転車にハマり、その後も自転車のある生活を楽しみ続けている、いち自転車マニアです。
 
【年齢・性別】30歳台、男性

【居住地域】九州のどこか

【自転車趣味歴】7年程度

【方向性】まったりライド方面

【職業】
元、とある総合病院の内科医・研究員です。

現在は、企業の産業医をしています。

医師目線から運営しているブログはコチラ
(日々のカラダの使い方を整え、痛みや不調の改善を目指すブログです)

【所有自転車】
ブロンプトン:独自の魔改造がほどこされた、超小さくなる折りたたみ自転車です。クルマに常備したり、輪行で旅先に持ち込んだりと使い倒しています。

SURLY CrossCheck:初めてフレームから組み上げたロードバイク系自転車です。ハンドルやタイヤを換装することで、マウンテンバイクモードとかクロスバイクモードとかにチェンジできます。

以上の2台です。

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