自転車に乗っていると、30分もしないうちに、なぜか、すぐに疲れてしまう・・という場合、
すこしだけ「高い自転車」に乗り換えると、
もしかすると、良くなるかもしれません。
私は、本格的に自転車を始める前に、1万円強程度のクロスバイクに乗っており、
その前は、スーパーで8000円くらいで買ったママチャリに乗っていたのですが・・・
なぜか、自転車に乗ると、すぐにやたらと疲れてしまったり、
膝の痛みなどの不調がきてしまったり・・ということがありました。
そのときは、比較対象もないので、まあ、そんなものなのかな・・と思っていたのですが・・
自転車を趣味として始め、8-9万円程度のクロスバイクを買うと・・状況が、劇的に変わりました。
いわゆる激安自転車に比べて、
ある程度以上の「高い自転車」は、圧倒的に疲れにくいです。
「高い自転車」は、安い自転車と比較し、
自転車の骨格・・つまりフレームが、比べ物にならないほどしっかりしていますし、
ペダル・チェーン・ギアなどなど、各種パーツの精度も圧倒的に高いです。
そのため、ペダルを回す力がぜんぜん逃げませんし、
車体がよれたりせずに、自分の体重をしっかりと支えてくれるのです。
そのため、進むのに無駄な力を使いまくって、疲れてしまったり、
振動などが続くことによりからだが疲れてしまったり・・ということが、とても少ないです。
加えて、ブレーキの制動力も段違いですので、ぜんぜん止まらないブレーキの自転車に乗っているときと比べて、
安心して進むことができます。
もちろん、安全に気を配るのは当然のことですが、
何かあったとしても瞬時に止まることができる・・というのは、精神的に有利で、ここも疲れにくさにつながると思われます。
もちろん、疲れやすさは自分自身が感じるものなので、
人によって感じ方が違ってくるとは思うのですが・・・
あまりに安い自転車は、安さの代償として「品質」が悪く、
ただ乗って走ることはできるのですが、「乗りやすさ」「走りやすさ」といったことに関してはほとんど考えられていないことが多いです。
そのため、たとえばGIANTなどしっかりした自転車を作るメーカーの、
たとえば5万円-10万円程度する自転車と比べると、とても疲れやすくできていると思います。
激安自転車では基本的に、数km以上の長距離が走られることはなく・・・
しかしある程度値段のする、クロスバイクやロードバイクを買った多くの人が、
数十km-100kmを越える距離にチャレンジし、そして完走してしまうことが多いのですが・・・
ある程度の以上の高い自転車は、この「疲れにくさ」が高いことも影響しているのではないかと思います。
もちろん、高ければ高いほど良い!・・・というわけではありません。
プロでもない個人レベルの自転車乗りが、100万円を越えるような自転車を買うメリットは、
「疲れにくさ」「乗りやすさ」を追求する・・という点から考えると、無いでしょう。
クロスバイクやロードバイクは、自転車としての「品質」や「乗りやすさ」といったものに関して言えば、
5万円-10万円くらいのもので、頭打ちになってきます。
これ以上の・・たとえば30万円、50万円、100万円・・というレベルの自転車になってくると、
レベルアップするのは主に「軽さ」と「速さ」です。
そのためレースレベルの軽さや速さは求めず、しかしできるだけ品質が良い自転車がほしい・・という場合には、
上記、5-10万円くらいの自転車を買うのがいちばんコスパが良いと思います。
自転車に乗っていると疲れてしまう理由はいろいろあり、
もちろん乗車姿勢や、場合によっては日頃の運動不足なども影響すると思うのですが・・・
激安ママチャリなどの自転車は、乗って走ることはできるのですが、
品質の悪さが疲れやすさにつながってしまう場合があります。
そのため5-10万円くらいを目標に、「少しだけ高い自転車」に乗り換えてみると、
疲れにくい自転車生活を楽しめるようになるかもしれません。