折りたたみ自転車を買おうかな?と悩むけど・・
「たたみ方」の、具体的なイメージが沸かない!
折りたたみ自転車って実際に、どんなふうに折りたたむの?
「折りたたみ」は折りたたみ自転車の、最重要機能です。
折りたたみ自転車を選ぶ以上、それを目当てにするのが普通ですよね。
なので具体的なたたみ方を知りたい!と思うのはとても自然なことです。
さらに・・折りたたみ自転車のたたみ方というのは、車種によって全然違ってきたりします。
- 3つ折り型
- 2つ折り型
- 縦型
例えばこんな感じで、いろいろなスタイルがあるわけですね。
そしてそれぞれ、どんなたたみ方をするのか?折りたたみサイズは?といった特徴が違ってきたりします。
私自身、現在は折りたたみ自転車のヘビーユーザーで・・
買う前は「たたみ方」についてさんざん検索したり、店に行って確認したりしていました。
なのでこの記事では、折りたたみ自転車ってどんなたたみ方をするの?
ここを徹底解説していきます。
目次
3つ折り型
折りたたみ自転車には、いろいろなたたみ方があるのですが・・
まず挙げておきたいたたみ方が、「3つ折り型」のスタイルです。
「前輪」「フレーム」「後輪」の3パーツが、一面に重なるタイプですね。
3つ折り型のたたみ方を採用する自転車で、代表的なのは「ブロンプトン」で・・
実際の折りたたみ作業は、動画のような感じになります。
この3つ折りシステムの良いところは、さまざまなたたみ方の中でいちばんコンパクトになるところです。
どのくらい小さくなるか?は「ブロンプトン」を軸に、上の記事で解説していますが・・
3つ折り型は「ホイール1個ぶんプラスアルファ」程度の、きわめて小さいサイズにまとまります。
このホイールサイズでこれ以上小さくするには、ホイール自体を分解するしか無い!と言えるくらいですね。
(もちろん、そんなことはできませんが。笑)
そして「折りたたみサイズ」は折りたたみ自転車において、トップクラスに重要!
実際に折りたたみ自転車を使い倒してきた経験から、個人的にそう思います。
たとえば「重さ」といった要素は、重いものも運べるくらいちょっと体を鍛えれば解決しますが・・
折りたたみサイズが大きいと、混雑した電車の中といった状況で、どうしても困ることになるからですね。
3つ折り型の折りたたみシステムを採用する自転車には、他にも、
- Birdy
- DAHONの一部の車種(EEZZ D3など)
- iruka
- タイレルFX
こういったものがあり・・
それぞれの折りたたみ状態は、
【Birdy】
Birdy公式サイトの該当ページより画像を引用
【DAHON EEZZ D3】
DAHON公式サイトの該当ページより画像を引用
【iruka】
iruka公式サイトの該当ページより画像を引用
【タイレルFX】
タイレル公式サイトの該当ページより画像を引用
こんな感じになってきます。
これらの自転車は、折りたたみサイズだけ見るとブロンプトンほど小さくはないものの・・
たとえばBirdyだと「メインフレームに折りたたみ部分が無く、剛性がより高い」という強みがあったり・・
(ブロンプトンとBirdyの違いを、この記事で紹介しています)
DAHON EEZZ D3だと比較的「安価」という強みがあったりします。
おのおの強みがあって、どれが最強か?は一概に言えないわけですね。
という感じで、3つ折り型の折りたたみシステムは・・
折りたたみ自転車のたたみ方の中でも真っ先に紹介したい、代表的システムとなってきます。
2つ折り型
「2つ折り型」システムも折りたたみ自転車では、よく使われています。
ポピュラーさでは3つ折り型よりも、むしろこっちが上ですね。
2つ折り型というのは、
DAHON公式サイトの該当ページより画像を引用
こんな感じで、フレームを真ん中あたりからパキッ!と折るように畳むタイプですね。
折りたたみ動作は、
動画のような感じで・・
3つ折り型で特徴的な「後輪を前にスイングする」動作はありません。
2つ折り型の折りたたみ自転車は、ちょっと挙げきれないくらい多くの車種で使われています。
有名どころだと「DAHON」では、ほとんどの車種が2つ折り型ですし・・
例えばホームセンターの安い折りたたみ自転車なんかも、ほぼすべてが2つ折り型になっていると思います。
2つ折り型のたたみ方の特徴は、
- 折りたたみサイズが大きめ
- 車体価格が安め
こんな感じになってきます。
2つ折りにするだけなので、3つ折りタイプと比べると小さくはなりませんが・・
シンプルな構造なのでコストが安く、車体の値段は高くなりにくい、という感じですね。
という感じで、折りたたみ自転車にはどんなたたみ方がポピュラーなの?という視点からだと・・
ここは一番は「2つ折り型」だ、ということになってきます。
縦型
「縦型」もよく使われている、たたみ方のひとつです。
たとえば2つ折り型だと、折りたたんだ姿は「横」方向に長くなりますが・・
これが縦に長くなるように、縦方向に折りたたむスタイルのことですね。
縦型のたたみ方を採用している自転車には、
- キャリーミー
- ストライダ
- 5リンクス
有名どころだと、こういったものがあります。
それぞれの折りたたんだ姿は、
【キャリーミー】
キャリーミー公式サイトの該当ページより画像を引用
【ストライダ】
GSジャパン公式サイトの該当ページより画像を引用
【5リンクス】
5リンクス公式サイトの該当ページより画像を引用
こんな感じになります。
中でもポピュラーな車種の「キャリーミー」のたたみ方は・・
動画のような感じです。
縦型タイプのたたみ方の最大のメリットは、幅を取らないことです。
たとえば普通の2つ折りタイプのたたみ方だと、どうしても横幅が大きくなってしまいますが・・
縦方向にたためば縦方向に大きくなりますが、「横幅」はとても小さくなります。
そして横方向に大きいたたみ方と、縦方向に大きいたたみ方のどっちが有利か?
ここを比べると、私としては圧倒的に「縦方向」が有利だと思います。
横方向にサイズが大きくなると、混雑した電車内などに持ち込むときどうしても邪魔になりやすいですが・・
縦方向に大きくても、縦方向にはぶつかる物なんてありませんので問題ないわけですね。
さらには例えば車種「キャリーミー」は、8インチという極小ホイールなのですが・・
これに縦型のたたみ方が組み合わさると、そのスリムさは圧倒的なものになります。
小さくなると定評のある「ブロンプトン」と比べても、横幅で半分くらいというレベルですね。
対して縦型の「デメリット」も挙げておくと、折りたたみ作業がやや複雑になるという点があります。
もちろん車種によって、ぜんぜん違ってはくるのですが・・
もともと横方向に広い「自転車」という構造を、縦方向にまとめ直そうとするわけなので、どうしても手間が多めになるということだと思います。
という感じで「縦型」も、よく採用されているたたみ方で・・
このカテゴリにも魅力的な自転車は、いろいろあるなぁと感じます。
特殊型
現代の折りたたみ自転車のほとんどは、挙げた「3つ折り型」「2つ折り型」「縦型」のいずれかにカテゴライズできますが・・
中にはこれらの枠に当てはまらないような、特殊なたたみ方をするタイプもあります。
たとえば「GIANT IDIOM」という車種は、「部分折りたたみ型」とでも言えるようなタイプです。
GIANT公式サイトの該当ページより画像を引用
こんな感じでハンドルステムの根っこの部分に、折りたたみ関節が用意されていて・・
ここを軸にハンドルを折りたたむことで、小さくできる仕組みになっています。
さらにサドルを下げることもできるので、ハンドル・サドルを畳めばサイズはそれなりに小さくなります。
しかしこの自転車は、フレームを折りたたむことができません。
なので車体全体を折りたたむ折りたたみ自転車と比べれば、そんなに小さくはならないのですが・・
そのかわり折りたたみ機構が少ないことによる「剛性の高さ」「安さ」といったところで優れています。
なので折りたたみ能力はそこまで重視しないけど、「最低限だけ」欲しい!
そんな場合は、こういうのも良い選択になるかもしれません。
特殊なたたみ方の自転車には、「タルタルーガ」という車種もあります。
タルタルーガ公式サイトの該当ページより画像を引用
こんな感じの自転車ですね。
タルタルーガのたたみ方は、
上の動画で見られますが・・
ホイールを外したり、ハンドルを外したりしてから折りたたむというきわめて独特なたたみ方になっています。
もちろん折りたたみの「手間」は、かなりのものになってしまいますが・・
そのぶんタルタルーガは「走行性能」がとても高い!というタイプの自転車になってきます。
他にも「特殊型」と言えるようなたたみ方の自転車は、いろいろあって・・
古い自転車の中には、折りたたみ・展開に工具が必要なものもあったりするようです。
本当に奥深く、おもしろい世界です・・笑
折りたたみ自転車のたたみ方はこんな感じで、いろいろなバリエーションがあります。
なのでそれぞれのスタイルのメリット・デメリットと、たたみ方以外のいろいろなパラメーターを比較し・・
ぜひ、納得いく一台を選んでいただければと思います。
今回は折りたたみ自転車のたたみ方を解説しました。