あ、しまった!!
突然、乗っていたはずのロードバイクが消えて、ふわっと浮く体・・
気がついたら地面に横たわって、痛みとともに青空を見上げる・・
グレーチングはそんな「突然の落車」を起こしかねない、
ロードバイク乗りにとっての天敵です。
私自身、滑りそうになった経験は、何度もあります。。
グレーチングはもちろん、必要だから設置されているわけですが・・・
とはいえ自転車乗りとしては、ちょっと、怖いものですよね。。
しかしグレーチングは、防ぐための「コツ」を押さえておけば、
滑る可能性をかなり下げることができます。
この記事では、グレーチングの危険度をできるだけ下げるには、どうすればいい?
そんな疑問に答えていきます。
目次
「太いタイヤ」が、いちばん有効
まず、いちばん効果的な方法からなのですが・・
とりあえず太いタイヤに換えてしまうのが一番です。
太いタイヤというと、ロードバイクの場合だと25C、もしくは28Cといったところですね。
クロスバイクやマウンテンバイクなら、もっと太いタイヤも使えるのですが・・・
ロードバイクだと「フレームクリアランス」の問題がありますので、そのあたりが太さの上限のはずです。
ロードバイクで一番よく使われているタイヤは、23C・・つまり幅23mmのタイヤのようです。
そして・・
あら目(普通目・並目)グレーチングは主部材の隙間が通常25~28mmのため、28mmより細いタイヤの場合は嵌まる可能性があります。
株式会社宝機材ホームページより引用
とあるように、グレーチングの中でも目が粗いものは、23Cタイヤよりも隙間が広くなっているのです。
そんなところに細いタイヤで、突撃しようものなら・・・
当然、すっぽりはまってハンドルがとられて、落車・・となる可能性は高いです。
なので選べる範囲でできるかぎり、太いタイヤを選ぶのはもちろん、危険度を下げるために有効なのです。
グレーチングの幅は、広い場合で28mmとのことなのでできれば、もっと太いタイヤが理想ですが・・・
ロードバイクだと現実的には、それも難しいです。
もちろん太いタイヤには、走行抵抗が落ちたりとデメリットもありますので、
結局はいろいろな要素のバランスを考えて、検討していくしかないのですが。。
関連記事:タイヤの太さごとのメリット・デメリット
「上でハンドルを切る」と、超危険
そしてグレーチングの上で、ハンドルを切ってしまうと、滑る確率がいっきに跳ね上がります。
このあたりは、「工事現場の鉄板」とかも似ていますが・・・
滑りやすい場所に進入するときでも、ハンドルをまっすぐにして突っ切ってしまえば、そうそう滑りはしないものです。
しかし滑りやすい場所の上でわずかでもハンドルを切って、曲がるベクトルを出してしまうと、
それによって前輪なり後輪なりがずるっと滑り、そのままガシャーン・・となってしまいます。。
そして特にグレーチングは、いわゆる「面」の部分がほとんどありませんので、
摩擦力はとんでもなく低いわけです・・笑
もちろん、グレーチング自体をできるだけ避けたほうがいい!というのは、言うまでもないことですが・・・
道幅いっぱいにグレーチングがある場合もありますし、タイミング的に避けられない場合もありますので、
そういう場合は絶対にハンドルを切らない!まっすぐ走る!
・・を意識すると、滑ってしまう可能性はかなり下がると思います。
今回はグレーチングで滑らないために、できることについてお話ししてみました。