クロスバイクを改造したい方に!カスタムの選択肢をいろいろ紹介!

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高原にたたずむクロスバイク

クロスバイクにも、だいぶ慣れてきたなぁ・・

よし、いっちょ改造してみよう!

でも・・改造の選択肢って、どんなのがあるの?

 

クロスバイクは、改造しがいのある自転車です。

たとえばサドルやグリップを変更するだけで、乗り心地は変わりますし・・

もしくはギア比を変えれば、走りやすくなったりもします。

 

そして改造してみようかな、と思った場合・・

具体的に、どこをカスタマイズすればいいの?

アップグレードのための、優れたパーツを知りたい!

というのは、思われるとことかもしれません。

 

私自身、自転車趣味を始めたばかりの頃にクロスバイクを購入し・・

それを心ゆくまで、カスタマイズしまくっていた時期があります。

 

なのでこの記事では、クロスバイクの改造方法についていろいろ解説していきます。

改造ポイント①:グリップ

クロスバイクの改造、まず、どこをやるのがおすすめ?

  • 作業の簡単さ
  • 効果の大きさ
  • 値段の安さ

このあたりを考えたうえで、これがおすすめ!と思った改造が・・

「グリップの交換」です。

 

クロスバイクには最初からグリップがついていますが・・

たとえば、これを「エルゴングリップ」に変更する!

というのは、ド定番のカスタムです。

いちばん基本的なエルゴングリップ

エルゴングリップは「手へのダメージをやわらげる」ことにおいて、定評があるグリップです。

 

クロスバイクに乗っていると、どうしても圧迫や振動でダメージがきます。

クロスバイクはロードバイクと違い、持てる場所がグリップだけですので・・

ずっと握っていると、どんどん、手にダメージがたまっていきます。。

 

手にダメージがたまっていくと?

ロングライドだと、手の痛みでもう走れなくなったりしますし・・

自転車通勤のあとの仕事が、手のしびれではかどらない・・なんてことにもなり得ます。

 

クロスバイクオーナーの悩みの中でも、かなりを占めるのがこの「手の痛み」のようですね。

 

そしてエルゴングリップに改造すれば、ダメージはかなりやわらぎます

エルゴングリップは幅が広くて、圧迫が分散されますし・・

グリップの「柔軟さ」「衝撃吸収力」も高いです。

 

グリップは六角レンチだけで、さくっと交換できますし・・

値段も比較的、リーズナブルです。

なのでコスパがかなり高い、クロスバイク改造だと思います。

改造ポイント②:サドル

「サドルの交換」も、定番です。

 

クロスバイクに最初からついているサドルも、悪くはないのですが・・

コストカットはやはり、されているものです。

 

なので一般的に「良い!」と言われる定番サドルと比べると・・

おしりへの優しさとか、圧迫軽減とか、もしくは軽さとかにおいて及ばないことが多いです。

 

なので、クロスバイクで走ってるとやたらと、おしりが痛くなるとか・・

もしくは、もっと軽量化したい!とか思う場合・・

サドルの交換は、良いカスタマイズになると思います。

 

サドルにはいろいろな種類があって、ここですべて挙げることはできませんが・・

いくつか、例をあげてみます。

ブルックス カンビウム

このブルックス カンビウムはおすすめです。

ハンモックのように張られた、高品質なラバーがおしりを支える構造なので・・

圧迫がやわらかく軽減され、おしりのダメージが軽くなる、というサドルですね。

 

実際に私自身、クロスバイクに乗っているとよく、おしりが痛くなっていたものですが・・

このカンビウムに換えてからというもの、100km乗ったくらいではおしりには大したダメージはこない・・

そのくらいに改善されました。

ブルックス B17

ブルックスのサドルには「革タイプ」もあります。

型番としては「ブルックス B17」というタイプですね。

そして革サドルは「定期的なメンテナンスが必要」というデメリットがあるかわりに・・

「おしりへの優しさ」が、最強!

と、そういったタイプのサドルです。

 

メンテナンスは具体的には、定期的に革用クリームを塗り込んだり・・

もしくは、革は「伸び」てしまうので、定期的に張り具合を調整したり・・という感じです。

それぞれ普通のサドルでは、必要ない作業ではありますね。

 

しかし革サドルは合う人にとっては、おしりの痛みをかなりのレベルで解決できるものですので・・

検討の価値はあると思います。

サンマルコ リーガル

「サンマルコ リーガル」も、おしりに優しいサドルです。

セラサンマルコのおしりが痛くなりにくい、幅広サドル

上に挙げたふたつのような「ハンモック型」ではない、一般的なプラスチックサドルではありますが・・

面積が広く、しっかりしたクッション材が使われています。

なのでロングライドでの圧迫も、しっかり分散してくれます。

 

上に挙げた「ブルックス カンビウム」「ブルックス B17」はけっこう、重いのですが・・

このサンマルコリーガルはそこまでは重くなく、まあ一般的なサドルの範疇だと思います。

 

そしてその上で、かなりおしりに優しいので・・

そういう「バランス」を求めるならこれが一番なのかな、と感じます。

フィジーク アリオネ

「フィジーク」のサドルも、定番です。

 

フィジークのサドルは、軽量!!というほどでもないですが・・

「そこそこ軽い」「座り心地がいい」「前後に体重移動しやすい」

そういったメリットを兼ね備えたサドルです。

 

中でも定番は、これですね。

 

なのでサドル交換で、乗り心地をアップしたい!

でも、車体が重くなってしまうのはちょっと・・

そんな場合にはこのフィジークのサドルが、選択肢になるのでは・・と思います。

改造ポイント③:ペダル

クロスバイクは「ペダル交換」も、有効な改造です。

 

クロスバイクにはフラットペダルを使うことが多いと思います。

なのでここではフラットペダルについてお話ししていきますが・・

 

クロスバイクに最初からついているペダルは・・

正直、ちょっと微妙なものが多いです。

 

具体的には、力を逃がさない「剛性」とか・・

力を入れても靴がすべらない「グリップ力」とかが、低めのことが多いですね。

 

しかしペダルを例えば「三ヶ島製」といった、優秀なものに換えると・・

ペダルの基本性能が上がってかなり、乗りやすくなるかもしれません。

 

三ヶ島ペダルは高性能ペダルとしては定番で、良さなど詳しいところは・・

長年使ってきて、これが最強!と感じている「三ヶ島製フラットペダル」の、その良さやデメリットなどを解説しています。

上の記事で解説しています。

 

三ヶ島ペダルのなかでも代表的なのは、

この「BM-7」という型番のものです。

私自身、現在このペダルを使っているのですが・・

三ヶ島ペダルの中でも特に「靴とのグリップ力」においては、高いと感じています。
(形状が良いのだと思います。靴の相性とかもあるかもしれませんが)

改造ポイント④:タイヤ

「タイヤ」も、インパクトのある改造ポイントです。

 

クロスバイクに最初からついているタイヤは正直、重くて、転がりやグリップも悪い・・

という、微妙なタイヤであることも多いです。

 

そして品質が高い!と言われる、いわゆる定番タイヤに交換することで・・

クロスバイクが圧倒的にスーッと、抵抗なく走るようになった!

となるかもしれないです。

私自身、クロスバイクのタイヤをはじめて交換し、違いははっきりと体感できました。

 

特に・・タイヤは自転車のなかで唯一の「地面に直接接するパーツ」です。

なので地面の感触が変わったりして、変化を体感しやすかったりもします。

 

タイヤにもいろいろあるのですが、私自身もずっと採用しているおすすめは・・

コンチネンタルグランプリの25cタイヤ

この「コンチネンタル グランプリ」です。

 

これはもう、おすすめタイヤは?みたいな話になると1度は出てくるような定番品ですし・・

特に「グリップ力」「転がりの軽さ」には、高い評判がありますね。

 

乗り心地は私の感覚ですと、もっちり・しっとりと言いますか、「上質」な感じになると思いました。

実際に、初期からついているタイヤからこれに交換すると・・

乗り心地の変化に、驚かれるかもしれません。

 

もし、もうすこしコスパの良いタイヤにしたい場合は・・

この「コンチネンタルウルトラスポーツ」が、良い選択になるかもしれません。

改造ポイント⑤:ホイール

「ホイール」も、影響が大きいパーツです。

ホイールを換えると自転車が変わる!みたいなことは、よく言われていて・・

ホイールが大事というのは、自転車乗りには常識かもしれないですね。

 

ホイールを作るメーカーにも、いろいろありますが・・

とりあえず「シマノ」から選んでおくと、ハズレが無いかなと思います。

スタンダードな、扱いやすいホイールなことが多いですので・・

 

そしてシマノホイールには、高いほうから「デュラエース」「アルテグラ」「105」といったグレードがあるのですが・・

クロスバイクの改造には2番目の「アルテグラ」と、3番目の「105」がおすすめです。

 

デュラエースホイールは、前後あわせて20万円とか、相当な値段がしますので・・

そこまでは行かなくて、かつ、できるだけ性能が良いものを、ということですね。

 

ホイールも通常、クロスバイクについているのは重くて転がりも微妙な、いわゆる「鉄下駄ホイール」なことも多いので・・

換えると、特に加速がすごく軽くなって、ふわっと前に進める!

そんな感じが、もしかしたらするかもしれません。
(私自身、アルテグラホイールに換えたとき感じました)

 

具体的なホイールは・・

シマノの105グレードのホイール フロント
シマノの105グレードのホイール リア

「105」グレードだと、この記事を書いている時点ではこの「WH-RS300」が該当します。

 

 

そのひとつ上の「アルテグラ」グレードだと・・

アルテグラホイールの前後セット

この「WH-RS500」ですね。

 

クロスバイクのホイールを、アップグレードしたい!

と思う場合は、このあたりから選んでおけば大きな間違いは無いのでは・・と思います。

改造ポイント⑥:クランク

「クランク」も、影響が大きい改造ポイントです。

 

現代では、国内で売られているほとんどのクロスバイクに「シマノ」のクランクがついています。

現代は駆動系・変速機などの一式が、たいていの場合でシマノ製なので・・

その一部であるクランクもシマノ製で、セットになっている、という感じです。

 

そしてシマノ製クランクは、下から・・

「クラリス」「ソラ」「ティアグラ」「105」「アルテグラ」「デュラエース」

と、グレードが分かれています。
(クランクだけではなく、変速機・ブレーキなど多くのパーツが同じです)

右に行くほど、高価で性能が高いクランクとなっていくわけですね。

 

そしてクロスバイクの場合はだいたい、廉価な「クラリス」「ソラ」あたりが採用されています。

良くて「ティアグラ」くらいまでですね。

クロスバイクは安めのものが多いので、パーツコストを抑えるため、まあ当然かもしれません。

 

そしてここから「アルテグラ」「デュラエース」まで上げるのが、クロスバイクの定番カスタムです。

デュラエースはかなり高価ですので、「アルテグラ」まで上げることが多いですね。

 

クランクをハイグレードのものに換えると、一般的には「剛性」が上がることが多いです。

脚力をカチッと、ちゃんとホイールまで伝える能力ですね。

なのでもし、ここに魅力を感じるなら・・換えてみるのはアリだと思います。

 

アルテグラクランクといえば、具体的には、

シマノのアルテグラグレード、11速対応クランクセット

こういったものですね。
(これは「11速」タイプのクランクで、ここをちゃんと合わせるのが重要です)

 

クランクは見るべきポイントが結構あって、選び方がなかなか難しいのですが・・

ごちゃごちゃしやすい自転車のクランク・・「合う」ものをちゃんと選ぶための考え方を解説していきます。

クランクの選び方については上の記事で、じっくり解説しています。

改造ポイント⑦:チェーンリング

「チェーンリング」も、改造のしどころです。

 

チェーンリングの変更では、スピードはそうそう変わりませんが・・

「ギアの重さ」を変えられる!というのが、いちばんのポイントです。

 

たとえば日頃乗っていて「全体的に、ギアが重すぎるなぁ」とか、

「いちばん重いギア、ぜんぜん使わないよなぁ」とか思ったとしたら・・

チェーンリングをすこし小さめのものに換えれば、解決します。

 

もちろん逆に、チェーンリングを大きくするのもアリですね。

 

例えばチェーンリング2枚の、フロントダブルだとしたら・・

うち1枚だけ換える!というのも、ぜんぜんアリです。
(それでちゃんと変速できるか?は確認が必要ですが)

 

私自身、チェーンリングはいろいろ試行錯誤しました。

私の場合、そこまで高いスピードは出さないのでチェーンリングは「小さめ」にしたのですが・・

街中や登りの低速域にも、無理なく対応できるようになり・・いい改造だったと感じました。

 

とはいえチェーンリングは互換性など、見るべきところが結構あって、選ぶのはなかなか難しいです。

なので、

歯数は?PCDは?メーカーは?・・わけわからなくなりがちな「チェーンリングの選び方」について、詳しく解説しています。

チェーンリングの選び方については、上の記事で解説しています。

改造ポイント⑧:スプロケット

「スプロケット」の換装も、メリットがあります。

 

スプロケットを換える場合・・その目的は、

①:「歯数」を変え、ギアの重さを変える

②:「グレード」を上げ、基本性能を上げる

の2通りになります。

 

たとえばスプロケットの「歯数」を、全体的に大きくすれば・・

ギアは全体的に軽くなり、登りや街中に対応しやすくなります。

このあたりはチェーンリングと同じですね。

 

もしくはスプロケットの場合は「クロスレシオ」「ワイドレシオ」といった分類もあります。

クロスレシオの場合、細かい変速が得意で・・

ワイドレシオは1段ごとに大きく変速するので、より幅広いギア比を実現できる・・という違いですね。

なのでクロス・ワイドの変更でも、性能はかなり変わってきます。

 

そしてスプロケットにも、クランクと同じく「グレード」があり・・

例えば「ソラからアルテグラに」上げると、性能は上がります。

具体的には「変速のスムーズさ」「軽さ」あたりが上がりますね。

 

なので歯数・グレードが、ともに違うスプロケットに換えてもいいですし・・

歯数だけを換えるのも、グレードだけを換えるのもそれぞれアリです。

 

スプロケットの具体的な選び方については・・

新しいスプロケットが欲しいときの、選び方を解説しています。

上の記事で解説しています。

改造ポイント⑨:鍵

「鍵」のアップグレードも、車体そのものの改造ではないですが・・

重要なポイントなので、入れてみました。

 

クロスバイクの鍵として最初に選ばれるのは・・

おそらく「一般的なワイヤーロック」が、いちばん多いと思います。

 

しかしこれを、例えば「頑丈なU字ロック」に変更すると・・

まず盗むことはできない!と言えるほどに、防御力アップできたりします。

例えば、この「クリプトナイト エボリューション ミニ 7」は鉄板ですね。

私自身、かなり長い間これを愛用していますが・・

「ボルトクリッパー」という大型工具でも壊せないほど頑丈なので、安心して駐輪していられます。

 

 

もしくは・・U字ロックは超頑丈なかわりに「長さ」が犠牲になってしまいます。

上で紹介したU字ロックだと、そのへんのポールへの地球ロックはぜんぜん可能なのですが・・

 

もっと長めで、しかも頑丈なものが欲しい!という場合は、

ABUSの頑丈な多関節ロック 90cm

例えばこの「ABUS」の多関節ロックがおすすめです。

 

多関節ロックは「長さ」をちゃんと確保できて・・

しかもワイヤーロックよりは圧倒的に頑丈!という、バランスがいいタイプの鍵です。

 

なので防御力をアップしたいけど、長さも欲しい!

そんな場合はこういった多関節ロックが、合うのではないかと思います。

「ドロップハンドル化」という選択肢

クロスバイクの改造といえば・・

定番の話題が「ドロップハンドル化」です。

 

クロスバイクにそのまま、ドロップハンドルをつけてしまう!というカスタムで・・

クロスバイク買ってみたけど・・どうしてもロードバイクみたいな、ドロップハンドル自転車が欲しい!

そう思った場合に、最低限の予算で実現できる・・という、ちょっと裏技的な方法です。

 

私自身、この改造をやってみたことがあります。

そして確かに低予算で、ドロップハンドル自転車が手に入り・・かなりのお得感はありました。

 

とはいえ「ジオメトリーがロードバイクとは変わる」「ブレーキの互換性問題」とかの、注意点もあり・・

万人におすすめできる改造!というわけではないです。

 

クロスバイクのドロップハンドル化に関する詳しいところは、

クロスバイクのドロップハンドル化はどのくらい難しいの?必要なアイテムは?といったところを解説しています。

上の記事にまとめていますので、もしこの改造に興味があればお読みください。

改造に「トルクレンチ」は、ほぼ必須

いろいろと、クロスバイク改造の方法を挙げてみましたが・・

最後に紹介しておきたいアイテムが、「トルクレンチ」です。

 

トルクレンチは、自転車のボルトなどを「正しいトルク」で締められる工具で・・

これによって、走っているうちにパーツが緩んでくる!

そんな怖いトラブルを未然に防げる・・という、個人的には必須!と思うアイテムです。

 

クロスバイクを本格的に改造しようとすると、さまざまなパーツを締め込むわけですが・・

そこでこのトルクレンチがあると、パーツを「ちゃんと」「すばやく」固定できる!

というメリットがあり・・

 

逆に持っていないと、ちゃんと締め込んだつもりでも、実は弱すぎた!

なんてことになるので、本格的に改造をしていくのなら必要なのでは・・と思います。

 

具体的には、

この「SK11のデジタルトルクレンチ」が、一番のおすすめです。

私自身、このトルクレンチをもう何年も使っていますが・・

「対応トルクの幅」「対応パーツの豊富さ」など、さまざまなパラメーターが優秀です。

ので、これまで使ってきた中ではこれが、自転車整備に最適なのでは・・と感じています。

 

 

と、いろいろな面から解説してみました。

「クロスバイクの改造」には私自身、一時期かなりハマったのですが・・

ちゃんと改造すればそのぶん性能は上がりますし、何より改造は「楽しい」ものでした。

 

なので、もうそれなりにクロスバイクに乗っているけど、そろそろ飽きてきた・・

もしくは新しくクロスバイクを買うけど、できるだけ自分好みに変えていきたい!

そう思われるのであれば、この「クロスバイクの改造」に手を出してみてもいいのでは・・と思います。

 

今回は「クロスバイクの改造」をテーマに、お話ししてみました。

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