満員電車に揺られながらの、毎日の通勤・・・
ロードバイクでも手に入れて、
びゅーーんと、かっ飛ばして、
通勤ラッシュと無縁で会社に着けたら・・・どんなに良いだろうか?
よし、やってみよう!!
「自転車通勤」は満員電車とオサラバしつつ、毎日、仕事の範疇でライドを楽しむこともできる・・
ばっちりハマれば、すごく良い選択肢になり得ます。
しかし・・・ここで、ものすごく重要になってくるのが、
通勤するための自転車選び、です。
目次
「折りたたみ自転車」が、通勤最強だと思う
自転車通勤に使う自転車、候補はいろいろでてきます。
ママチャリ、クロスバイク、マウンテンバイク、ロードバイク、
シクロクロス、グラベルロード、ピストバイク、そして折りたたみ自転車・・・
それぞれ、いろいろな特徴があるのですが・・・
果たしてどれが一番、自転車通勤や自転車通学に、向いているのでしょうか?
個人的な答えは、折りたたみ自転車、です。
(ちなみにこれは、所有する「ブロンプトン」です)
人によって答えが変わってくるところなのは、
もちろん、言うまでもないことなのですが・・・
私としては、折りたたみ自転車の「折りたためる」という特性が、
「通勤」という特殊な状況とベストマッチして、
他の自転車よりも圧倒的に使いやすいな・・と、感じました。
折りたたみ自転車が、圧倒的に通勤に向くと思う、その理由・・
以下、解説していきます。
理由①:いつでも即座に、タクシー輪行ができる
たとえば始業前、そんなに時間に余裕もない中、自転車で会社に向かっていて・・・
パンクした!!・・・
そんなとき、折りたたみ自転車なら、
近くを走るタクシーを呼び止めて、10秒くらいでさくっと折りたたみ、
そのままタクシー輪行で、会社まで向かうだけです。
始業に遅れることはないでしょう。
実際に私も、そういう状況になったことがあるのですが、
自転車がトラブルでいきなり使えなくなっても(もちろん、パンク以外のトラブルもあり得ます)、
いつでも輪行できる・・というのは、ものすごい安心感です。
もちろん、トラブルが起きたのが、会社まで着ける駅の近くなら、
駅から電車輪行してもOKです。
これがもし、ロードバイクなどだったら、どうなるか?
ロードバイクなどの一般的なスポーツバイクだと、
輪行準備完了まで、10分から15分はかかります。
まあ、タクシーに積む準備だけでしたら、もうすこし短いかもしれませんが・・
それでも折りたたみ自転車に比べると、圧倒的に、大変です。
そして、輪行形態にしたとしても、
かならずタクシーに積めるとも限りません。
実際、載せるのを断られてしまう例もあるようですね。
その場合、その場からタクシーなどで会社に向かおうとするなら、
ロードバイクは鍵などを掛けてその場に、置いていくしかなくなってしまいます。。
あまり頑丈な鍵を持っていなかったとすれば、盗難にあうかもしれませんし、
会社が終わったあとも、自転車でまっすぐ家には帰れず、
停めた場所までタクシーなどで戻ってこなければいけません。。
考えただけでも、大変です。。。
と、通勤の途中というのは、
「すぐに輪行できる」というメリットがものすごく大きくなるので、
これができる折りたたみ自転車は、ものすごく、有利なのです。
理由②:折りたたんで会社に持ち込める
これはもちろん、会社によると思うのですが・・・
私の会社は、ふつうに持ち込むことができたので、
これはすごいメリットでした。
当然、会社の中に持ち込めば、盗難のリスクは大きく下がりますよね。
そして・・私は、雨が降ったりしていない時は、
いつも、駐輪場などに停めていたのですが・・
緊急事態に、会社の中に入れることができた・・というのも、
なかなかのメリットです。
緊急事態ってなんやねん・・ということなのですが、
私が実際に経験したこととしては・・・
前触れもなく、突然、です。
なんか変な感触がして、ん?と、鍵を見たときの悲しい気持ちは・・
いまも、覚えています(笑)
まあ、鍵自体は、なんとかして折れた鍵を取り出したり、
最悪、鍵を買い換えればいいのですが・・・
最悪なことに、それが「始業の直前」でしたので、
自転車をとりあえずどこに置くのか?・・という問題が発生します。
鍵が壊れて、使えないわけですが・・・
かといって無施錠で、屋外に何時間も停めておくのは、
特に高価な自転車ですと、怖すぎますよね。。。
たっぷりと時間があるのなら、近くの自転車屋まで行って、
とりあえず新しい鍵を調達してもいいのですが・・・
時間がないなら、そうもいきません。
預かってくれる場所といったものも、周囲には、ありませんでした。。
これがロードバイクなどだったとしたら、
ちょっと、どうしようもなくなっていたことでしょう。。
しかし、折りたたみ自転車であれば、
そのまま折りたたんでさくっと会社に持ち込み、
終業まで、保管しておくだけです。
終業後、鍵を修理するなり、新しい鍵を調達するなりしてから、
会社から自転車を回収すれば、なんの問題もありません。
・・と、ここもかなりの有利ポイントです。
理由③:小回りがきく
ロードバイクはホイールが大きく、
折りたたみ自転車は、ホイールが小さいです。
これはまあ、一般的には、あたりまえです。
そして普通は、スピードが出て安定する、大きいホイールのほうが、
有利になるわけですが・・・
実は、通勤という状況に限れば、小さいホイールのほうが有利です。
そもそも通勤で、最高速度なんてそうそう、出せません。
もちろん、状況によって変わるのですが・・・
街中にある会社に向かう道なら、だいたい、
歩行者・ほかの自転車・信号といった、自転車にとっての障害ばかりです。
そういう要素が多いと、なんども、止まらざるを得ないわけで・・・
そうなってくると、高速巡航ができるロードバイクも、折りたたみ自転車も、
スピードは大して変わりない・・ということになるわけです。
実際、私はロードバイクでも折りたたみ自転車でも、
何度も通勤しているのですが・・
到着までの時間はだいたい、同じくらいになります。
小さいホイールのほうが、加速が速い、というのも、
影響しているかもしれません。
理由④:「輪行通勤」も可能
折りたたみ自転車で駅まで行って、電車で会社の近くまで輪行して、また会社まで自転車で走る・・
といった「輪行通勤」ができる!というのも、かなりの強みになります。
特にこれは、自宅から会社までのルートが「輪行通勤しやすい」道だった場合、使いやすい方法になりますね。
たとえば・・自転車だけでは行きにくい距離で、
電車を使えば行けるんだけど「自宅から駅まで」「駅から会社まで」がそこそこ長い・・
私自身、そういう状況で輪行通勤を選んでいたことがあり、かなり快適でした。
そして通勤ですと、折りたたみ自転車の「輪行しやすい」というメリットがさらに活きてきます。
ロードバイクとかの自転車でも、輪行自体はできるのですが・・
短めにみても作業は毎回、15分くらいは掛かってしまいます。
さらに通勤時は人が多いものですので、作業の場所が取れない・・なんてことも多く、
実際に輪行通勤をするのはなかなか、難しいものです。
ましてやママチャリとかだと、輪行自体がまず、無理ですよね。。
一方で折りたたみ自転車だと、袋に入れるところまで1分もあれば終わりますので、
輪行作業がある・・というのはほとんど、デメリットになりません。
折りたたみサイズも、たとえば「ブロンプトン」だとちょっと大きめのスーツケースくらいになりますので、
そこそこ混んだ電車でも大したストレスなく、スッと持ち込むことができてしまいます。
そして折りたたみ自転車は、車種を選べばけっこう速いものですので・・
「自宅から駅まで」「駅から会社まで」はびゅーんと、ひとっ飛びできてしまいます。
これが徒歩だと時間がかかりますし、タクシーやバスは待合時間とかが面倒だったりするものです。。
と、「輪行通勤」スタイルがとれる!というのも、折りたたみ自転車ならではのメリットだったりします。
書いてきましたように・・「折りたたみ自転車 x 通勤」は、
実は、相性抜群だったりするのです。
そのため私は自転車で通勤するときは、
いまは、ほぼ100%、折りたたみ自転車を使うようにしています。
それ以外にもたとえば、遠い仕事場に行くときは、
行きだけ電車輪行で行って、
遅刻の心配がない帰りだけ、自走で楽しくロングライド・・ということも、できます。
もし、自転車通勤をやってみたいな・・と思われていたり、
すでにロードバイクなどで通勤している・・という場合・・・
通勤に「折りたたみ自転車」を導入してみると、
もしかしたら、最強の快適さが得られる・・かもしれません。