ブロンプトンといえば、転がし輪行!
・・ですよね。
代名詞みたいなものだと思いますし、
実際、転がし輪行をすることで圧倒的に、ブロンプトンを楽に運べます。
転がし輪行はそのままでも、かなりラクなのですが・・・
ここでさらに、「ちょっとの工夫」を加えることで、
ラクさをさらに、レベルアップすることができます。
この記事では、ブロンプトンを負担なく転がし輪行していくための、
その工夫の方法を、紹介していきます。
目次
ちょうどいい「持ち手の高さ」を見つけ出す
意外に重要なのが、「持ち手の高さ」、ですね。
ブロンプトンを転がすときは、こんな感じで、S-Bagなどの専用バッグを装着し、
その取っ手を持って、転がすわけですが・・・
もし、転がすとき、手で持つ部分が低すぎると・・・
腰をかがめるような、猫背のような感じになり、
かなり、運びにくくなります。
逆に、手で持つ部分が高すぎると・・・
腕を曲げすぎたり、肩が挙がりすぎたりしますので、
からだに無理がかかってきます。。
どのくらいの高さがベストか?はもちろん、人によって変わるのですが・・・
自分自身が「力まず、ラクに」ブロンプトンを運べる高さを見つけ出すのが、ベストだと思います。
自分にとってジャストな、持ち手の高さを見つけることができれば、
実際、転がすときの快適さが、劇的にアップします。
と、言ってはみたものの・・・
ブロンプトンの持ち手の高さは、もちろん、無段階で調節できたりするものではないです。
スーツケースのハンドルみたいに、
シュッ!と伸ばしたり縮めたり・・は、できないですよね。
しかし、ブロンプトンを持ち運ぶときの「持ち手の高さ」は、
バッグの中に入っている、フレームによって変わります。
ブロンプトンのバッグフレームは、単品で買うことができるのですが・・・
上のリンクから、見ていただければわかるのですが、
バッグフレームは「S type」「C type」「Middle type」「Small type」の4種類があり・・・
フレームよってそれぞれ、高さが違うのです。
フレームの高さには「20cm」「25.5cm」「29.5cm」の、3種類があるわけですね。
ですので、どのフレームが入ったバッグを使うのか?
によって、「持ち手の高さ」はだいぶ、違ってくるわけです。
なので、ブロンプトンを転がしていて、
取っ手が、なんか高すぎるなぁ・・・
もしくは、低すぎるなぁ・・と思う場合は、
「違う高さのフレームが入ったバッグ」を使ってみる!
というのが意外と、有効かもしれません。
腕ではなく「体幹」の力で進む
2つめは、なんだか、かなりマニアックな話になってしまいますが・・・
ブロンプトンを転がすときに、腕だけではなく「体幹の力」を使うようにすると、
腕だけに負荷が集中することなく、ラクに転がしていけるようになります。
腕だけを使うな!もっと体幹を使え!!
・・というのは、スポーツでも武道でも、およそあらゆる運動で言われることだと思います。
腕だけでボールを投げたり、パンチを打ったりするのでは、たいした威力は出ないですし・・・
体幹を使うことで、スピードが速いボールを投げることができたり、相手に反応されにくいパンチを打つことができたり・・という、
「質が高い動き」ができるわけですよね。
「ブロンプトンを転がし続ける」なんていう、マニアックな動作であっても、
実は、ここは、同じだと思います。
腕だけに負担がかかるような、身体の使い方をしているのと・・・
重さが「身体全体」に、分散するような使い方をしているのとでは、
持ち運ぶときの負荷が、まったく、違ってきます。
とはいえここは、体で覚えるしかないところでしょうから、
ひたすらブロンプトンを転がす経験をして、少しずつ慣れていくしかないかもしれませんが・・・
ひとつのコツとしては、できるだけ「肩を下に落とす」ように意識すると、
うまくいくかもしれません。
肩が挙がった状態で、体幹の力を使うことは、基本的にできませんので・・・
・・と、ブロンプトンを持ち運ぶときは、どうすれば負担が少なくなるかな?
どうすれば、もっと脱力して運べるようになるかな?
などなど、試行錯誤しながら運んでみると、
もしかしたら、「負担が少ない運び方」が見つかるかもしれません。
ブロンプトンの「右側から」運ぶ
そして・・転がすときは、基本的には、
ブロンプトンの「右側から」運ぶほうがいいです。
そのほうが、安定するからですね。
ブロンプトンは、折りたたんだ状態で、
イージーホイールなどの転がし用ホイールが、車体の左側についています。
そして、折りたたんだ状態での重心は、
車体の左側に、集まっているはずです。
そしてこの場合、車体の右側から運ぶほうが、安定するんですね。
ここは、言葉での説明がちょっと、難しいですが・・・
実際に転がしてみると、「右側から」転がしたときのほうが、
左側から転がすときより、ずっと安定するのを、体感できるのではないか・・と思います。
持ち上げるときは、ブロンプトンの「左側から」持ち上げるほうが、
重心を体に近づけられたり・・と、良いことが多いのですが・・・
転がし輪行では、ブロンプトンは「右側から」転がすほうが、
より安定し、負担が少ないと思います。
・・・と、ブロンプトンの転がし輪行をラクにする方法を、語ってみました。
転がし輪行ができない場合!というのもありますので、
私はブロンプトンを持ち上げて運んでしまう、持ち上げ輪行をすることも多いです。
そして持ち上げ輪行も、「持ち上げ輪行のコツ」といったものを使うと、
かなり、ラクにすることができます。
しかし、転がし輪行のほうがラクさでは上ですので、
やっぱり、こっちもできるよう、コツをつかんでおくほうがいいですね。
輪行のための身体の使い方・・なんてのは、相当にマニアックなことだと思いますが・・・
コツをつかむと本当に、ラクにブロンプトンを運べるようになりますので、
ぜひ、いろいろと試行錯誤してみては・・と、思います。