ブルックスの革サドルは、ブロンプトンとの相性が抜群です。
そして・・ブルックスの「カンビウム」も、ブロンプトンに合う!
と、実際に使ってみて思いました。
カンビウムとは、ざっくり言うとラバー製サドルなのに、革サドルと同等の乗り心地を持つサドルです。
これですね。
革サドルといえば、その圧倒的におしりに優しい「乗り心地」がメリットなのですが・・
革ではない「ラバー」製なのに、匹敵するほどのやわらかい乗り心地・・というのが、カンビウムの強みです。
そして革ではないので「全天候型」だ・・というのも、カンビウムの強さですね。
革サドルは雨に当たるとふやけてしまうので、できるだけ雨の日は使わないとかの注意が必要なのですが・・
ラバーに水は染み込みませんので、カンビウムだと雨の心配はまったく要らない!というメリットがあります。
と、カンビウムはそういうサドルなのですが・・
カンビウムって、ブロンプトンに合うの?
というのは、ブロンプトンに装備してみようかな?と思う場合、気になるところだと思います。
なのでこの記事では、「ブロンプトンとカンビウムの相性」を中心にお話ししていきます。
目次
「乗り心地」は、こんな感じになる!
ブロンプトンにカンビウムを装着すると、「乗り心地」はどうなるのか?
というのはまず、気になるところかもしれません。
ここではブロンプトンに最初からついている「純正サドル」と比較してみると・・
乗り心地は圧倒的にアップします。
純正サドルといえば、
おなじみの、コレですね。
なかなか良いサドルなので、ブロンプトンのサドルはあえてコレのままにしている・・という方も多いかもしれません。
そして、このサドルの構造なのですが・・
こんな感じで、全体をプラスチックの骨格で支えるような構造になっています。
こういう構造は純正サドルに限らず、たいていのサドルでそうなっていますね。
しかし、カンビウムは・・
こんな感じで「赤丸の部分だけが、プラスチック骨格で支えられている」構造です。
それ以外の部分は、頑丈な「ラバーだけ」で支えられているんですね。
硬いプラスチックと、柔軟性のあるラバー・・
上に乗るとして、どちらが乗り心地が良くなるか?は言うまでもないと思います。
実際、カンビウムに座ると純正サドルより明らかに「おしりの負担」が少ないですし・・
段差を越えたときなんかの、おしりへの「衝撃」の吸収性も明らかに高いです。
摩擦力が高いラバーですので、おしりの「グリップ力」が高くなるのも、メリットになり得ると思います。
と、感覚は人それぞれかもしれませんが・・
ブロンプトンの純正サドルから、カンビウムに換えると、
「乗り心地」が圧倒的に良くなった!
というのが、私の感想です。
「見た目」も、ブロンプトンに合う!
カンビウムは「見た目」的にも、ブロンプトンに合うと思います。
ブロンプトンは昔から変わらない、ちょっと古風な見た目をしていると思います。
少なくとも、バリバリのスピードタイプ折りたたみ自転車の「Birdy」あたりと比べると、そうでしょう。
なのでブロンプトンに例えば、最新鋭の「軽量カーボンサドル」といったものを装着すると・・
見た目てきに「浮いてしまう」場合があると思います。
美的感覚は人それぞれなので、ここは一概に言えないところではありますが・・
そしてブロンプトンの、そのちょっとレトロな見た目に合わせるべく・・
例えば「革サドル」なんかがブロンプトンの定番になっていたりしますね。
そして「カンビウム」も、そんなブロンプトンに合う見た目をしていると思います。
あんまりシャープすぎない、それでいて野暮ったくもない見た目が、ブロンプトンのシルエットに合っているのではないかな・・と思います。
このあたりの感覚も人それぞれですが・・笑
ブロンプトンに見た目的に合うサドルは、最新鋭ロードバイクに合うようなサドルとは、ちょっと違ってくるものですが・・
カンビウムだと「見た目」的にも、ブロンプトンからそう浮きはしないのではないか・・と思います。
「重い」のが、いちばんのデメリット
と・・ブロンプトンとカンビウムはなかなかに相性が良く、特に乗り心地を引き上げてくれるのですが・・
しかしメリットに対応する「デメリット」も、ちゃんとあります。
一番のデメリットは「重い」ということですね。
例えばここも、ブロンプトン純正サドルを例にとってみると・・
こんな感じで、重さは実測で「342g」でした。
この重さは特に「軽さ」を追求しないサドルとしては、一般的なものだと思います。
対してカンビウムの重さは・・
実測で「460g」です。
実測の比較で120gほど、カンビウムのほうが重いわけですね。
サドルが重いともちろん、そのぶん車体が重くなり、「走り出しのラクさ」「上りやすさ」がダウンしてしまいます。
なのでここは、カンビウムに換えたときに発生するデメリットですね。
重さに特にこだわりが無い場合、気にするほどの違いでもない・・と思われるかもしれませんが・・
もし、ブロンプトンをできるだけ軽量化したい!という方向性の場合は、この重さは致命的なデメリットになるかもしれません。
ブロンプトンに「快適さ」を求めるなら、一押しのサドルです!
「カンビウム x ブロンプトン」の組み合わせが向くのは・・
ブロンプトンに「快適さ」を求める
そんなタイプの人だと思います。
カンビウムはあらゆる意味で「快適」なサドルです。
上で挙げましたように、乗り心地は純正サドルから大きくレベルアップします。
そして例えば・・
ブロンプトンに乗り心地を求めるときは、上のような「革サドル」が選ばれることが多いものです。
そして革サドルもカンビウムに劣らず、乗り心地が高いのですが・・
サドルオイルを塗ったりというメンテナンスが必要、というデメリットがでてきてしまいます。
しかしカンビウムは基本的に一切、メンテナンスが必要ありません。
それも全天候型なのとあわせて、カンビウムの強みとなっていますね。
なのでそういう意味でも、カンビウムは「快適なサドル」なのです。
ブロンプトンはどちらかというと、まったり走る・・というコンセプトの自転車だと思います。
なのでブロンプトンにできる限りの「快適さ」を求める私のような人は、多いかもしれません。
そしてブロンプトンに快適さを求めるのであれば・・
カンビウムがベストな選択肢になる可能性がある、と思います。