「ブロンプトン x ブルックスの革サドル」
というのは結構、ポピュラーな組み合わせです。
ブロンプトンは有名な、すごく小さくできる折りたたみ自転車で・・・
ブルックスの革サドルは「乗り心地最強」とも言えるような、すごくクッション性が高いサドルですね。
このふたつを実際に、組み合わせて使っている方も多いと思います。
しかし・・実際にこのふたつを組み合わせって、旅などに使うと・・どうなの?
実際に使ってみた体験として、本当に良いの?
そんな疑問がありそうだと思いましたので、この記事ではそういうところを語っていきます。
目次
クッション性の良さが、「特によく効く」
ブルックスのポピュラーなサドルには、「B17」などがありますが・・・
これらは「クッション性の良さ」に全振りしたようなサドルです。
モノとしては、こんな感じのものですね。
そしてこれらのサドルは、例えば「軽量カーボンサドル」に比べると3倍くらい重いのですが・・・
そのかわりしっかりした革がハンモックのように使われていて、おしりの重さをやわらかく支えてくれます。
なので100kmを越えるようなライドでも「おしりの痛み」が起きにくく、
クッション性においてはあらゆるサドルの中でも、ブルックスの革サドルが最強なのではないか・・と個人的に思っています。
そしてこのクッション性の高さは、「ブロンプトン」と組み合わせるとさらに光ります。
というのは・・
ブロンプトンがもともと、クッション性が低めの自転車だから、ですね。
まあ、これはブロンプトンが!というより、
折りたたみ小径車全般が、です。
自転車の「ホイール」には、実は、かなりのクッション性があります。
取り外した自転車のホイールは、実は地面に投げつけると、バスケットボールみたいにびよーんと跳ね返ってきたりします。
そしてホイールが大きいと、このクッション性が上がり、ちょっとの段差くらいなら吸収してくれるわけですね。
しかしブロンプトンのような小さいホイールだと、このホイールのクッション性はかなり低くなります。
なのでブロンプトンのような小径車は、ちょっとの段差でも、体にガン!と衝撃がくるのです。。
しかしここで、ブルックスサドルの衝撃吸収性が活きます。
クッション性が低くて、おしりから全身にガンガン衝撃がきてしまうところを、
サドルがびよんびよんと吸収してくれるわけですね。
・・と、ブロンプトンではロードバイクなどと比べると、「サドルによる衝撃吸収」はさらに重要ですので、
ブルックスサドルとの相性はさらに良いと思います。
「見た目」の相性も良い
ブロンプトンには「レトロなサドル」が合います。
まあ、ここは見方に個人差があるところだとは思いますが・・・
例えば最新鋭のカーボンロードバイクだと、鋭い流線型の、軽量カーボンサドルが見た目にも合うと思いますが・・・
ブロンプトンはあんまりスポーティではない、ロードバイク的というよりは「ランドナー」とか「スポルティーフ」的な自転車だと思います。
どちらかと言えば、レトロ系な見た目の自転車ですね。
なのでその見た目にスポーティーなサドルは、あまり合わないと思うのです。
そしてブルックスの革サドルは、レトロ系な自転車にこそよく合います。
なのでブロンプトンには性能的にだけじゃなく、見た目的にもベストマッチするのでは・・と思います。
もちろん見た目の好みとか、感性とかは人それぞれですので・・・
例えば「ブロンプトン ブルックス」とでも画像検索してみて、出てくるブルックスサドルつきブロンプトンを眺め、
「お、いいな!」と感じるのであれば、実際に買ってみても気に入るのではないか・・と思います。
と、ブロンプトンのサドルには、いろいろな選択肢はあるのですが・・・
「ブルックスの革サドル」は、ベストな選択肢になり得るくらいに、ブロンプトンに合うと思います。
実際私自身、ブルックスサドルをブロンプトンに装備して使い、もう5年ほどになるのですが・・・
他のサドルへの浮気が考えられないくらい、気に入っています。
と、いろいろお話ししてみましたが・・
ブロンプトンにブルックスサドルはどう?と悩む方の、参考になればと思います。