最大ギア、34T・・・
というと、ロードバイクやクロスバイクのスプロケットとしては、「いちばん大きい」クラスだと思います。
最大ギアが大きい・・ということはそれだけ「軽い」スプロケット、ということですね。
なのでそういうスプロケットは、乙女ギアとか、貧脚ギアとか言われることが多いです・・笑
しかし私自身が2年ほど前に、この「最大ギア34T」のスプロケットを導入したところ、
「これはいい!」となってその後もうずっと、そのスプロケットを使い続けています。
なのでこの記事では、34Tスプロケットにすると、ギアはどのくらい軽くなるの?
実際に自転車に乗るときに、どんな感じのメリット・デメリットがあるの?
そんなところを解説していきます。
体感「ギア数枚ぶん、さらに軽くできる」
34Tより軽い最大ギア・・・
といえば「30T」「28T」「25T」「23T」といった感じですね。
そして34Tのギアは、例えば30Tのギアと比べると負荷の重さが「0.88倍」くらいになります。
ギアの重さは、リアギアの歯数に正しく「反比例」しますのでもちろん、そうなると思います。
同じように34Tのギアは「28Tの0.82倍」「25Tの0.74倍」「23Tの0.68倍」の重さになります。
とまあ、数字的にはそれで終わりなのですが・・・
それだけだとちょっと、わかりにくいと思います。
実際に乗っての「感覚的」には、どうでしょうか?
まあ、もちろんここは、個人の感想になるのですが・・・
自分的にはギアをさらに数枚、軽くできる感じだと経験上、思いました。
例えば「30T」のスプロケットからだと、ギアを「1枚ぶん」軽くできる感じですね。
30Tが最大だともちろん、登りでどんなにキツくても最大ギア以上に、軽くすることはできないのですが・・・
34Tのギアに換えているとそこから1段ぶん軽く、ラクになれる・・と、そんな感覚です。
それ以外にも私は例えば、最大ギアが「25T」のスプロケットを使っていた時期もありますが・・・
そこから34Tに換えると感覚的には、ギアを「2枚ぶん」余計に軽くできる感じでした。
まあ、かなりの差ですよね。
34Tのスプロケットを導入する場合、いちばん気になるのが「どのくらい、軽くなるのか?」だと思いますが・・・
その答えをざっくり言えば「ギア数枚ぶん軽くなる」と、そんな感じになると思います。
そしてまあ当然ですが、その代償としてギアチェンジの「細かさ」が失われる・・ということです。
34Tスプロケットとしておすすめなのは、現在主流の11速ですと、
この「アルテグラ」グレードのものですね。
アルテグラはシマノだと、上から2番目のグレードになるわけですが・・・
価格もまあまあリーズナブルですし、基本的に変速まわりはグレードが上がると、動きがスムーズになりやすいものです。
なのでご自身の自転車に合いさえすれば、これが一番バランスがとれたスプロケットなのでは・・と思います。
今回は34Tスプロケットはどう?をテーマにお話ししてみました。